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大丈夫じゃない #100話

ユウコ良い子すぎる。


以下チェンソーマン100話までの感想、妄想など。
ネタバレ含みますので『チェンソーマン』を読んでいない方は読んでからお越しください。
あくまで個人的な感想、考察であり、これと断言するものではありません。
考察の部分、重い内容になっているので注意していただくか、テキトーに流して読んで下さい。







1 感想

やっぱり吉田のキャラが違う。明らかに第一部の吉田ヒロフミとは違う。
けど「チェンソーマンいいよね 俺も好き」
っていう、吉田も、好き!(?) 
先導してて頼もしい。

ユウコはなんか元気。
吉田は名字しか名乗らないし、ユウコは名字が不明。
アサはちゃんとフルネームで自己紹介していて律儀だ。
…もしかして名前言うってのだけでキャラの個性表現してるのか…?
下の名前明かさないのって距離感あって本性隠してるみたいだし、名前しか言わないユウコは細かいこと気にせず大雑把そうだなって思う。

ユウコの持っている武器が斧だ。第一部では斧と言えばデンジの持ち物だったので、デンジの登場はさらに遠のいたのかもしれない。早くデンジ見たい。

アサが心の中で「早く時間過ぎて」って思うコマ、アサとユウコが繋がってるし鏡写しみたいになってるし光と影になってて意味深でものすごく気になる。

アサと同じクラスの女子とすれ違ってからの陰口は本当に最悪。さらに下駄箱に生肉入れた奴誰だよ。下衆過ぎる。
コケピーは殺さないって決めたくせに結局他のニワトリの命なんかどうでもいいんだし、いじめのためにその命を使っている自分自身の行いを省みようともしない。こういう奴ほど相手が一番傷付く方法を知っているから不思議だ。俺だったらさっきすれちがったクラスのやつの下駄箱にその生肉ブチ込むよ(駄目)

委員長のせいで転んだことをアサは知っているけど、ずっと孤立していたアサがクラスの奴にそれを言ったって信じて貰えないってことをわかってるから言えないんだろうし、転ばせたのは委員長だとしても、結局殺したのは自分だっていう負い目もあるのかもしれない。すごく辛い。
アサはこんなに“死”というものを背負っているのに、“命の大切さ”を学んだはずのクラスメイトはその逆の行いをしてしまうのはなぜなんだろう。“コケピーを殺さない”っていう判断はただの“キレイゴト”だったってことか。こいつら何もかもからっぽだ。
そういえば委員長だって、正義の悪魔に変身(?)してからアサに対して「命の大切さ教えてくれて ありがと」と言っていたけど、今まさにアサを殺そうとする奴の言う台詞じゃないよな。(ここ……本当に嫌なこと突きつけてくるな作者…続きは考察の方に書きます)

戦争の悪魔、人間のことに疎そうだったけど、いじめを「解決してやろうか?」と言っていたのが意外だったし優しいところある。殺す以外の解決方法ならぜひ聞いてみたかった。

ユウコがめちゃくちゃ良い人だった。とにかくめちゃくちゃ良い人だった。信じられないくらい良い人だった。もう、めっちゃ!良い子!

だけどこれまでのチェンソーマンで耐性が出来てしまっているので、この回だけでユウコを信用することが出来なかったのが悲しい。良い子過ぎるのも要因のひとつ。
心あたたかくなるシーンなんだろうけど疑いの目でしか見れなかった。すまん、ユウコ。委員長だって最初アサに近づいてきたけど悪魔だったしさ…。
Twitterで見た考察で“ユウコ”っていう名前は”夕方”って意味じゃないか、というのがあって、なるほどと思った。
最後夕焼けだった。


2 考察、妄想

2ー1 廊下ですれ違った女子の話は幻覚


廊下ですれ違った女子たちなんだけど、何度か読んでいるうちに不思議に思うところがあった。
率直に言うと、
女子たちの会話はアサの幻覚なんじゃないか、ということ。
なんでかというと、吉田とユウコの反応がなんとなく変な感じだったからだ。
「今の人たちなんだろ」「さぁ」と吉田とユウコが言い合うんだけどこれも幻覚っぽい。だって吉田とユウコが本当に陰口を聞いていたなら、アサが突然帰ろうとしたことを察してくれたと思うんだけど、
ふたりの反応を見ると、どうしてそんなに取り乱しているのかわからない、といった感じでかなり困惑しているので、
陰口と「今の人たちなんだろ」「さぁ」は幻覚ではないだろうか。

女子たちとすれ違った瞬間、アサの左の瞳がクローズアップされている。ここで戦争の悪魔が幻覚を見せているんだろう。98話で鳥の姿を見た眼球は左目だった。このことから戦争の悪魔が幻覚を見せるのは左目であると推察される。そして「さぁ」のあとで今度は右目がクローズアップされる。右目で現実に戻る。
しかしそうなると、戦争の悪魔がアサにこんな幻覚を見せた理由がわからない。
今後判明するのだろうか。



2ー2 感想“命の大切さ”の続き


(感想のほうで、下駄箱に生肉をいれた奴はからっぽだと書いた。その続き)
リアルの話、“命の大切さを学んだ”って軽々しく言うけど本当の本当に理解した、なんて一体誰が胸を張って言えるだろう。結局ぼくらはニワトリや豚や魚を殺して食っていて、その割に屠殺の仕事は嫌悪して目を反らし、加工された肉をスーパーで買っておいしいって食っている。そんなの、命の大切さ知ってます、って言いながら下駄箱に生肉を入れたクラスメイトと同じじゃないだろうか。
“命の大切さを学んだ”ってうわべだけの正義(まさに正義の悪魔)を振りかざしているだけなんじゃないか?
98話、委員長とアサがイコールに近い存在であることから“正義の悪魔”と“戦争の悪魔”はイコールであることが示唆されていたように思う、つまりこの生肉いじめ問題は
「戦争は良くない」と言いながら実際は戦争を止めることが出来ない我々(世界)への批判と読むことも出来る。
“コケピー”は「友達だから殺さない」と言われながら実際は殺され続けているニワトリや豚や魚であり、つまりは戦争で殺され続けている命の比喩ではないだろうか。
そしてコケピーは野良猫にも殺されてしまうくらい弱く、犠牲となるのはいつも“弱者”ということだろう。…。
……めちゃくちゃ重いんですけど大丈夫ですか…。この読みが外れている可能性は限りなくあるけど。
どうやってまとめるんだろう作者。重い。
感想のほうで下駄箱に生肉いれた奴のことをからっぽって思ったけどそれはぼくも同じだったみたいだ。すごくつらい。アサが裸足で痛みを感じたまま「大丈夫」って言い続けたのは…………………この辺でやめときます…。
ユウコはすぐ死んじゃうだろうなと思っていたけどアサとその痛みを分け合った仲になったので結構重要人物になりそうですね…。




また気付いたことがあったら追加更新します。


読んでいただきありがとうございました。


















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