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燃え殻『すべて忘れてしまうから』レビュー

燃え殻さんの2冊目は、文庫が出る前に買った。

我が家にハードカバーの本は少ない。
ウォルター・ピストンの管弦楽法と、カール・ダールハウスの本(タイトルは忘れてしまった)くらいじゃなかろうか。
あ、そういえば楽典と楽式論もハードカバーだったな。

まるで、三部形式の小品集を何曲も集めたCDを聴いているようだった。

それで、なんかキラキラ光ってるの。
昼下がりの太陽を受けて川面がキラキラ光ってるの。
あの香りがした。

いや、内容自体がキラキラしたリア充ってわけじゃなくてね(失礼!)。
文章がね。

前作は、定食を食べてるみたいな感じがしたが、今回のはおにぎりが並んでいる。
三部形式の、地元のおにぎり屋さんのおにぎり。

ここまで書いて、川面のキラキラを眺めながらお昼におにぎりを食べるイメージしか出てこなくなったので、明日はおにぎりを買って会社に行こうと思う。

(いや、ほんとはなんで三部形式と表現したか解説もしようかなと思わないでもなかったんだけど、あまりにも野暮なんだよな…わかる人はわかって。)

ところで、前作も既に読み終わっているんだけど、レビューはもう少し後になると思います。
おにぎりを食べるのと定食を食べるのでスピードが違うの。私。

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