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古い街並みを歩こう

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#三重県

168 「関の山」発祥の地、三重・関宿へ

168 「関の山」発祥の地、三重・関宿へ

「関の山」という言葉を聞いたことがあると思います。
「あのチームはせいぜい準決勝くらいが関の山だ」。
一生懸命頑張ってもせいぜいこのぐらいが限界だ、と意味に使われます。

さて、じゃあなんでそれが「関の山」なんでしょうか。

その語源となる場所があります。

それがこの関宿(せきじゅく)。三重県亀山市にある旧東海道の宿場町です。

この関宿の祭りの際に出される山車(だし)(山車のことを「山」ともい

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146 熱田&桑名 海の街道七里の渡し

146 熱田&桑名 海の街道七里の渡し

東海道五十三次は江戸・日本橋から京都・三条大橋を結ぶ江戸時代の大街道です。

この街道は陸路で江戸と京都を結んでいたわけですが、途中、人区間だけ海路を渡る必要がありました。

それが名古屋市の熱田神宮の南にあった宮宿(みやじゅく)と伊勢国桑名宿の間。その間七里を海路で渡っていたことから「七里の渡し」と呼ばれていました。

低地が多く、海と川が複雑に入り組んでいたこの地域。佐屋宿を経由することで当時

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