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物流業界の変革は、こうして起こるのかも知れない

7月17日、今年は異常に早い梅雨明けでもう夏かいなと思ったのも束の間、戻り梅雨でここのところずっとどんよりしていた最中の三連休中日。
その日を狙ってくれたかのように好転に恵まれて貴重な集まりを開催することができた。

CAPESでは2019年からパートナー企業であるプロロジスさんと一緒に将来の物流業界を担っていくホープと共に学び、卒業後も切磋琢磨して業界に変革をもたらすための機関である「プロロジスアカデミー」を創設し運営を続けている。今年で4期目に入り、これまでに約20社、20名ちょっとの受講生に来てもらった。どこの会社さんも聞けば一般消費者の方でも名前を知っているようなレベルで、ありがたいことにリピートしてお越しいただいている企業さんも数社ある。

アカデミーは毎年約半年間の期間で月1回、約半日の時間を講義という形で皆と時間を過ごしていて、基本的には受講生同士のディスカッション→アウトプット、外部視察、という2つのカリキュラムを中心に据えている。
こういうカリキュラム設計にしたのにはわけがあって、物流業界は決して広い業界ではないにも関わらずあまりにも閉鎖的なのだ。特に若手のうちは自社の現場しか知らない、自分の会社の先輩後輩の仕事の仕方しか知らずに育っていくので同じ業界でも他社がどんな現場で、同い年ぐらいの人がどんな仕事をしているかを全然知らない。それは自分自身も若手だった頃に感じた疑問だったし違和感でもあったのだ。
なんでもっと色んな企業の人と交流できないのだろう、一緒に課題解決できないのだろう、と。
だからこのアカデミーは、自分の若い頃がある種のペルソナになっていて、とにかく色んな物流を知ってもらうことをベースにすることで自分・自社を客観視できるようになってもらうこと、結果として視野が広がり、視座が上がることをコンテンツ設計の土台にしている。

更に少人数制にもこだわっていて、アカデミーで学んで終わりではなく、卒業してからもお互いに連絡を取り合ってもらい、助け合ってほしいのでそういう関係値が構築できる人数感を前提にした。その結果、1期あたり大体6社程度、コミュニケーションにおいてグループが分かれない規模で執り行うことに決めた。これがなにげに大きく良い決断だったなと思う。金に目がくらんで人数を増やしてたら収益性はは良かったのかも知れないけど、目指している世界は実現できなかったんじゃないかと今は感じている。

アカデミーの様子

そんなアカデミー、卒業後は特別に用意したコミュニティスペース(簡単に言うと専用のSNS)に参加してもらう形になっていて、卒業後の交流はその場で期をまたいで行うようにしている。

しかし、この期をまたいだコミュニケーションというのがこれまでは課題だった。どういうことかというと、その期その期は皆半年間をともに過ごす中で当然ながらコミュニケーションが発生して飲み繰り出したり、ゴルフに行ったりして仲良くなっているのだが、期をまたいだコミュニケーションの場というのがこれまではなくて、どんな人なのか、顔もまだ知らないという状態だったのだ。その結果、SNSという交流する場はできたものの、まだ関係があったまってない状態であった。

これはいかん!ということで、毎期講師を務めさせている自分がコミュニティマネージャーとして積極的・有機的に動かねばと、期をまたいだリアルなイベントとしては実質初めてとなるBBQを開催したのだ。

お天気に恵まれた陽キャの聖地

場所は東京豊洲。陽キャならば一度は行ったことがあるはずのWILD MAGIC。次々と会場入りするアカデミー生たち。皆さんとこうして休みの日に会うのも初めてなので、私服姿に新鮮味を覚えるわたし。
エントランスから会場まで案内係として皆を一生懸命誘導しながら、ふと会場の様子を確認すると初めて会うメンバー同士、会議室とは違ってリラックスした雰囲気の中でお互い自己紹介を自発的にしてくれていた。

乾杯をして、酒と肉を食らいながら期をまたいで仲良くコミュニケーションをとってくれている光景を観て胸がジーンとなったし、「西尾さんのお陰で、、、」と全文聞き取れないけど何か良いこと言ってくれているのを小耳に挟んでジーンAgainな気持ちになった。

メリロジの看板商品、ロジTも着れくれてありがとうございます!

最近よく思うんです。
こうした刹那的なエモい瞬間のために頑張ってるんだな結局、そして頑張れるんだな自分と。
感動なんてものは時間的には秒単位の一瞬だけど記憶や体感覚的にはかなり長いこと滞在している。それがまた次の感動のためのガソリンになる。
そんなことを最近よく実感しているのであります。

連休の中日という日取りだったこともあって参加者は全員で12名に留まったけどこれからも継続的にこういった会を開催し、期を重ねながら規模を拡大し、業界にいる人達が垣根と利害関係を超えて交流しつつ、何か新しい企みを創出し続けるような業界の震源地になることを自分は目指していきたいと思う。

まだまだやることがあるようだぜ。

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