荒くても素早くVSゆっくり丁寧に

PDCAを素早く回すことを大事にする時と、ゆっくりでも高品質に回すことを大事にする時があるかと思います。

高速PDCAが向いているのは、それをスタートしたばかりで、まだ方向性を探りつつ、メンバー同士でも共通認識を徐々に育むようなタイミング。

速度を犠牲にしてでもじっくりPDCAを回すのは、方向性が見えて、あとはその活動を継続しつつ、持続的な改善活動を続けていけば良いと見えてきてから。

つまり、①高速PDCAで方向性を定め、②低速PDCAで品質を高めていく形になるかなと思っています。

①ベクトルの方向を定め、②ベクトルを伸ばしていく。
という表現もできるかと。

0→1が得意な起業家と、1→100が得意な事業家は別であるように、①が得意な人と②が得意な人は分かれるかもしれないです。

一般的に日本人は②(いわゆる持続的改善活動)が得意な人が多いとされています。

理由は日本人の約7割がSS型のセロトニントランスポーター遺伝子を持っているからですが、これを話し始めると長くなるので気になる方はググってみてください。

日本人といえでも、①が一切できないというわけではなく、ただの心がけ一つで変わると思います。

変に完璧主義を持っている人は①の高速PDCAが望ましいときでも、②のクオリティを求めてしまうので、手戻りが多く発生したりして、大変な思いをすることがあると思っています。

①の高速PDCAのときは、クオリティなんてどうでも良いので、さっさと沢山アウトプットしてフィードバックをレシーブしてブラッシュアップすればグッドだとシンクします。

今、①の高速PDCAが重要なフェーズなのか、②の高品質PDCAが必要なフェーズなのかを見極めるだけで、結構ストレスを減らせる気がしています。

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