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「決められない」あなたへ。

私の父は、
極端きょくたんな性格だ。


だから彼には
白か、黒しかない。

そして
好きか、嫌いかしか言わない。



今日も私は、私のためにnoteを書く。




今日は、
判断ができない
決められない
「グレー」のあなたに

読んで欲しい。



私は、父の血を強く
受け継いでいる。

なので、似ている部分が多くある。

だからからか、
父の気持ちがなんとなく分かる。



父は言葉足らずの
昔ながらの頑固なおじさんだ。

器用で職人気質で
「ありがとう」なんて
言う人ではない。

けれど
好きな釣りを楽しむ姿は
まるで子供のようにはしゃいでいる。

釣りの前日は
毎回ワクワク感が溢れ出ている。
そして
釣り仲間との交流が
なんとも彼の幸せな時間なのだ。


そんな父は昔から
いつもハッキリものを言っていた。

ウソがなく、いや、
ウソが付けないから
ありのままのことを言ってしまうのだ。

私が年頃の高校生になった時
父は、急に
こんなことを言った記憶がある。



「お前の友達は、みんなブスだな。」




私は、絶句した。
言うかそんなこと…。


けれど

父の「直球」には
慣れていたので
それ以上気にしなかった。





今まで私自身も
白か黒かで判断することが多く、
イヤなものは、
すぐ切り捨てた。


環境や仕事
付き合う人や物…。


その様は
サバサバしているように見えて
気持ちが良いもの感じられるが

白か黒かという
世界は

不都合なこともある。




例えば

「正しい」と「間違い」

これに白か黒かを
決めるといつか
身動きが取れなくなる。


正しいか間違ってるかなんて
常に言っていたら
他人とはぶつかり
争いや憎しみが絶えない。


「正しさ」とは
その人の正しいであって
世界の正しさとは違う。

勝手に決めた正しさが
そこにあるだけだ。



だから
「正しい」と「間違い」には


白黒など通用しないのだ。

ここは
とことん「グレー」で良い。





あと

「グレー」であった方が
楽なものは、

時間の概念。



「時間は皆、平等」と
言うけれど、

人によって
時間の感覚は違う。



すごく早く時間が
流れている人もいれば、

かなりゆっくり
時を感じている人もいる。



同じ時間なのに

忙しい世界に住んでいる人
穏やかな世界に住んでいる人
一年がすぐ終わる世界に住んでいる人
一日が長い世界に住んでいる人

時間の概念は
皆違うのだ。

だから、

白黒はっきりの世界に
住んでいた私が

決めることに
時間がかかる人と会うと


「さっさと決めろや!」

と、イラついていた。



けれどもう


時間の概念は
「グレー」とした今、

決めるも決めないも
「早い」も「遅い」も


どっちでもいい。


ここには
白黒なんていらないのだ。




そして
本来は

白も黒も
グレーも…


全部必要だったんだと気付く。






私の父が
言っていた。




「誰でも死ぬときゃ、死ぬ」




…と。



父の言葉は
冷たくも感じられるが、

だからこそ

「今を大事に生きろ」
「気軽に過ごせよ」
「心配せんでいい」
「成るように成る」

…という意味が
込められているように
感じる。


この言葉は
私が極限に苦しくなった時の
お守りの言葉だ。






グレーのあなたに
伝えたい。


何も焦らないでいい、
そのままでもいい、

「グレー」の
あなたがいるからこそ、
この世は調和しているのだよ


…と。






ここまで読んでくれて
ありがとう。







明日もnote、
書けたらいいなぁ。









温かなお気持ちに感謝します💗