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頭の中を言語化するって難しい

6月頃だったと思うが、診断士二次試験対策で推薦されていた以下の書籍を読んだ。

細谷 功 著『「具体⇄抽象」トレーニング 思考力が飛躍的にアップする29問』 (PHPビジネス新書)

4ヶ月経った今も強烈に印象付いている内容が以下である。

  • SNS等で論点が異なる不毛な議論が延々と繰り返されるのは物事を捉える粒度が異なるからだ

  • 抽象側の人間は、1つに抽象化される事象の具体例を10も出されれば苦痛を感じるし、具体側の人間は、大事と考える10の具体例のうち1つでも言及されなければ蔑ろにされたと憤りを感じる

  • 具体の世界の住人には、抽象の世界は見えない

注)私のフィルターを通して若干脚色されている可能性があるため、興味のある方は書籍を一読することをお勧めする。


私は残念ながら具体世界側の人間だった。
診断士試験の解答文で例を示すと、

①「AやB」のように、やたら並列事項を述べる(その結果、文字数を浪費し、解答内容が薄くなる)
②3つの対策を並べるだけに留まる(要点が伝わりづらく、説得力に欠ける)
③なんだか文章がしっくりこなくて、何度も書き直す

改善例は以下、
① 「や」を禁止、具体例が複数あることを表現したい場合は「〜等」で1つだけ抜き出し、抽象化概念を加える
② 『課題は〜である、具体的には〜(複数の対応策)』『(効果)のため、(複数の対応策)』『(複数の対応策)により、(効果)』系の記述で、ピラミッド型/逆ピラミッド型構文とする
③メモ等で論点を構造化してから書く

試験対策はさておき、自分の視座の低さを思い知らされたのも、自身の現状把握には有効だった。このままでは年齢を重ねても視座が低いままである。
シンプルに、嫌だ。

今後の私にとって必要な論理的思考力を鍛えるために、抽象化のスキルは欠かせない。また、他者とのコミュニケーションにおいて、具体/抽象レベルを推し量り、合わせることができる人間になりたい。

そのための最適な方法を今のところ持ち合わせていないのが残念だが、とりあえず

  • 日頃から常に抽象化を意識する

  • 見聞を広げ知識レベルを引き上げる

  • 書く=アウトプットすることで、情報を整理しつつ、論理的思考や抽象化を訓練する

これらを習慣付け、思考力を身につけていきたいと思う次第である。

それにしても今回は本当にまとまりがなく、見出しやタイトル付けが難しかった。頭の中の整理、論理的思考ができていない証拠だ。
仕方がないので「頭の中を言語化するって難しい」にした。単なる感想である。笑

しかして訓練あるのみ!めげずに続けていこう。


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