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Dr. Tの自己紹介と就職活動の入り口の“入口”

 こんにちは、“就活応援Dr. T”です。2021年も、もう3月で2022年卒の就職活動も本格化しますね。
 このマガジンでは、不定期ではありますが、就職活動の“あるある症状”とそれらの症状に対応する処方箋をお出しします。就活における悩みの症状や出現時期、解決策や人事目線でのアドバイスを行いますので、ぜひ、就職活動成功のためにお役立てください。

 さて今回は第1回なので私の紹介とともに、就職活動全般についてお話をしてみたいと思います。
 まずは私、就活応援Dr. Tは、理系の大学に通っていました。そのため、就職活動を完全になめ切っていました。当時は、バブル崩壊後の緩やかな景気回復の兆しがようやく見えてきた中、しっかり準備して就職活動しなければならなかったにも関わらず、その準備を怠った私は、当然希望の会社に入れるわけもなく……。何社も落ちる始末。なぜかテレビ業界も応募したり(笑) ほとんど全て書類で落ちました。

 理系には就職活動で“学校推薦”というスペシャルカードがあったりしましたが、その効力が強かった当時ですら学校推薦を持っている友人も落ちていました。やはり、文系・理系に関わらず、しっかり活動しないとまずいですよね。
 
 さてさて、私の就職活動に話を戻すと、書類選考で落ち続けた私はようやく改心しました。幸いなことに行きたい業界(土木業界)は決まっていたので、地方に本社がある東京支店の採用に的を絞り、給与が高い順に受けてみようと考え(笑)、チャレンジしました。すると、何社か面接で落ちるうちにコツをつかみ、最終的には3社から内定をいただくことができました。
実は、「まあここで」と決めた1社から内定をいただき、活動終了と思いきや、(怒られちゃいますが)地方の応募は続けておりました。「どうして」って?それは……、当時の面接には交通・宿泊費が出ており、「タダで旅行をしてやろう」というやましい気持ちからでした。(失礼!とはいえ、大阪に行こうと思い2社くらいですよ!)
 さて、気を取りなおして、そこからの私の経歴はこんな感じです。

土木業界(設計)⇒人材業界(人事)⇒スポーツ業界(人事)⇒教育業界(教員)

 自己紹介はここまでにして、また機会があれば、私の経歴はお話ししますね。

さて、本題の就職活動についてですね。これを読んでいただいている人は、
①就活生
②就活準備生
③就活支援者
④何となく
でしょうか。

 正直①の方にターゲットを絞ると遅すぎかもしれません。あっ、でも、「これは書いてほしい」「これ聞きたい」「こんな症状なので処方箋をください」などの希望をいただけたら、お応えできるかもしれません! が、保証はできず……、ということで②の就活準備生が将来に向けて読んでもらうと良いかもしれませんね。

 就職活動とは、「職に就く」ということです。「わかっとるわい」という方、実はここからが大切です。大切なのは何か。それは、「入社活動」ではないということですね。「将来どんな仕事に就きたいのか?」「どんな働き方をしたいのか?」「あの会社に入って何がしたいか?」が重要なのです。

 実は新卒入社3年以内の離職者数は以前からあまり変わっておらず、令和2年10月に発表された厚生労働省「新規学卒就職者の在職期間別離職率の推移」によると新規大卒就職者で3年以内の離職率は3割を超える状況になっています。しかも、ここ数年ずっと3割を超えています。なぜこのようなことが起こるのでしょうか。

厚労省HP-新規学卒者の離職状況

 アデコ株式会社が2018年1月に行った「新卒入社3年以内離職の理由に関する調査」では「あなたが新卒として所属した企業もしくは団体を、3年以内で退職した理由は何ですか」という問いの回答がもっとも多かったものは「自分の希望と業務内容のミスマッチ」だったのです。

 例えば「某有名な自動車メーカーに入社したい」と思って入社しても、「えっ経理?海外営業じゃないの?しかも全く希望していない仕事を任されるなんて……」ということも起こりえますよね。「せっかく努力して希望の会社に入社したのに、やりたい仕事に就けないなんてがっかり」ということにもなりかねません。

ではどうすればよいのでしょうか。
 職種限定採用(いわゆるジョブ型雇用)の企業であれば別ですが、日本の一般的な新卒採用では、入社後、会社の中の様々な仕事を「ジョブローテーション」していきます。時には役職が上がることで管理職となり、仕事の内容がかわるということもあります。
 そこで、繰り返しになりますが、就職活動において、「将来どんな仕事に就きたいのか?」「どんな働き方をしたいのか?」「あの会社に入って何がしたいか?」が重要になってくるのです。
そのためには、自分自身と会社について、しっかり知っておく必要がありますね‼

 ということで、就職活動の入り口の“入口”に立ったところで、今回はここまでとします。
 次回は、「ES?何それ病」について診断し、処方箋をお出しします!
 それでは次回をお楽しみに!!「自ら学び、自ら創ろう!!」

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