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読書感想文

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#読書の秋2022

「やがて魔女の森になる」を読んで

「やがて魔女の森になる」を読んで

萩原朔太郎賞受賞詩集ということで興味を持って読んでみた。
とはいえ、萩原朔太郎を読んだことはない。読んだかもしれないが記憶にない。
「詩」に対する興味はバイオリズムの波のように上がったり下がったりで一定していない。一番がっつり取り組んだ詩集は学生時代の課題で読んだ島崎藤村だと思う。好きか嫌いかで言えば好きだったが、それは定型詩のリズム感や時代の制約の中で使われていた漢字とルビの物珍しさだった気がす

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「星のせいにして」を読んで

「星のせいにして」を読んで

✳︎ネタバレあり
きっかけはTwitterで書影をみかけ、魅力的な装画に惹かれたのと、コロナ禍の今、百年前のスペイン風邪(インフルエンザ)大流行時に奮闘した看護師の物語ということに興味を引かれて読んだ。
舞台はアイルランド、ダブリンのカトリック教会が運営する病院。主人公ジュリア・パワーは明日が三十歳の誕生日という中堅看護師だ。第一次世界大戦とインフルエンザの流行で患者は二倍、スタッフは四分の一とい

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「鳥と人間の文化誌」を読んで

「鳥と人間の文化誌」を読んで

「鳥好き」には4種類いる。

著者は山階鳥類研究所所長ではあるが鳥類学者というわけではなく専門は人類学で、鳥オタクではない。上記の何れにも属さない立場から広く浅く人と鳥の関わりを考察している。
私は文鳥を飼っているので2番目の「鳥を飼う人」にあたるだろう。野鳥を見るのも好きだが、そのために山に行ったりはしない。鶏肉は食べる。
そんな私がかねがねモヤっとしていたことがある。
鳥を飼うことに罪悪感を感

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