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⑤道徳と経済と成功と幸せ【蟹穴主義】

こんにちはcapricciosoです(*゚▽゚*)

①道徳と経済と成功と幸せ(プロローグ)
②道徳と経済と成功と幸せ(渋沢栄一氏について)
③道徳と経済と成功と幸せ(孔子と論語について)
④道徳と経済と成功と幸せ(視 観 察について)

さてさて、今日は【論語と算盤】の中に出てくる、

蟹穴主義について

蟹穴??何それ???って感じじゃないですか( ゚д゚)
私はさっぱり知りませんでした(笑)

蟹は自分の甲羅の穴しか掘らず、その穴の中に住む
自分の身の丈にあった夢や生活を志せと言う事だそうです。

これは、夢をみてはいけないとかではなく、

 自分が出来る事目の前に現れた様々な事柄や経験を通じて
自分の得意なものを極める
→そして社会に貢献する
→それを喜びを感じ満足であるべき。

自分の分を超えて、才能を超えて、時流が来たからと言って、何かやりたいものだからと言って、簡単に手を出すのではなく、
一度自分の心をしっかりと、
それはあなたの名誉心や功名心ではないですか?
と、振り返ってみて考えないと、
周りからは【察】されますよ。(←視 監 察の

と、言う事だそうです( ´ ▽ ` )

この件に関しては色々な考え方があると思いますが、
【分相応でいなさい】って、しつこいですが夢のない話ではなくて・・・
渋沢栄一さんのようなこれだけの実績を残した人でも肝に命じている事であるんですよね。

【自分の得意な事】で【社会に貢献する事】
=【喜びを感じる事】

大きな事を成し遂げる為には、【自分の適正】を自分がまずは知る事が大切なわけです。
そしてどこでなら自分自身の【心】が喜び、自分の得意なことを最大限に活用し【社会貢献】が出来るのか!?

ちなみに渋沢さんの経験談では、
官僚から財界に移る際に色々と思うことがあったそうです。
本当は国の政治で国を良くしたかったけど・・・・
結構、官僚と内閣などで揉めることも多く、この揉め事は自分には向いてないかもしれない・・・
なら、自分は実業で日本の商売を盛り上げることで貢献しよう!
と、頑張り・・・結果が出た後で・・・・。
やっぱり国に戻って日銀の総裁にならないか?と、声がかかったけど・・・
色々な気持ちが揺れ動いたけど、自分の分ではありませんので・・と、
日銀の総裁を断った事が【蟹穴主義】の実例だそうです!
最初にも書きましたが、自分の分を超えて、才能を超えて、時流が来たからと言って、何かやりたいものだからと言って、手を出してはいけないですよ。それはあなたの名誉心や功名心ではないですか?と、【察】されますよ。

につながると言う事だそうです!!

これは私の考察ですが自分の身の丈に立った夢生活ということは、
夢を諦める訳ではなくて、夢を描くのであれば自分の甲羅(キャパ)を少しずつ大きくしていくために【勉強】をし続けるということでは無いかな?(※これについては、次以降の記事に繋がってきます)

【身の程】をわきまえつつとは、
人から頼まれる事・喜ばれる事がその人の本来持ち合わせている特別なスキルだったりするので、そのスキルを【自分の力量】を正確に理解し、自分の出来る事を一生懸命行う事で、少しずつでも自分の力量を増やし、確実に着実に進んでいく。

それが【身の程をわきまえつつ前に進む】と、言うことかと思っております。

そして、ビジネス本などでチャンスは掴め!と、言われますが、
力量がわからなく出来ると思い、そのチャンスを掴まずに永遠とウジウジするくらいなら、やるだけやってみて方向転換するというようにしたらいいと思うのです。
しかし心が壊れそうな案件だったり、自分の力量を超えていると判断したなら、一度自分の心をしっかりと振り返り、後悔しない決断をするために、本当はどうしたいのか?と、考えてみることも必要ということかな?とも、思っています。

チャンスは掴んだ方が良いと思いますが、準備ができていなければそのチャンスを活かす事は出来ないからこそ、日々の積み重ねでチャンスが来たら掴める準備をしていたいです。

そして蟹穴主義について渋沢栄一さん自身が、
国の官僚であり、日銀総裁という大きなポストへのヘッドハンティングがあっても、官僚でいた頃に、内情は揉め事が多く自分自身がその問題の渦に入っていく事に【向いてない】と思い、その世界では活躍は出来ても、幸せにはなれない。と、思われたからこそ、どれだけの素晴らしいポストでも断ったんですよね。

だから【断った事に後悔がない】からこそ断れるんです。

一ミリでも後悔するなら、やってみたほうが良いともいますが【向かないもの】に出向き心が折れるくらいなら、自分の分を弁えた上で【自分の活躍できる場所で輝く】事が必要なのでは無いでしょうか?

蟹穴主義これこそ、深く理解しないと誤解しそうですがその通りだよなぁ〜っと私的には思う事でした。

さて、長くなったのでまた次の記事でお会いいたしましょう!

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