速度とコース_《手書き》を試してみた
手書きを試してみて。ほぼ予想通りの体感ではあったんですが、ここ一週間の振り返りと併せ。
キャッチフレーズの場合、メモ落書き段階から納品直前まで手書き。ある程度の長さになると、長くなるほど、紙に書く行程を飛ばすことが多く。原稿用紙を使うことは、まずない。なかったんですが、このほど百均で四百字詰のやつを買ってきてテスト。
書く速度によって《見える景色》が変わる感覚は、新幹線/在来線orローカル私鉄の車窓からの眺めの対比に酷似しており。
例えば、新大阪から名古屋まで新幹線で移動する場合と、難波から名古屋までアーバンライナーで移動する場合の違い。前者の場合、遠景は良いけどすぐ近くを見ると目が回る。後者の場合、地形を反映した景観の移り変わりは少し遅くなるものの、鍬や鎌などの農具を持ってすぐ近くを歩いている人の姿やなんかが良い感じで見えたりもする。もちろん、これらの差異は、速度だけに起因するものではなく、どんなコースを走っているか=どこから見ているかにもよりますが。そういった違いは、はっきりと体感できました。まあ、特別な理由がないなら速い方が良いかな。ちなみに、移動手段は速い方が高いけど、原稿作成手段は遅い方が割高になるようです。変なの。
いずれにせよ私は、外界を視るにせよ内面を観るにせよ、そのへん有耶無耶に済ますことは難しく。今後とも、見る/見ない、つまり可視化/不可視化を意識的、自覚的に選択していくんだろうなと。ついでに、なぜ、既存アニメの音声トラックをそのまま文字起こししたような会話文が生理的に駄目なのか、改めてハッキリと《視覚化》できたようです。