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キャリアプランの必要性

先日某大手人材会社関連のシンクタンクの方とお話する機会があった。

そこでAIの話になった。

昔はAIなどなかったが今後は私達の仕事に変わって、AIが仕事をしていくことになるだろう、未来はどうなるかわからないものだね、といった内容の話をした。

そして未来がどうなるかわからないのに、今後明確なキャリアプランは必要ないのかもしれないという話になった。

キャリアのブログを書いておきながら、全くもってその通りだと思った。

もちろんノープランでいいというのではなく、ざっくりとした方向性はもちろん必要だ。ただ、SEという職業が昔はなかったように、10年後今ある職業があるかどうかの保証はない。

では、今後私達には何が必要となるのだろうか。

◆ エンプロイアビリティ

これはどこにでも雇用されうる能力のことを言う。1社のみならず、他の会社でも通用する能力を身に着けておく必要がある。会社だっていつまで存在するかわからないし、今は1社で働き続ける時代でもない。そう考えると、他社でも通用する能力を身に着けておくことが必要なのである。

◆ 新しい情報や価値観を受け入れる柔軟性

世の中は絶えず進んでいるし、常に情報が溢れている。それを受け入れるか受け入れないかはその人次第だが、新しい情報や価値観を受け入れていかないと、世の中のスピードについていけなくなり、結果として能力が身につかない。

例えばインターネットは昔は存在しなかった。見積もりも紙で作成し、それを営業マンが自分の足でクライアントに手渡しをする。それだけで半日が経過する。そんな時代だってあったのだ。しかし現在はインターネットを使って仕事をすることが当たり前であり、メール1本で且つ10分もあれば送信することが出来る。それらを受け入れていかねければビジネスが成り立たない。古い情報や価値観に固執することは、即ちビジネスパーソンとしての価値がだんだんと失われていくことに他ならない。

◆ 常に学ぶ力

情報や価値観を受け入れるだけではなく、自ら新しい技術を学び、スキルを身に着けなければならない。新しい価値観を受け入れるだけではなく、それを身に着けなければ、仕事に繋げることが出来ない。今後は更に成果主義が加速していく中で、成果を出せない人間はビジネスの世界で生きていくことは出来ない。

これから時代はますます変化のスピードを上げていく。その中で必要なのは一生分の明確なキャリアプランではなく、時代に即したキャリア設計であり、その計画も柔軟に変更していかざるを得ないのかもしれない。

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