見出し画像

"インバウンド対応"①来日した友人家族と遊んで気付いたこと

日本が観光立国を掲げて久しいですが、まだまだ道半ばと感じています。昨年夏、アメリカ人の友人家族*と東京で一日一緒に遊んで気付いたこと(良かった点・改善した方が良いと思った点)をおもむくままに書きます。

*友人+旦那さん+子ども2人(中学生、小学生)。今回、夏休みを利用して2週間ほど日本に滞在。


1.遊ぶ場所

  • 東京近郊でも有名どころでは浅草寺やその近くのスカイツリーはとても人気があります。日本ぽい場所でお土産を購入でき、日本的な食べ物(回転寿司など)を体験でき、定番と言えます。(以前、別の友達家族と行きました)

  • ただ、彼女(友人)が今回の2週間の日本滞在で一番良かったと絶賛したのは"チームラボプラネッツ東京 "https://www.teamlab.art/jp/e/planets/
    とのことでした。アートな部分が多いので、言語によらず楽しめます。私もその翌週に子ども(小学生)を連れて行きました。ほかのアミューズメント施設と比べて、圧倒的に外国人の比率が高く、その国籍も様々でした。

  • 他には、東京ドームシティーのバッティングセンターとボルタリング
    https://www.tokyo-dome.co.jp/amusementに行きました。子ども同行というのもあるかもしれませんが、やはり見るだけよりも体験する方がいいですね。バッティングセンターは、野球をやっている彼女の旦那さんと上のお子さんの希望でした(さすがアメリカ人)。

  • さらにゲームセンターにも行きました。クレーンゲームのほか、マリオカートをしました(子どもたちはみんな任天堂DS/スイッチを持っている)。日本のゲームやアニメキャラクターはやはり人気が高い。

  • 一緒に遊ぶ時に気付いたのは、外国人にとって、行く・チケットを購入する・参加する、にハードルが低いものが好まれます。上記のチームラボプラネッツは、彼女が事前にネットで予約・チケット発券をしていました。アクセスも電車のみで行けるので便利。スタッフも外国語対応できる方がたくさんいました。

  • 一方、ボルタリングは、入会書類の記入、説明ビデオ視聴が必須で日本語を理解出来ないと、実施できない状況でした。遊びの性質上仕方ない部分はあると納得するものの、もう少し何とか出来ないかなと感じました。

2.お金

  • 現金決済の多さに驚きました。私達はSuicaやその他電子マネーが使えるところが、そういうものを持っていない外国人には現金しかありません。細々した買い物や地下鉄、後ほど触れる病院でも現金を使いました。しかも病院ではいくら掛かるか分からない分、多額の準備が必要でした。

  • シンガポールの地下鉄のように、非接触式のICカード(クレジットカード)が日本の鉄道でも使えたらいいのにと思いました。またUberやGrabがあれば非現金決済も可能です。

  • 一方で、現金の入手はコンビニ等のATM で比較的簡単に出来ていました。

3.移動

  • JRのJR RAILL PASSを便利に使って東京から西日本までの旅をされていました。https://japanrailpass.net/

  • 都内での近距離の移動は苦労しました。やはり、日本でもUberやGrabなどのライドシェアの早期解禁が望まれます。日本人でも面食らう東京の電車や地下鉄(の路線図)に、旅行に来た外国人が地下鉄を乗り継いで目的地に行くのはかなり困難です。

4.病院

  • 彼女の旦那さんが急遽お腹の痛みを訴えたので病院を探すことになりました(翌日の便で帰国予定でした)。

  • 東京の中心部にいたので、グーグルマップで複数の病院を近くに探せたものの、そこにいくための手段が"歩き+電車"に限られて、少々ひるみました(2家族で移動していたので、タクシーを2台同時に捕まえない状況でした。この時Grabがあればなぁと思いました)。救急車を呼ぶことも一瞬考えました。

  • あらかじめ病院に電話をして、おそらく持病の腎臓結石が理由と思われることを伝えて訪問しました。病院側の対応が親切でしたので、診察及び薬の処方をしていただき、事なきを得ました。

  • その後、彼ら家族にはすごく感謝されましたが、自分と一緒にいなかったら、もっと不安だっただろうなと思いました。

いろんな面で外国人観光客を迎えるために、まだまだ課題があるなと感じた一日でした。今後また同じようなケースがあると思うので、参考までに、Chat GPTさんに「インバウンドを迎えるための注意点」について聞いたところ、下記の返答を頂きました。

  1. 情報提供: 外国人が訪れる場所について、事前に充分な情報を提供することが重要です。観光地、交通手段、宿泊施設、食事などに関する情報を容易に入手できるようにしてください。

  2. 言語サポート: 英語以外の言語でのサポートを提供することが重要です。看板や案内が複数の言語で表示されていると、外国人がスムーズに移動できます。また、多言語対応のスタッフを配置すると良いでしょう。

  3. 文化への尊重: 外国人の文化や習慣に対する理解と尊重が必要です。文化的な感受性を持つトレーニングをスタッフに提供し、異なる文化に対する理解を深めましょう。

  4. 簡単な決済手段: 外国人にとって便利な支払い手段を提供することも大切です。国際クレジットカードの利用や、電子決済サービスの導入が考えられます。

  5. 観光名所へのアクセス: 有名な観光地や施設へのアクセスが容易であることが重要です。公共交通機関や案内が分かりやすいように整備しましょう。

  6. 観光案内: 観光案内やツアーガイドの提供ができれば、外国人観光客にとって非常に有益です。言語の壁を取り除き、地元の魅力を伝える手段として活用できます。

  7. 安全対策: 外国人の安全を確保するために、治安情報や緊急連絡先などを提供しましょう。また、異なる国の緊急事態への対処に備えたトレーニングも考慮してください。

  8. 地元の食文化の紹介: 地元の食文化を紹介することで、外国人観光客により良い体験を提供できます。地元のレストランや料理教室の紹介も検討してください。

日本に来られる外国人の購買力は、かなりすごいものがあります!(隣で使い方を見ていてそう思いました)。来日する外国人にいろんな点で、日本に来て良かったなぁ、また来たいなぁと感じて頂きながら、その購買力を日本経済に活かすことは今後も重要になってくると思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?