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ワークとライフは混ぜなきゃ生き残れない時代

ワークライフバランス。
ひたすらにバランスを問われた時代がありました。もう”時代”って言っちゃうほど一昔前な感覚ではありませんか? たった2年前まで、きっちり会社員生活をしていた私は、ワークとライフに境目をつけて、上手くバランスを取る事に必死だったように思います。でも、フルリモート✖️フリーランスを始めてから、線を引いていたら上手に生きられなくなりました。これからを生き延びるヒントは、バランスを考えるよりも境目を設けない生き方にあるのかもしれません。

”混ぜるなキケン”の呪いを解く

ワークとライフは別物。バランスを取るとはそういう事です。
そもそも、繋がった時間を生きている1人の人間が、時間の切り分けというただの【カテゴライズ化】に力を注ぐ必要はあるんでしょうか? もしかすると、それが素晴らしい生き方だと、みんなで幻想を抱いていたのかもしれません。
フルリモートの在宅ワークを始めた時から、「プライベートと仕事の切り分けはどうしてるの?」と良く質問をされました。問われる度に返答に悩み気づいたことは、最初から切り分けようと思っていなかったという事です。なので、上手く出来ないと悩んだ事はほぼありませんでした。
一方で、上手い切り分け方を聞かれるという事は、みんな上手く出来ていなかったという事です。そして、大勢の人が長年取り組んだ末に社会問題になった事実。これは、ワークとライフを切り分けてバランスを取るのは『無意味』だと証明されたとも言えないでしょうか。では、何のために頑張ってバランスを取ろうとしていたのか!?と疑問が湧きます。
もしかすると、大勢が共通して「そうしなきゃいけない」という思い込みの呪いにかかっていたのかもしれません。だから長年頑張ってきてしまったのか・・。
この呪いを解くカギは、難しいけれど、とても単純です。
思い込みがあったことに”気づくだけ”

線引きをしない生き方の実態

ワークとライフを線引きしない生き方は楽なのか?
線引きしないとは、生き延びるヒントであって、必ずしも”楽な生き方”ではないかもしれません。それは、境界を設けない世界にいる事で、スイッチがONになりやすいとも言えます。ここで言うONな状態とは、直接的な仕事と結びついていなくても、何かしらの付加価値を生み出そうとする活動とも言えます。常に情報に溢れている今、あらゆるところで更なる付加価値が求められている気がします。なので、付加価値のある体験を情報(ネタ)として持っている人に、より多くのチャンスが舞い込む流れでもあります。
ワークとライフの仕分けやバランス調整に悩まない分、楽な生き方とも言えますが、仕事の場面でなくても情報収集や発信などの取り組みスイッチがONになりやすいため、疲れるとも言えます。こういった状態を解消するためには、ONとOFFの自分の扱い方をマスターすれば良いのです。つまり、本当に線を引いて切り替えたかったのは、ワークかライフかのカテゴリーではなく、力の制御ボタンである【ON・OFF】のスイッチだったとも言えます。

”OFF”は仕事中にしてもいい

切り替えたいのはカテゴリーではなく、制御ボタンのONとOFF。
でも、従来のカテゴリーとON・OFFのイメージが変に紐づいている事で、上手く切り替えが出来ない状態を生み出している気がします。整理がつかずに悩んでいる人に聞いてみたいのは、下記のイメージをお持ちではないですかということ。

●ON = 仕事(ワーク)
●OFF= プレイベート(ライフ)

本当にみんなが切り替えたいのは、こっちのON・OFFではないですか?

●ON = エネルギーを使っている状態
●OFF= エネルギーを蓄えている状態

この定義なら、ハマっている趣味に没頭している時間や、家族との団欒でもONになっている時間はあるし、逆に仕事中にOFFにする時間も必要ということ。カテゴリーでバランスを考えるよりも、体に必要な状態をON・OFFで判断出来るようになれば、それが自分の扱い方をマスターするという事です。そして、自分の扱い方さえマスターしてしまえば、どんな時代になっても生き延びていけるはずです。
ワークかライフかではなく、エネルギーがあるかないかに目を向けてみて下さい。

ではでは、次で。


山羊座の宿命に生きるジタバタ劇場noteが、 少しでも今日のあなたのお役に立てたなら幸いです。 これからも宿命と戦い続ける山羊座の女へ、エールを宜しくお願いします♪