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闘病の後

先月末から今月初めにかけての出来事。
とうとう我が家も家族全員が、将棋倒しの如くコロナウイルスに感染して完全ダウンとなっていました…

7日から10日を経て、
大学生の息子から順番に、起き上がり小法師的に
自宅療養解除となって、何となく元の生活へと戻ることが出来たのであるが、やはり一週間以上も殆どベッドに横になっていたのでは、久しぶりに外の地面を歩いた際はふとした瞬間に踏ん張れずにふらついた。
ようやく体力共に本当に回復したな、と感じられるようになったのは極最近のことである。

初めに感染した息子の症状は比較的軽く、体調によってはオンラインで受けられる授業に出席したり、サークルの友人ともやり取りをしていたようだが、夫とわたしは高熱に頭痛、喉の痛み、咳、鼻水、鼻づまり…と、何れも通常の風邪と、インフルエンザの症状が混ざったようなものが続きしんどかった。
体調伺いの電話応対ですらしんどかった。

年が大きくなるにつれて病の侵襲も大きくなりやすい印象があるが、その分回復したときの感謝の気持ちも大きくなるように思う。

秋晴れの先週末、洗濯物を外に干しながら
空を眺めていると、『この普通が、かけがえのないしあわせなんだ』というのをしみじみと感じることができた。
こうして今、元気で何事にもスタンバイ出来ている状態にも感謝で胸が一杯だ。

こんな気持ちは大袈裟かもしれないが、
もしかしたら療養中に開いた本の影響もあるかもしれないと思う。
横になりながらふと、ちょうど視線の先にあった
渡部茂俊さんという方の『そんな軽い命ならわたしにください』という本。
子供が小さかったころ、何かの催し先で手にしたように思う。

読後、カレンダーに目をやり、今年もあと少しなんだなと考えながら、日一日を大切にしていかなくてはな、とあらためて深く思った。

この気持ちを忘れないように。
くたびれていてはいけませんね。
今日ももう少し、そして明日も頑張っていこう。
あとは、なるようになる、ということで❕

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