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10月31(土)【振り切る】

昨日の日付ですが、満月ハロウィンに土曜の夜の振り返りを終え、振り切っちゃって良いよ! と改めて。

【振り切る】1.振り放す。 2.人が引き止めるのをきっぱりと断る。 3.追いつこうとする者を、ついに追いつかせないで、競争に勝つ。

というのが新明解国語辞典第六版からの抜粋ですが、今、きっと重要な態度を表すキーワードと思われる【振り切る】は、「メーターをレッドゾーンまで振り切る」とか_アナログ機器の振る舞いになぞらえるスチームパンクな暗喩_の方で、自分も昨今それとなく使うことが多いようだ。

このような、「流行語大賞」なんかになるほどでもないけど、微妙な別レイヤーで、その時期のある傾向を確実に示しているワードは常にある。例えば「ブレナイ」もそんな感じのワードだったように思うのですが、目にし耳にする頻度が急速に高まった頃には、あれ? そんなとことで使うの? みたいなんが増え、単に「悪癖を止められない」「不要なこだわりが強い為に著しく損をしている」などを良さげに言い替えた自画自賛や、「融通が利かない」または「馬鹿が治らない」ことを揶揄す際やなんかの決め台詞的に使われるようになっていったように記憶している。

ドラマの役作りなんかでも、【振り切る】は確実にキーワードになっており、先ごろ終了した「半沢直樹」なんかも、出演者全員【振り切って】いたように思える。「思える」と語尾が弱いのは、あんまり見てないからで。まあ、印象としてはそんな感じ。

という話をしたところ、「それは何某が何とかの中で言っていたことと同じ」であるという指摘を受けた。直接受けたのではなく、周囲の誰や彼やにそんなことを得意げに言いまわった者があった。ははーん。そういうの以前にもあったんだが、1. 自分がカッコイイと信じて止まない冷笑的な振る舞いが止められない。2. AとBの区別が困難。3.そのような振る舞いを繰り返すうちすっかりイケズな性格になってしまった。のいずれかなのだろう。まあ、この類は【振り切れば】視界から消えるので、さして気にするには及ばないし必要な場合は法的に対処すれば良いだけの話で。

思えば自分の場合、何週か前に書いた「タバスコ回帰」にもそれと同根の何からしい。何のこっちゃですが、そのまま続けると【振り切る】と言うより、すっきり【振り切りたい】衝動が味覚に現れたという感じで。何と言うか、無理やり中途半端な落としどころを探して、結果的に気持ち悪いものが残ってしまうよりは、思いっ切り【振り切って】しまえ!

それをやる為には、自分の中の衝動をそこそこロジカルに整理し、【振り切る】ことを妨害しているリミッターを外すこと。が必要である。という気がしている。


【告知:「やさしい日本語」練習講義@JL Lab.(入場無料要予約】

☆11/5(木)16-18 時(残2席)
☆11/6(金)15-17 時(満席御礼)
☆11/7(土)15-17 時(残1席)


※写真は、謎の布袋さんが印象的なメキシカンラム



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