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バレエ感想㊱東京バレエ団「くるみ割り人形」大塚卓/足立真里亜/中島映理子/ブラウリオ・アルバレス


11月に上演された東京バレエ団「眠れる森の美女」では奈良春夏さん以外にも中島映理子さん、池本祥真さん、足立真里亜さんなど印象に残ったダンサーが何名かいて、特に印象的だったのが今回の「くるみ割り人形」で王子を演じた大塚卓さんです。

「眠り」は5階席から見ていたのですが、4人の王子として出てきた大塚さんは動きがくっきりしていて、5階から見ても「どう動きたいのか、何を表現したいのか」がよく分かり、とても引き込まれました。凄いダンサーがいるとゾクゾクして、その場で大塚さん主演の「くるみ割り人形」のチケットを購入しました。
ちなみに調べたところ大塚さんはハンブルクバレエ学校出身!最近私が注目するダンサーはハンブルクバレエ学校出身の方ばかりです😂

さて「くるみ割り人形」の感想ですが、東京バレエ団のくるみ割り人形はオーソドックスなストーリーでとても分かりやすいと思いました。
ネット上には沢山のバレエファンがいますが、新国立劇場バレエ団より、東京バレエ団のくるみを見に行ってる人が多く「なぜだろう」と思っていましたが、見て納得しました。非常に分かりやすいし、変に頭を使う必要がないので、バレエを知っている人も知らない人も楽しいと思います。

主演の足立真里亜さんは小柄ながらもテクニックがしっかりしていて、とても見応えがあるダンサーだと思いました。戦いのシーンで声援を送っている仕草などは、サッカーを応援する女子のようで可愛かったです。フロリナもマーシャも素敵でした。

大塚卓さんは眠りの4人の王子の時以上にノーブルな佇まいで、とても素敵でした。動きはくっきり分かりやすく、何をしたいのか、何を伝えたいのかがよく分かるので、理解しやすいです。バレエを知らない友達を連れてくるなら絶対に大塚さんの回だなと思いました。

眠りでダイヤモンドの精を踊っていた中島映理子さんはポールドブラが本当に美しく、とても印象に残ったダンサーです。今回のくるみではスペインを踊られていましたが、出てきた瞬間キトリかと! 主役級のオーラがあり、踊りも鮮烈でとても素敵でした。絶対次は中島さんの主演回を買いたいです。

ブラウリオ・アルバレスさんはこちらも動きが大きくて、遠くから見ても踊りが鮮明なダンサーだと思いました。調べてみたらハンブルクバレエ学校、ハンブルクバレエ団出身!私が最近気になるバレエダンサーはハンブルクバレエ学校出身だらけです😂


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