論理的思考を深めよう
<まとめ>
AI時代にも論理的思考は重要
結論の仮説を設定することから全ては始まる
目的や期待値に応じた伝え方を
今AIブームがすごいですね!
今後、我々の仕事は段階的にAIなどに置き換えられていくものと想定しています。ただ、明日のことではないですし、我々はまだまだ仕事をしていく必要があります。
そんな中で論理的思考は引き続き重要な役割を果たすと思います。
「いまさら論理的とか言われても、もうできているし」と思われた方、本当にそうですか?
仕事に慣れてそれっぽい文章や資料を作成しているつもりでも、本当にそれは論理的なアウトプットになっていますか?
何か上司やクライアントにプレゼンと突っかかられたり、たくさんの更問を受ける場合は、要注意です。
論理的思考を行ううえでは、まずは結論の仮説を構築します。原則的には、仕事の大小を問わずに当てはまります。
何も情報を持っていない分野であれば、一定の下調べは必要ですが、もしある程度見識がある領域であれば、まず間違ってもいいので、結論の仮説を先に立ててしまいます。
こうすることで、その仮説を証明するために必要な情報は何かを探すので、無駄な作業の発生を抑えることができます。
いわゆる演繹法というものです。
次にその結論を支える枠組みが必要になりますが、具体的に構造化が難しい場合は、3C(Customer, Competitor, Company)や4P(Product, Price, Place, Promotion)などの有名なフレームワークも活用してみてください。
最後に、3Cであれば3Cを構成する要素を深堀していきます。
こうすることで、上記記事のように3段階(結論→3C→3Cの詳細)の階層ができたと思います。
今度は、下から順に、3Cの詳細から言えることは何か、3Cから言える結論は何かとう具合に帰納的に順番を遡ってみます。
そうすることで、元々持っていた仮説を検証、修正することができます。 ここで大事なのは、最初に設定した仮説の正誤に固執するのではなく、集めた事実から客観的な事象を抽出して仮説を検証する姿勢です。
主観的に自分に都合のよい情報で肉付けして結論を補強するのは、結果的に歪んだ意思決定につながってしまいますので、自分を律しながらロジックを構築していくことが肝要です。
最後に、相手への伝え方です。
これは、目的、期待値、相手の情報量など、相手のニーズや状況をよく考えてみてください。
例えば、情報をある程度持っている上司への報告であれば、結論から伝えることで、すぐに論点の拡張やフィードバックをもらえるでしょう。
一方で、何も知らない初見の人への説明であれば、いきなり結論から言われても話についていけない可能性があります。その場合は、ロジックツリーの中段から話はじめて結論を最後に持ってくる手もあります。
よく「必ず結論から!」と聞きますが、あくまで相手に伝わることが目的なので、状況に応じて話すストーリーを設計してみてください。
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