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人生100年時代、あなたはどう迎えますか?  人生100年のキャリアデザインを考える。

現在、100歳以上の人口、知っていますか?

人生100年時代と言われていますが、現在全国で100歳以上の方の人数は想像つくでしょうか?
2021年9月で、86,510人(令和3年9月1日現在の住民基本台帳)おられるそうです。
これって、多いのでしょうか?少ないのでしょうか?
過去に遡ると、老人福祉法が制定された1963年には全国で153人の100歳以上の方がおられたそうです。それが1989年(平成元年)が3,078人、最初の25年で3000人弱の増加です。その後2013年(平成25年)には、54,397人となりました。次の25年では50000万人の増加です。この数字は2050年頃まで増え続けるようです。これからの25年でどのくらい増えるのかは想像したくないですね。

世界一の長寿国日本(人生100年時代を迎える日本)

日本がもう長年世界一の長寿国になっているのは知っていると思いますが、「存命中の世界最高齢」としてギネス世界記録にも認定されているのが、福岡に住んでいる118歳の田中おばあちゃん、誕生日のお祝いの際には、なんとピースサインまでされていたようです。このような方がどんどん増えていくのでしょうね。日本は戦後から、まずは経済で物凄い勢いで欧米に追い付け追い越せで成長し、次は平均寿命で欧米に追い付き追い越せで一気に世界一になりました。次は何でしょうね。

人生100年時代と言われる中で我々が為すべき事

そんな時代がくる中で、皆さんはどう生きていきますか?
せっかくなら、人生100歳まで充実して生きたいですよね。そんな時、こんなことわざを思い出します。
「60の手習い」
まさにこれからは、これをみんなで実践していく必要があるのだろうと思います。

昔からあった キャリアデザインの精神

「人生の本舞台は、常に将来にある」

 これは、95歳で亡くなる直前まで国会議員として活動し史上最多の当選回数を為した、「尾崎行雄」氏の言葉で、憲政記念館にも刻まれています。
何と76歳の時に、
「昨日までは人生の序幕に過ぎず、今日以後がその本舞台。
過去はすべて人生の予備門で、現在以後がその本領だと信じて生きる」
とこの言葉を言ったそうである。昔から、物凄いパワーを持った日本人はいるのですね。日本人にはこのようなパワーがあるからこそ、ここまで成長できたのではないでしょうか?

これよりもっと前、吉田松陰や西郷隆盛にも影響を与えた人が言った言葉があります。
それは、これからの高齢化社会に向かっていかなければならない、我々に対する門出のメッセージにも聞こえます。
その人は、

幕末の儒学者で「佐藤一斎」

と言うそうです。先日、小泉元首相のテレビ演説があり偶然見て、慌ててメモしました。

「少(わか)くして学べば則ち壮にして為すこと有り。壮にして学べば 則ち老いて衰えず。老いて学べば則ち死して朽ちず。」

 これは、若い時に学べば、大人になってから世のため・人のために役に立つ人になる。
壮年の時に学べば、歳を取っても自分は衰えない。歳を取った時学べば、自分が死んでもその精神は永遠に残る。と言う意味だそうです。

まさに60の手習いは、その志が高ければ高いほど、いろいろな人に大きく影響を与え、その志は、受け継がれていくということなのだろうと感じました。

 これこそ、これから目指すべき人生100年のキャリアデザインの精神・指針だと思います。

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