とむ

会社勤めの傍ら、夜な夜な思いついたストーリーをしたためています。

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最近の記事

2024年のお正月

2023年はこれといって大きな変化のない年だった。何か変わったことをしたといえば、13年前に急逝した親友の墓参りに新潟まで出かけたことぐらいだろうか。なんだか、そのご家族には悪いことをしたような気にさせられた。私が出向いて、親友の思い出話をすればするほど、残されたご家族の寂しさや悲しみを掘り返してしまった気がする。とはいえ、私自身が気になっていた胸のつかえのようなものは解消された。その親友が亡くなる直前、横浜で会おうという誘いを断ったままのことだったので、亡くなる直前に彼には

    • 旧年中も、本年も。

      年末は30日まで仕事。おかげで31日から3日までの短い正月休みとなった。今年の正月は特にどこにも出かけず、予定もなく、正月らしいこともせずに、食っちゃ寝の寝正月。これもいつものことのようだが、前向きに 敢えて何もしなかったわけでもなく、ただ疲れていたから寝ていた。doing nothingというわけではなく、ただただexhaustedだったという感じ。 クルマの運転をするので、酒は控えようかと思っていたが、運転欲より酒が勝ったようだ。クルマの運転ですら疲れの対象と感じたので

      • 自宅療養生活

        どこで拾ったか、コロナ陽性となって約1週間。熱も下がり、咳も出なくなったので、そろそろと自宅で用事を作り出そうと目論んでPCに向かい始めた。 発熱を感じたのは24日(日曜日)の夜のこと。風呂上がりになんとも言えない悪寒がして、風邪薬を飲んで誤魔化していたのだが、翌朝頭痛がするので、そこで初めて熱を測ったところ38.4度あった。すぐに会社に連絡を入れて、検査に行くので休む旨伝えるが、その時点では、インフルエンザかなと思っていたので、「午前中だけ休む」と伝えていた。それにしても

        • かえってきたウルトラマン

          今日は何やら暖かい日だったらしい。「らしい」というのは、午前中歯医者に出かけて、昼前には帰って昼食を済ますと、うとうとと昼寝してしまい、昼間は外出していないからである。 夕方に起き出して、近所の町中華に出かけて、ピータン豆腐と回鍋肉を注文する。ビールでも飲みながら、町中華をつまむつもりだったが、どういうわけか、未だに「アルコール類提供なし」という店の方針だったらしく、それも注文を終えてから告げられたので、やむなく、ピータンをウーロン茶でつまむ羽目に陥ってしまった。 いつだ

        2024年のお正月

          今年は

          新年明けましておめでとうございます。って、もう7日だけどね。 4日から仕事(年末は30日まで)だったので、あまり正月らしいのんびりとした気分に浸るヒマはないかと思っていたら、意外にもゆっくりできているような気がする。というのも、4日からテレワーク続きで、まだ1度も出社していない(7日は出社の予定だったが、母が勤務先でコロナ陽性者が出たおかげでPCR検査を受けることになり、念のためPCR検査の結果が出るまで出社は控えることにした)し、この1週間は仕事らしい仕事もしていない。

          今年は

          大晦日

          昨晩は仕事納めで遅くまで飲んだ。そのせいか、昼までだるさが抜けず、3時過ぎまで寝ていた。起き出して風呂に入って一息つくと、もう夕食の時間。大晦日ならではの、食っちゃ寝の始まりである。 夕食は5時過ぎから始める。神戸で買った大吟醸「百黙」をちびりちびりとやりながら、手巻きすしをほおばる。母親とは特に会話もせず、TVを眺めながら、黙々と刺身を海苔と酢飯で巻きながら口へ持って行く。 家にいるときにはほとんど喋らない。親と子といえ、この歳になれば別人だが、それでも、前提となる「同

          大晦日

          年の瀬

          昼間で仕事を切り上げ、クルマで近所の喫茶店へ。読みかけだったビジネス書を一冊読み終える。 明日まで仕事だが、この正月は何をしてすごそう。簡単なプログラミングのオンライン基礎講座を申し込んで、正月の課題的なものを設定する。正月ぐらいのんびりしたいものだが、何かくさびを打ち込んでおかないと、とことんだらける癖がついてきたので、まずまずの選択だろう。 こうして、適度の緊張感を持ち込んでおいてこそ、心置きなく酒でも飲んでだらりとした気分にも耽ることができるというものだ。旅行に行く

          年の瀬

          気にするなオレも一人だクリスマス

          なんと中途半端な。 一人で飲めるバーを探してはみたものの、やはりこの街は独り身が身に染みる、話し相手がほしくて入ってみたものの、客は僕一人のまま、虚な視線が宙を舞う。 カウンター越しに話しかけようにも、ファーストネームで妙に馴れ馴れしく呼びかける店員に心を開く気にもなれない。 スマホに視線を落として旧友たちの動向を確認する。 クリスマスだというのに、会社界隈の投稿かぁ。同僚と一緒らしい。ライトアップされた東京駅の駅舎の投稿に、なぜか寂しさが漂う。 それにしても中途半端な街だ。

          気にするなオレも一人だクリスマス