働かないフリーランスの実態
移住で1番の懸念ごとは、多くの方にとって「仕事」ではないでしょうか。
移住は「仕事」と「住まい」があれば、なんとかなると思っていますが、「見知らぬ土地での仕事」は移住にとっての大きな壁かと思います。
夫婦ともにフリーランスの私たちは、とりあえず仕事の心配はなく移住を決めました。
「次の仕事くるかな・・・」という心配は常にありますが、埼玉で怯えようが香川で怯えようが同じだからです。笑
友達には「スキなところで働けるのいいね!」とよく言われます。
確かにフリーランスの良いところは「場所を選ばず働けるところ」。
フリーランスでなければ今よりも移住のハードルは高かったと思います。
そこで、今回は「フリーランスの仕事実態」についてぼんやり書いてみようと思います。
あくまで私個人の実態なので特に役に立つことはないかもしれませんが、フリーランスってどんな生活しとん?と思う方は読んでみてください😂
前提
夫婦2人でWeb系のフリーランスをしています。
・私→デザイン
・夫→コーディング/構築
という役割でやってます。
そもそも全然働いてない
この記事を書くのに「去年どれくらい働いたんだろ?頑張っちゃったかな★テヘ」と思って、仕事中雑にカウントしている仕事タイマーを計算してみたら驚きの1日平均2時間だった。(年間休日を平均値の130日と仮定)
フリーランスになってから4時間しか集中力が持たないと思っていたけどそれ以下だった。
予想の斜め下💛
今は寒いこともあり大体2-4時に寝て、10時に1度水分補給。
ここで起きれれば良いのですが、そうはいかず、オフトゥンが甘い言葉で誘ってくるのでこの世の幸せである2度寝をします。
最終的に12時-14時の間に起床という冬眠生活をしております。
それで生活できるの?
なぜかできている(笑)。今のところは…
夫と2人で稼働することが多いので、作業時間がそもそも半分ずつだったり、コミュニケーションコストがほぼかからないこともあるかなと思います。
実際に机の前に座っている時間は少ないけど生活の中で「こういうアイデアはどうかな?」とか話し合っているおかげもあるかも。
そもそもですがフリーランスにも色んなタイプがいます。
「稼ぎまくるぜ!」というタイプもいますが、私たち夫婦のスタンスは「一緒にいられるうちは、ゆったり今を生きようね」ということ。
今のところは2人で暮らしていける分(1人分)稼げばいいかな〜。
子供もいないのでとりあえず数年単位で見通しがたてられればいいかな〜というユルッユルな感じで、なによりもゆったりと過ごせるかに重きをおいて生きてます。
フリーランスになりたての頃は不安すぎて「今後!!どうするの!?」とコメダ珈琲で夫に迫っていたことを思い出すと、慣れというものは恐ろしい。
もうこのユルユル生活からは抜け出せそうもありません。
夫とはトイレ以外一緒にいるので、もはや定年後の老夫婦のような生活。
それが私にとっての今の幸せです🍀
でもお金がなくなると夫婦関係も悪くなるので一応の決めごとはあります。
・貯金はちゃんとする→仕事の依頼が全く無くても2年は過ごせるくらい
・6月まで依頼が何もなかったらこちらから声をかける(初動おそ)
決め事とは言えないくらいのゆるさですが、これで日々の不安はとりあえず解消しています。
どこから仕事の依頼がくるの?
これはよく聞かれる質問です。
今のところは以前お仕事で一緒だった同僚や先輩、企業さまなどからご依頼頂いてます。あとは趣味を通じて出会った方などからも。
SNSやWeb経由でお引き受けしたことは記憶になく、直接面識のある方とのお仕事がほとんどです。
ありがたいことに今まではコチラから営業をしたことがありません。
それどころか偉そうに断ることも結構多いです。
私の場合、たくさん仕事を受けると創造性が一気に落ちるからです。
余白があるとそこにアイディアがすっと入ってきますが、時間がみっちりしているとそれだけで頭がおかしくなり、仕事どころではなくなってしまいます。
なので一人ひとりのクライアントさんのことをじっくり考えられる分しか基本的にお仕事はお引き受けしていません。
初めはお仕事を断るのが怖くって怖くってしょうがなかったです。。。(今も断る時は怖い)
一度断ってしまうともう依頼されないのではないか、という恐怖心があったからです。
ですが断ってもまた別のタイミングで声をかけてくださることが多く、今振り返ると自分の恐怖心からクライアントさんを信頼できてなかったのだなと思います。
正確にこちらの状況やスケジュールを伝えることは、向こうにとっても信頼関係を作るための大切なプロセスなのに、そこにすっと恐怖心が入ってくるとまっすぐに伝えることができなくなります。
夫がハッキリ伝えるタイプなので、そのあたりは相当夫から学ばせてもらってます。
どうやってフリーランスになったの?
私は働きすぎたり仕事に適応しようとしすぎて、メンタルや体調を崩すのが人生のパターンでした。そのため、1つの職場でコンスタントに働き続けるのが難しかったです。
そんな中で1年半ほど傷病手当を受給しながら無職だった時期があります。給付期間が終わる頃には「これからどう生きて行こう」という大きな不安に包まれました。
しかも1年半も働いてないので、働き始めるのがとてつもない恐怖、、、、。
その時にちょうど知人づてで週2の常駐デザイナーを募集してることを知り、最終的にはそちらの会社にお世話になりました。
この時はバイトでもなく、正社員雇用でもなく「業務委託」という形で契約を結んだので、これが私のフリーランス(?)デビューです。
「フリーランスやってます」というと「凄いですね!かっこいいですね!」と言われることが多いのですが、実情は全くそんなことはなく、会社(決まった時間で週5回働くこと)に適応できなくてズルズルと流れでそうならざるを得なかった感じです…。
その後に夫も会社員をやめ、2人ともフリーランス(個人事業主)として働くようになりました。
フリーランスの良いところ・悪いところ
これは一般論になってしまうかもですが
良いところ
時間に縛られない、場所を選ばない、一緒に仕事する人を選べる
悪いところ
お金の不安
正直お金の不安以外は今のところ不満がない。
もっと働けば解消されるかもだけど、その気もない。笑
夫婦でやってるから孤独感も全くないし、私は本当にフリーランスになってよかったなと思っています☺️
フリーランスだからできたことの1つに本を夫婦共著で出版したこともあります🙏
出版のキッカケ自体は超偶然なので、フリーランスは関係ないかもですが執筆時は(今よりもw)仕事してなかったので、時間がなければできないことでした。
喧嘩しないの?
夫婦で仕事していると1番聞かれるのが「喧嘩しませんか?」ということ。
喧嘩はほとんどありません。
夫がおっとりした性格なので、私の不機嫌をほとんど飲み込んでくれてるのだと思います。笑
今後したいこと
今は時間に余裕のある生活をさせて頂いているので車を運転できるようになって行動範囲を広げる。そして色々な景色を見たい!というのが目標です🥰
そのための移住でもあります。
最近の「webデザイナーになろう」系広告はキラキラなデザイナー、稼げるデザイナー推しが多いですが(もちろんそういう方もいます。)私のようなゆっるゆるな働き方のフリーランスもいるよ〜ってことでなんとなく書いてみました。
もしこんなこと知りたい!的なことがあればぜひコメントで教えてください🐱
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