21/1/17 レスター対サウサンプトン PL第19節マッチレビュー〜元野球人のサッカー観戦記第7試合目〜

こんばんは。ネパール人が冬のK2登頂成功に驚嘆してます元野球人です。

僕には出世欲がないので、そんなどでかい事を成し遂げたいなんて思いません。サッカーと野球が観れれば幸せです。

さてさて、今回はメンバーが揃ってきた勝ち点32のレスターと、リヴァプールに勝利して波に乗りたい勝ち点29のセインツの1戦です。

※18節と19節が日程上ごっちゃになってるので順位は省きました。

↓↓↓リヴァプール戦のセインツはこちらから↓↓↓

会場は、レスターのホーム、キングパワー・スタジアム

主審は、スチュアート・アトウェル

〇スタメン

画像1

ホームのレスターは、前節勝利したニューカッスル戦から人選は変わらず。変更はSBの左右が入れ替わったのみ。

対するセインツは、イングスがコロナ陽性、ジェネポが負傷離脱しており、リヴァプール戦から3人の変更。アダムスとマッカーシーが復帰し、レドモンドも負傷しているLSHには若いスモールボーンを起用。若くしてプレミアでプレーする逞しい"小骨"である。

OUT:フォスター、ジェネポ、イングス

IN:マッカーシー、スモールボーン、アダムス

〇試合内容

 ポゼッションに固執することはなく、高い位置からのプレスやトランジション合戦を演じる両チーム。試合で生じた好機は、ミスやインターセプトが要因になっていた。セインツの武器であるトランジションでレスターが勝ることが出来れば、ヴァーディ―やバーンズといった素早いアタッカーがより活き、試合を優位に進めることができるであろう。

 結論から言えば、レスターはトランジションで勝り、試合にも勝利した。空中戦、タックル成功数・率、インターセプト数等でセインツを上回り、シュートはセインツ8本に対し、2倍の16本を放った。しかしながら、ポゼッションをよりチャンスに結び付けていたのはセインツの方であっただろう。

 レスターは、前の真ん中2枚がCHのパスコースを切りながらCBにプレスをかけていく。セインツはそれに対し、数的優位を作ろうとCHかSBが下りて3バックを形成するが、予め内よりのポジションを取っていたオルブライトンがすぐチェックしに行く。こうして、セインツはなかなか前進することが出来なかった。

 一方でレスターのボール保持。セインツはリヴァプール戦と同じようなプレスを行う。リヴァプールとレスターで違ったのは、明確にトップ下がいることと、SBを上げずにDFライン4枚でビルドアップをしていたことだろう。そのせいもあってか、レスターのSBをみるのはSHの役目。縦にドリブルしてきたらSBと挟むという形であった。いずれにせよサイドからのパスコースは消されており、トップ下のマディソンには後ろに残っているCHが対応していた。

 そんな両チームで差が出たのは、キーパーからのロングボールである。レスターはそれを主にSBに届けるが、前述したとおり、SBからのパスコースは消されていて、前進することが出来ない。対するセインツは、レスターのCHが二人とも前に出る事を逆手に取り、広がったバイタルエリアにいる2トップにボールを届け、好機につなげる事が出来ていた。

 こんな感じで、ポゼッションはどちらかと言えばセインツの方が良かったと思う。しかしながら、この試合の主戦場はトランジション。前述した通り、レスターはここで上回ることが出来たことが勝利の大きな要因だろう。また、選手のクオリティの差もあったであろう。

 セインツはストライカーであるイングスが不在。LSHに至ってはジェネポもレドモンドも不在で、決して悪くはなかったが若手を起用。ましてや、この日のウォーカー ピータースはリヴァプール戦よりコンディションが良くなかったようにみえた。また、1点ビハインドで敵を追いかける場面では、大量失点したトッテナム戦のようにカウンターを食らいまくっていた。

 対するレスターは、ソユンジュがベンチスタートだったものの、コンディションは良好で、リカルド・ペレイラ不在を除けばベストな布陣を組むことが出来た。特に、本職のRSBで使われたカスターニュは生き生きしていた。また、試合を大きく動かしたのはマディソンのニア抜きだろう。あの1点でセインツのバランスが徐々に崩れ、追加点にも繋がった。

〇終わりの一言

 役者が揃いつつあるレスター。怪我人を抱えながらも、(試合数は1試合多いが)この勝利で首位ユナイテッドと1ポイント差に迫っている。また、リーグ戦は1か月前のエヴァ―トン戦を最後に敗れていない。そんなエヴァ―トンとは次々回で対戦する。FA杯を除けば、その前に控えているチェルシー戦でも勝利して、リベンジを果たしたい。

 力負けしてしまったセインツ。怪我だけでなく、コロナにも苦しめられているのは苦しい。そのうえ、この試合でもLSHが負傷してしまった。勝ち点29で上位争いに加わっているので、まずはイングスが復帰してくるまで引き離されないようにしたい。


なんとか日付かわるまでに書き終わった。お休み!!

 

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