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早起きして課題レポート書きました

早起きできた~!カモタニです。今日子どもは夏休み!朝六時に起きて勉強したいっていうから起こしてみた。私は基本的に子どもを起こさないことにしています。目覚まし時計を使って自分で起き、自分が起きることに対して人に頼らないというスタイル。

でも「明日、朝やりたいことあるから6時に起こして~」とか頼まれたときは自分が起きれたら起こすということにしています。ただし、私が起こせなかったもしても文句なしで!

「自分で起きる力」を身に着けることは基本だと思います。人に起こされるのでなく、意識的に「自分で起きる」ことによって、その外の行動も「自分でやるんだ!」という力が身につくと私は思っている。朝、1日をどう始めるかを自分で決めたという実感を積み重ねてほしい!というわけで昨日も書いた気がするけど、親ができることは衣食住、睡眠確保を手助けすることでしょう。

というわけで一人は始発で部活に行き、一人は六時から起きて苦手な国語を始めた夏休み初日!私も早起きできたよ・・いい感じだ・・

今日は今いっている甲南大学のリカレントの前期終了日です!いろいろあったな~。普段なかなかお会いしない方とも継続的にお会いできて、一緒に学べることがとても面白いです。グローバルリテラシーの講義ということもあり、積極的で素敵な方が多く、話も面白い!
「グローバルリテラシー教育プログラム」(2024年度新設・土曜日開講)受講生募集!! | リカレント教育センター | 甲南大学 (konan-u.ac.jp)

今日の発表の課題ここでやっちゃお。

「国際理解・リテラシーのこの授業に参加して得た気づきや知見・考えを基に、各自で興味のあるテーマや問題について論述する」漠然としてるな~

気を取り直して書こう。

グローバルリテラシーというテーマでゲストスピーカーからお話を聞き、気づいたことはたくさんがあるが、ここでは私が面白い、興味深いと感じたベナンの留学生からお聞きした教育に対する考えについて述べる。

人生で初めて「ベナン」という国についてお話を聞いた経験が新鮮で興味深かった。留学生の三名の方にお話をお聞きし、美しい布のデザインや食べ物、祭り、水上都市があることなどをお聞きし、国の雰囲気をつかんだ。同じ写真や映像であってもベナンの方自らが「これはこういうものですよ」と教えてくれることでわかることがある。講義後にインターネットで調べてみたが、全く知らない国のことはインターネット上で写真や映像等をみても、先入観で捉えてしまい、それが正しいことなのか、何の写真なのか等がわからないものだと実感した。一番印象的だったのはベナンにおける教育の話だ。教育について、学校に行っていない子どもも多いということで調べてみた。

世界子供白書2023によると、ベナンの若者(15-24歳)の識字率は男性70%、女性52%だということだった。留学生の方3名のうち1名が男性、2名が女性であり、屈託のない様子でジェンダーの話もほとんど出なかったので、講義で話を聞いていた国のイメージよりも男女の差が大きかった。また、非就学率を調べてみると下記のとおりであり、非就学児率(初等学校)男子4%、女子10%、 非就学児率(中等学校・前期)-男子38%、女子46%、非就学児率(中等学校・後期)男子59%、女子69%であり、お話をお聞きした以上に前期中等教育(日本での義務教育に当たる中学校)の非就学率が高いと感じた。留学生の方は流ちょうな日本語、英語を使いこなし、ITの勉強をしているということ。国では珍しい存在なのだろうとお聞きすると、やはりここまで高等教育を受ける人は少ないが、ご自身はそんなにそれをプレッシャーには思っていないような話しぶりであった。

留学生の方は、ベナンにおける非就学率が高い理由として、農村は学校へのアクセスがよくないうえに、「農村に関係ないことを学ぶ必要性を感じない」という価値観が根強いという意味のことをおっしゃっていた。これにはハッとさせられた。「子どもがこれからの社会を生きるために必要な教育とは何なのか?」と思ったのだ。歴史をたどると国によって教育の捉え方やシステムは異なるが、おそらく現代においては多くの国で「基本的なことを学ぶことは子どもの権利である」と認識され、公教育が認められているのが現状であろう。しかし、その「基本的なこと」って何?と思ったのだ。今までの社会において「これを学んでおくことが重要で、このようなことを学ぶデザインが必要である」は日本においては学習指導要領で示されているが、毎回「大きく変わる」とされ、何をどう教えるかは熱く議論されている。そもそもだれがどのように決めるのだろうか?10年毎の改定で追いつくのだろうか?と常々疑問に思っていた。しかし、指導要領がなくてはもちろん教育の現場はカオスになるだろう、指針は必要だ。それをどのように決めるのか、これだけのIT社会、グローバル社会においては今後さらに困難で複雑な課題になるだろう。

現代のベナンにおいて「基本的なこと」読み書きそろばんのようなこと、そして近年であれば倫理、ITリテラシー、主権者教育、キャリア教育も入るかもしれない、そのようなことを学び、義務教育以上に学ぶような専門的なことを学ぶ必要はどれくらいあるのだろうか。農村でより安全な食物を栽培し、安定して食物の実りを生み出す仕事において必要なことは、百姓のように体験して学ぶ知恵こそが一番大事かもしれない。そのような暗黙知の技術や知識こそが必要な教育であり、専門性であるのであればそれはそれで学校などに行かなくてもよいのではないか、という考えも理解できるような気がした。

私自身が実際に自分の子どもや子供世代から発せられる「パソコンを使うんだから漢字を覚えることは必要ないのでは?」「微分積分なんているんかいな」「英語は必要っていうけど使わないじゃん!」等の答え方に窮している現実がある。近年、オンラインでの教育機会が増え、新しい教育や学校を建てる動きがあり、公教育を民間出身校長が変革したという事例等、変化の兆しがある。誰がいつ何を学ぶかをデザインすることが自由になりつつあるのかもしれない。

日本の高等教育進学率は98.8%(2024年)である。日本においては義務教育の、その先のことを多くの学生が学んでいるわけで、最近であれば「テーマを追求する、探究の手法を使う」「他者と共に問題解決型」というのが主流になりつつあるが、それが果たしてどれだけ必要なのだろうか、必要でなくても学ぶ必要があるのか、人生に活かせるのか、は疑問に思ってきた。社会の動きが速い現代において基本的な権利としての公教育は必要だが、そこからの専門性は早いうちにより専門的になっていく可能性があるのではないか。

最後にジェンダーギャップについて述べる。2024年度ジェンダーギャップ指数(世界経済フォーラム)において、ベナンのジェンダーギャップは146か国中134位(日本は118位)であった。教育に関する内訳は下記の通り。
識字率の男女比 62 %(140位)
初等教育就学率の男女比 93%(119位)
中等教育就学率の男女比 86%(134位)
高等教育就学率の男女比 56%(131位)
※上の三項目は日本は100%で1位、96%で107位
WEF_GGGR_2024.pdf (weforum.org)

先ほどの「農村には農村に必要な教育を」が考えられるのであれば「男には男の、女には女の教育を」という教育のセオリーが当てはまりそうで自己の考えに矛盾を感じるが、教育における男女格差はあってはならないと私は思う。男でも女でもどの性であっても、これは機会の均等は平等であるべきだ。誰がいつ何を学ぶかをデザインすることが自由になりつつあるのかもしれない、と記述した。そのような時代にあり、私はやはり性別を理由に教育の道が閉ざされることのないシステムをつくるよう、また個人の意識として「性別を理由にあきらめる」を持たないようなジェンダー教育を早い段階から様々なところで展開していくことに興味があり、それが個々の幸せと社会の発展につながると考えるため、実現に尽力したいと思った。

こんな感じかな!この要点を3分でまとめて発表するらしい。英語でも日本語でもいいといってたけど、ちゃんと伝わるほうが大事そうだから時間もないし日本語にします・・

そして子どもは6時に起きたのに二度寝してた~💦そんな夏休み1日目、今後ともどうぞよろしくお願いします。またね!

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