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『理想の企業の見つけ方』

こんにちはOTです。
 この記事では、理想の企業を見つけて、そこへ向かうための方法をお伝えします。

そのためにヘンリー・フォードさんのマーケティング手法の一つを企業探しに転用します。

ヘンリー・フォードさんは工業製品の製造方法の革新により、大量生産技術を開発したことで有名な方です。

具体的には、自動車の部品の組み立て工程毎に作業員を配置して、流れ作業の様に自動車を作ることで大量生産を可能によって、500ドルという当時の自動車の平均価格よりも大幅に安くすることで、大きな利益を上げたことが有名です。

しかし、製造方法を開発したのは別の方で、ヘンリー・フォードさんがされたのは、
マーケティングの手腕によって500ドルであれば何百万台も売れるということを突き詰めたことです。

これはヘンリー・フォードさん自身が、
「当社のポリシーは、価格を引き下げ、事業を拡大し、製品を改良することである。
価格の引き下げを第一に挙げたことに注意して欲しい。(以下略)」と言われたことからも
ヘンリー・フォードさんはマーケティングを第一に考え、製品を開発したことが考えられます。

また、『マネジメント』などの著書で有名なP.F.ドラッカーさんは「マーケティングが目指すものは、顧客を理解し、製品とサービスを顧客に合わせ、自ら売れるようにすることである」 という言葉も残されています。

これらのことから就職や転職活動においても、マーケティングの様に、企業が求めていることを理解し、自己成長をすることでより多くの企業に求められる人材になることが良いと言えます。

では、どのようにして多種多様な企業から求められている人材を理解し、自己成長していけば良いのでしょうか?

そのためにはヘンリー・フォードさんが消費者が買うことで利益が出るまでコストを下げたように、自分にとって利益のある企業が求めているものを探す必要があります。

この時に重要になるのは、現在の自分の力(強みや資格、経験など)は一旦置いておくということです。

また、自分の利益は何かを明確に、そして適切にしておく必要があります。

僕は、利益となる要素に優先順位をつけて、最低限まで絞る必要があると考えます。

僕の場合は、1.IT企業である 2.未経験でもOK 3.客先常駐(または派遣)である  
ことなどを要素として洗い出し、上記の3つを最低限の条件として企業を探しました。

また、利益を明確にして、適切にしたとしても振れることがあるかと思います。

僕もIT企業に絞るべきなのだろうかと振れてしまったことがありますが、そのような時は
間違っても取り返しがつきやすい方を選択することで、安心して進みやすくなるかと思います。

利益が明確で適切にできたら、どのように企業から情報を探す必要があるのでしょうか?

手堅い方法としては、求職サイトで探す方法だと思います。

例えば、求人数の多い大手のサイトや、マッチング型のサイト、特定の業態や業種に特化したサイト、などがあげられると思います。

しかし、サイトを見ただけでは同じような情報しか集められず、今の自分にとって都合の良い求人情報ばかりを集めてします恐れもあるため、別のコラムでご紹介した「スーパーコネクター」などを介して様々な人達からも情報を得る必要があるかと思います。

また、人から聞くのが難しいと感じるのであれば、マッチング型の求人サイトのようにシステム的に企業を紹介してくれるサービスも良いかと思います。

少なくとも、とりあえず就職(転職)をさせたい人や自分の考えのみを頼りに情報を集めるのは得策ではありません。

特に情報を集めて、企業が求めている人材を知るためには、バイアスがどうしても存在してしまうことを意識する必要があります。

バイアスとは思い込みのことで、どのような人にでも必ず存在しています。

ですので、「自分はバイアスにかからない」と思った人は気を付けてください。

気づいていないだけです。

そのため、「どのような思い込みをしているだろうか?」ということを常に意識しておくことが大事です。

バイアスが覚えきれないほど存在しているので、ここでは特に気を付けていただきたいバイアスを2つお伝えしますが、『情報を正しく選択するための認知バイアス辞典 情報文化研究所 著』などを参考にすることをお勧めします。

ここで触れておきたいバイアスは、「現状維持バイアス」と「確証性バイアス」です。

「現状維持バイアス」とは先行きが分からない時ほどかかってしまいやすいバイアスです。

転職では自分が更に良い企業を選ぼうとしても、現状の自分の力で考えすぎてしまい、現状の職場に近いものを選んでしまい、成長があまりできなかったり、あまり良くならなかったりということが起きてしまいます。

そのため、求められるスキルが現状の自分よりも少し上に感じる企業を探すと良いかと思います。

「確証性バイアス」は一度決めたことを正しいと感じてその後の情報を見逃してしまうバイアスです。

就職や転職であれば、最初に見た優良企業が一番いいと思い込み、その後に潜んでいる更に好条件の企業の情報を逃してしまうことなどがあげられます。

そのため、企業を探す期間に余裕を持って、一定の期間を空けたりしながら再確認をするように探すことが良いと考えられます。

何度も言うようにバイアスは必ず存在しています。

常に「自分は何を思い込んでいるだろうか?」と意識してください。

企業が求めていることを理解したら、自分のスキルを合わせていくことが必要になります。

もし、企業が求めているスキルが複数も確認できたら、自分が合わせやすいと思うスキルから上げていくことをお勧めします。

理由は自信をつけて行動量を増やすためです。

人は嘘でも進んでいるという感覚があれば自信をつけて行動力が増えていくことが分かっているため、記録をして、スキルを高めていくと良いと思います。

また、記録をSNSなどで発信していくことで、企業の採用権のある人に見てもらえたり、面接時に強みとして伝えやすいと思うので発信をしていくことをお勧めします。

 
最後にヘンリー・フォードさんの名言をお伝えしますが、それが間違っていると思う方は挑戦をしないで、現状を維持してもいいですよ。

「どんな人間も、自分が思っている以上のことができる。」


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