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ITスクール講師が見る未経験からのエンジニア転職とは?④

こんにちは。
Carrer Art スタッフのエンジニア担当です😆


8月になり本格的な猛暑日も増えてきましたね。自分はリモートワークをする際は冷房を欠かさずつけて、体調に気をつけてます。


前回記事(https://note.com/career_art_staff/n/n83bf17c1a418)でも述べましたが、現時点でリモートワーク推奨の会社と出社推奨の会社、かなり方針が分かれています。

リモートワーク推奨の会社の中には、給与の中に『リモートワーク手当』を出す会社もあります。

こちらは、リモートワークをするにあたって、追加でかかる水道光熱費などを補填する制度になります。

こういった制度を取り入れているかによって、リモートワークへの力の入れ具合が伺えますね。

今回は『リモートワーク手当』を取り入れたりとリモートワークに力を入れる会社がある一方で、

前回記事で問いかけた、「PCで仕事が完結するのに、なぜ出社を促す企業が大多数なのか?」についての、現場の声を含めた自分なりの見解をお伝えいたします。


リモートワーク採用率の低下

現在自分が勤めている仕事先では、リモートワーク可能な日は5日に1回と、出社多めです。世の中の実態としては、リモートワークの採用率はどれくらいなのでしょうか。

2023/08/07に発表された日本生産性本部のデータによると、

『1,001 名以上の勤め先では前回1月調査の 34.0%(2023/01)から 22.7%(2023/07)へと統計的有意に減少した。』出典: https://www.jpc-net.jp/research/detail/006527.html

とのことです。大企業では明確にリモートワークの採用率が減り、出社が増えています。

加えて、リモート会議に必須のZoom社も、週2日の出社を義務化しているという記事が出てきています。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-08-07/RZ0V48T0AFB401
これらの内容から、リモートワークから出社へ移行している会社が増えてきていると読み取れますね。

経営サイドと現場サイドで、リモートワーク採用への温度感に乖離アリ

なぜリモートワーク環境が整っている中でも、出社が増えているのでしょうか?

出社を促すのは経営サイド(管理職含む)が多いように見受けられます。
経営サイドが出社を促す背景としては
・業務上の不都合がある(印鑑文化、紙ベースの作業があるなど)
・コミュニケーションが取りづらく、仕事がしにくい
・勤怠管理がしにくい(サボりなどを監視しにくい)
といった声がありました。

確かに、ITのプログラミングを書くなどの作業自体はリモート環境下でも完結しますが、

・印鑑文化や紙ベースの作業
・コミュニケーションなどの人との関係性の部分

については、まだまだ課題が残っており、
経営サイドとしてはリモートワークではやり辛いところがあるというのはうなずけます。

しかしながら、リモートワークし辛いからといって、
リモートワークは一切しません!と言い切ると現在の若年層はすぐに離脱(≒転職)していくでしょう。

こういった背景から、出社を促している企業が多数ではありますが、現状としては出社とリモートワークのハイブリッドを採用している会社が多いように見受けられます。

出社をしてコミュニケーションを取りながら仕事をすることには以下のようなメリットもあります。
・先輩SEの作業工程を生で見ることで、自分自身の作業効率化を図れる
・対面でコミュニケーションを取ることで、コミュニケーションエラーを回避
(実際、テキストベースで会話をすると、コミュニケーションエラーが起きやすいです)

経営サイドと現場サイド、両方が歩み寄っていくことが大切だと、自分は思います。

以上のことから、これからSEを目指される方は、
「リモートワークを取り入れていない会社は前時代的だ!あり得ない!」
と捉えるのではなく、経営サイドの視点で物事を見、理解した上で案件を獲得していけると良いのではないかと考えます。

今回の記事はここまでとします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました✨


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