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我が家のとっておき(かもしれない)排雪方法

記録的な大雪である。
そもそも先月からの度重なる降雪で、平年を上回る積雪に排雪が追いつかなくなっていた北海道。土曜夜からの約24時間に降ったトドメの大雪で、3日経ったというのに未だにJRもバスも終日運休や間引き運転のラッシュ。道路は3車線が2車線に、2車線が1車線に、元々1車線しかない住宅地の道などは、譲り合わなければ通れない1本道になっている。
当然、歩道だって

譲り合い必至歩道
こうなるともはや芸術的歩道

そして、交通網の乱れと同じ位に悩ましいのが、自宅周りの雪どうする問題である。
マンション住まいであれば、敷地内や駐車場にはロードヒーティングの設置も多く、この問題は無いか、あっても小さい。
しかし一軒家の場合には、これが大問題なのだ。
元々、敷地内や近辺に排雪場所の確保が難しい場合には、冬期間の定期的な排雪を業者と契約するお宅も少なくない。が、我が家では今まで何とか敷地内に雪のやり場を確保できていたので、排雪契約をしたことは1度もなかった。と言うかそれ以前に「春になれば雪は消えるのだから、絶対にそんなことにお金は使わない」と、堅い決意をしているのである、夫が。

だけど、今回ばかりはもうどこにも排雪できなくなった。
ここ以外は

おわかりだろうか。写真の上半分は1Fのベランダ部分、そして下は半地下の車庫前シャッターである。

この車庫前は傾斜があるものの、ある程度の広さがある。つまり当面は車庫封鎖を覚悟して、ここに雪を置くことにしたのだ。
そして、それのみならず

おわかりだろうか。そのシャッターの内側である。

車庫前を雪で封鎖したということは、当然その雪を別の場所へ移すか消えるかしない限り車を出せないのだから、だったらもう車庫の中にも入れちゃおうという暴挙である。暴挙だと思うのだが「でも外よりは多少は温度が高いから、中に入れた方が早くとけるはず。ナイスアイディアなはずだ」と言うのである、夫が。

ちなみに、我が家の車はこの封鎖された車庫内の1台のみ。だが営業先へ直行も直帰も多い夫は、社用車をわりと自由に使わせてもらっていて、正直さほど困らない。私自身は通勤も買い物も、徒歩と自転車(冬以外)と公共交通メインなので、やはりさほど困らない。

だとすれば、ナイスアイディアなのか?
いや何か違う気もするが。

とりあえず札幌市内で、中年夫婦と大学生娘の3人が、一心に半地下車庫へと雪を投げ入れている珍妙な光景を見かけたなら、それはきっと我が家族に違いない。


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