見出し画像

演奏家としての引退はいつ?

音楽家 自営業 フリーターなど自分発信で仕事をされていると、人生においての数々の分岐点を自分で決断しなければなりません。
今回は「音楽教室の始め方」ではなく「引退」
について書きたいと思います。

引退はいつ?

皆さんは音楽を生業に決めた時から沢山の選択と決断をされてきたと思います。
私も沢山の決断をしてきました。

私は現在 カノン音楽教室主宰とコンサート企画&演奏するというニ足の草鞋を履いています。

カノン音楽教室の主宰としての仕事は、教室運営にあたっては、ホームページ等 宣伝に関わること、イベントの企画運営などです。
その時に必要な事を次々とこなしている状況です。

もちろん私自身レッスン担いる生徒さんは30名ほどいます。

レッスンしてるからこそ、教室の環境や講師や生徒さんの気持ちがわかり、経営学0(ゼロ)の私でも自分らしく運営出来てる気がします。

先日(4/21)ヤマハホールでコンサートを開き、これを大きなコンサートの最後にと思って向き合いました。

ヤマハホール 木野雅之氏と

引退という言葉は、私世代では山口百恵さんが 絶頂期にステージにマイクを置いた姿や、キャンディーズが「普通に女の子に戻ります」など思い出すことが多々あります。(笑)
私も自身、引退・・・・退職・・人生の節目を考えるお年頃になりました。

本栖湖の桜

私は数年前からリュウマチになり、一段と身体のコンデションに気を使う必要が出てきました。

ただ、現在良いお医者さんと薬のおかげで演奏する上での運指等に支障はありませんが、疲労が溜まると歩くことに違和感を覚えます。

また、還暦を迎えたという事もあり、そろそろ演奏活動やレッスンを減らし、教室経営だけにもっと向き合う時期がきたのかな〜とも考えました。
ところが❗️

音楽の発想は現場で生まれる


現在の私の引退に対する気持ちは、かっこよく、ステージにマイク(フルート)を置く様にパタリと終わる引退でなく、「少しづつ変化しながら続ける」なってます。

理由は長いゴールデンウィークの休暇中、自宅でゆっくり過ごす時間の中でいくつかの点に気づきました。

•演奏会がないと練習しない。
•レッスンがないと教室経営に気持ちが向かない。
•レッスンしないと教室経営のアイディアが湧かない。

そうなんです💡
カノン音楽教室の「こんな教室にしたい。」という理想は、練習している中で、レッスンしている中で生まれていたのです。

小学三年生 レッスン風景


また、コンサート企画や経営のアイディアは机上ではなく教室「音楽は現場で生まれる」でした。
レッスンや練習が忙しいからこそ時間を有効に使って沢山の事をこなしている様に思えます。

体調や年齢もあるので、演奏は少しスローダウンして、企画や演奏したい講師の方々の活躍の場を作れるようにシフトチェンジをしていこうとは思っています。

人生の季節


女神湖にて



音楽家 定年もないからこそ自分で人生の節目を作っていかなければなりません。
学びの時・演奏家として自分自身の生き方のプロデュースを始める時・充実期。
貴方は今人生のどのシーズンを生きてますか?

今 私は一番 経験と力がある充実の時です。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?