髙橋歓菜

髙橋歓菜

最近の記事

ところで英語を通して何を伝えたいのか

英語はこれからの時代必要必要と言われるけれど、 一生英語の必要性を感じずに過ごす人もまだまだたくさんいるでしょう。 正直、英語が話せなくても、幸せな人生を送ることはできるでしょう。 でもやっぱり、伝えたい。 英語ってお勉強じゃないよ!! 人生を楽しむための、視野を広げるための、自分とは違う人たちがいることを知るための、便利な道具だよ! 同じ地球に住んでいるから、お互いの違いを知って、どっちもいいね!って言い合ったり、ときには問題を話し合ったりすることが大切。 そ

    • B.B.カードとの出会い

      自宅で小さな英語教室を始めてからも、しばらくは葛藤が続きました。 遊びたい盛りの子どもたちが、楽しみながら、確かな英語力をつけていくにはどうしたらいいのか。 レッスンする中で、手ごたえを感じることがありました。 早口言葉です。 噛みそうになる英語の早口言葉を紹介すると、子どもたちみんな躍起になって練習しました。 「She sells seashells by the seashore. 彼女は海岸で貝殻を売っている」 「Peter Piper picked a p

      • 子どもが母語を話し始める過程

        三人の子育てで得たものを、子ども英語講師の仕事と絡めて考えるとするなら、 ヒトの言語習得を間近で観察できたことでしょうか。 赤ちゃんのときはずーっと、心地よいお父さんお母さんの声をじっと聴き、ときどき「あぅあ~まんば~だっぷぅ~」とか言って真似して、声の出し方を練習していますよね。 泣いて何かを主張するときも、言葉を発しているようにリズムがあるのを感じたことありませんか? 大人にも理解できるような「ことば」になる前に、 理解不能の音のかたまりで、つらつらと出てくるこ

        • 3兄弟の子育て

          わたしは現在、男の子3人の母親です。 長男の出産の前に、大手全国チェーン英語教室を辞めました。 産休ですか? いやいや~ レッスンを終えたら10時になる仕事なんて、、そう思ったのです。 初めての子育て。 それまでもたくさんの子どもたちと接してきましたが、言うまでもなく我が子は全く別の心持ちでしたね。 24時間一緒に居て、100%わたしを必要としている小さな生まれたての人間が、 自分のこぶしをもの珍しそうに見つめていて、やがてどうやらコレは自分の体の一部らしいこ

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          大手英語教室での苦悩

          某大手全国チェーン英語教室で先生をしていた頃のはなし。 レベルごとのカリキュラムがかっちり決められていて、こと細かなマニュアルがありました。 何月の何週目にはこのページのココ。 やるゲームはコレ。 なんと、生徒や先生のセリフまで書いてあったんですから・・・! それを完全に再現するわけではないけれど、 レッスンが始まる遅くとも2時間前には教室に入って準備をしました。 レッスンプランをたて、シュミレーションし、必要ならば手作りの教材を用意し、子どもたちを待っていまし

          大手英語教室での苦悩

          新米講師のうぬぼれと葛藤

          とある田舎で、子ども英語の先生をしています。 カナダで就職する気満々だったわたし。 でも、職を紹介してくれた友だちが、 その会社の会長からの薬物犯罪の被害者に。 何よりも、友だちのために何もできない 無力な自分を恥じました。 結局、人生最大に蓄えた脂肪とともに帰国。 (これもあるある!) ついに、子ども英語講師の道を選びます。 大手全国チェーンの教室の先生になりました。 張り切りました。 仕事が始まったら、みるみる自然と体重が落ちていきました。 (単に太りすぎ

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          カナダでのわたし

          とある田舎で、子ども英語の先生をしています。 わたしがカナダに行ったのは2006年。 そのためにお金を貯めました。 どうしてもどうしても英語が話せるようになりたかったのです。 高校時代、ワーカホリックの熱心な先生の塾に通っていたおかげで、随分基礎はできていました。 簡単な会話なら、まずまずの発音で交わすことができました。 でも英語に関しては完全に流暢になりたかった。 まぁ、1年間の滞在では「完全に」なんて無理な話なんですが、飛躍的に伸びたことは間違いありません。

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          新体操選手だったころ

          とある田舎で、子ども英語の先生をしています。 そろそろ新体操について書きましょう。 「生まれつき身体が柔らかかった」 ただそれだけです。 そこまで仲良いわけじゃなかった友だちに誘われた理由は。 好奇心はあったけれど、新しい世界に飛び込む勇気がなかった幼きわたしが、お姉ちゃんに続いて始めたピアノより、親のすすめだったスイミングより、なんとなくみんながいるから始めた硬筆よりも、 新体操にガッツリはまっていったのは、 なんでしょうね・・・ 自分なりに美しい動きをしてみ

          新体操選手だったころ

          異文化交流の楽しさを教えてくれたのは

          とある田舎で、子ども英語の先生をしています。 両親は公務員。 学校の先生でした。 教育熱心であったとは思うけど、 末っ子のわたしにはだいーぶゆるゆるだったと思います。 なんでかわからないけど、 よく外国人がうちに遊びに来ました。 最初は白人の男の人二人組。 いつもスーツに自転車といういで立ち。 モルモン教の布教活動をしている人たちだったらしい。 因みに我が家は無宗教。 お仏壇はあったけど、神棚はなし。 父に至っては、神社やお寺へ行っても手を合わせません。

          異文化交流の楽しさを教えてくれたのは

          わたしの心をつかんで離さない言葉

          とある田舎で、子ども英語の先生をしています。 かつてのわたし、 妄想好きの女の子が英語好きになる物語、 第2話。 そうそう、洋画が好きでしたね。 父が好きでよくVHSを借りてきては一緒に観て・・・ 意味わかってないんですよ、全然。 わからないけど、この英語の響き~! (フランス語や他もあったかもしれないけど、その頃は外国語は全部英語だと思っていた) 話すときのこの表情~! しぐさ~! 歩き方~! なんだか全てにクギづけだったんです。 観たあとしばらくはオー

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          ルーツは妄想

          とある田舎で、子ども英語の先生をしています。 3人兄弟の末っ子として生まれ、 お人形遊びが大好きで、 一人でいるのが好きで、 いつも自分の空想の世界を楽しんでいる子でした。 秘密のノートがありました。 決して、本をたくさん読む子ではなかったんだけど 断片的に気に入った場面やセリフ、 言葉遣いがあって、 それを真似して書いたり、 自分でアレンジしたおとぎ話、詩、脚本みたいなものも・・・ 絶対に人に見られてはならない、 自分だけの秘密です。 今では何も残っ

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