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コーチングを受けるコツ!(後半)

さて。前半に続き、今回はコーチングを受けるコツ!後半です。


コーチングを受けるコツ⑤ 「コーチは壁打ち相手」

やや冷酷的な言い方かもしれませんが、コーチは業者扱いしていいのです。コーチを“使って”いいのです。

コーチはあなたの伴走者であり、パートナーですが、変な気を遣う必要はありません
そもそも、私たちは、いつも四方八方に気を遣いすぎて、自分の気持ちにベールをかぶせがちです。お友達であれば、会話の流れも大事にするでしょうし、お友達にとっても利益になるような話をしたい、と色々考えてしまうと思いますが、コーチは、あなたから溢れ出る言葉を受け取るのが仕事なのです。パートナーとしてコーチを信頼し、その上で、あなたの壁打ち相手になってもらいましょう。コーチは「プロの壁打ち相手」です。コーチもあなたの壁打ち相手になることを望んでいます。

私の場合、「今日はコーチ相手に千本ノックだ!」とか、「今日はブレストにとことん付き合ってもらおう!」とセッション開始前から壁打ちを意気込むということはなかなかないのですが、結果的に、言語化できないまま抱えているアイデアを引き出してもらったり、モヤモヤと胸につかえている想いを引き出して昇華する手伝いをしてもらうことが多いです。 

私は、ノートに書き出すジャーナリングもやっていますが、プロと壁打ちするコーチングの方が、スピーディー且つ解への納得感が高いと感じます。



コーチングを受けるコツ⑥ 「セッションの始まり方に意識を持つ」

たいていの場合、コーチングセッションは、アイスブレイク的に、カジュアルな日常会話から始まる場合が多いと思います。

しかし、なんとなく始めるのではなく、コーチングセッションの始まる5分前の時の自分の気持ちに意識を向けてみてください。自分は何をテーマにしようとしているか、自分は何を解決したいと思っているか、今日のコーチングセッションを心待ちにしていたか?それとも、なんとなくめんどくさいと感じたか。もし、この話を今日はしたい!という明確なテーマがあれば、アイスブレイクはそこそこに、すぐにその話題にジャンプしましょう。

明確なテーマがない場合には、なんとなくセッションを始めてもよいのですが、そのような場合でも、「なんだか今日はコーチング気分じゃなくて…」という吐露からでもOKなのだということを念頭においてみてください。

「なんで今日はコーチングの気分じゃないんだろう?」を掘り起こすことで、想定外の着地に辿り着く場合もあります。

天気の話や当たり障りのない話で、冒頭の5分10分を使うのもお互いの緊張が緩和されてよいのですが、テーマがあってもなくても、敢えて冒頭を意識したセッションの始め方をするというのをおススメしたいと思います。



コーチングを受けるコツ⑦ 「ただのボヤきでもOK」

コーチングを続けていくと、「あー、今日は別に何も話すことないなぁ」「最近コーチングのおかげで悩みもないしなぁ」「順調なんだよねー」という時期が訪れるようになります。

私にもそんな時期が訪れたのですが、そのときに、「特に話したい話はないんだけど、今日、〇〇で見たこういう光景に心ざわついたんだよね」というただのボヤきから、自分にとって目から鱗の気づきを得るほどのコーチとの会話に発展したということがありました。ボヤきには、自分の色々な感情が含まれています。「今日のコーチングのトピックどうしよう!汗」ではなく、日頃の違和感、日頃感じる心のざわつき、そういうものをコーチに是非ぶつけてみましょう。つぶやきが大きく化ける可能性大です。


コーチングを受けるコツ⑧ 「沈黙を怖がらない」

コーチングの最中に、突如として沈黙が訪れることがあります。
そこで、空気を読むのが得意な私たちは、どうにかしてその沈黙をやぶろうと、焦って必死に言葉を紡ぎ出そうとします。かく言う私もその傾向がありました。しかし、コーチングは空気を読む必要も、気まずいと思う必要もないことを申し添えておきます。自分が言葉を発さずに何かを考えてみたくなれば、考えてみればいいのです。言葉が何も浮かばなければ、浮かぶまで待っていればいいのです。沈黙を堂々と使いこなしましょう。


コーチングを受けるコツ⑨ 「コーチングはセッションで起きているわけじゃない、日常で起きている」

踊る大捜査線、「事件は会議室で起きているんじゃない、現場で起きているんだっっ!」を意識してみました笑
さて。コーチングのセッションは、1時間から1時間半というケースが多いのではないかと思います。その時間を最大限うまく使った形でコーチとのセッションは進みますが、私の場合、セッション中はもちろんのこと、セッション外の時間に、「あ!これってあのことかも!」「そういえば、このことだ!」という気づきが突然降って来るということが多くあります。

コーチングによって刺激された意識は、日常生活にまで影響を及ぼして、その答えを探そうとします。セッション内だけではなく、コーチングセッションは日常生活にも延長している、ということを覚えておいてくださいね。
 
以上、私が思うコーチングの受け方のコツ、を2つの記事に渡ってお伝えしてきました!

自分でコーチをしつつ、クライアントとしてコーチをつけている、コーチとコーチー(Coachee)両方の経験をしている私だからこそ気づけたことかなと思うので、皆様がコーチングを受けられる際の参考にして頂けたら幸いです!

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