【躁うつ日記#06】ぼろぼろな2人
これまではかなり割愛したが、それはそれは壮絶な1年半を過ごした私たちは、少しずつずれていった。
昨年8月上旬まで彼女は私の家にいて夏休みを迎えて地元(同郷)に帰省した。
帰省中に大喧嘩をした私たちは遂に口を聞かなくなった。自分が悪いから彼女の実家近くに謝りに行ったが会ってもらえなかった。
夏休みが終わってそれぞれの場所に戻っても連絡をしなくなった。
今までは100回のうち100回と言っていいほど最後は私から歩み寄ったから、私が連絡しなくなったら当然音信不通になった。
私の中で、何かが切れる感覚があった。彼女に会いたいとも思わないし声も聞きたくないし何してるか気にならなくなった。数年ぶりの一人暮らしにどっぷり浸かった。
彼女とは連絡を取らないくせに、私は配信アプリで知り合った別の人と連絡を取っていた。最低なことをした。
2022年の下半期は地獄のような時間になった。
私の裏切り
彼女には連絡をせず、私は学校へも行かなくなり、1人で家に籠った。お風呂にも滅多に入らず、ご飯も食べず、毎日9%のチューハイを1ℓ以上飲む日々。
酒が抜けると手が震え、それを酒で収める。その繰り返し。
誰にも会わずに家でパソコンに向かい、顔も知らない誰かと話す毎日は、心も踊らず、孤独にもならず、何も考えなくてよかった。
その中の1人と親密になり、私は性別を隠して親しくなった。幸いかなり声が低くて、相手も疑うことなく、“男”として接してくれていた。意味がわからない。
相手は50歳近い女性。後に知ったが家族がいる人だった。その最低さが自分の最低さを消してくれる気がしてちょうどよかった。どんなに最低でもプライバシーは守らなくてはいけないからこの件はこの辺で終わりにする。
端的に言うと、声だけで繋がった浮気をしてしまった。声だけだろうが彼女を裏切ったことに変わりはない。
その関係は、2ヶ月ほどで彼女に知られてしまった。開き直って彼女に別れを告げた。
今思えば、当時の私の言動は支離滅裂で、到底理解できない。
けれども彼女は私を抱きしめてくれた。どんなことがあっても嫌いにはなれないし、ずっと味方だからと。
うまく書けている自信が無いから、きっと中には彼女をおかしく思う人もいるだろう。自業自得と言う人もいるかもしれない。
けれど、この時の私は、彼女とどんな過去があってもしてはいけない裏切りをしたし、謝っても謝りきれないほど彼女を傷付けた。
そんな日々が驚くことに半年近く続き、別れる別れないを繰り返した私は、彼女から離れる恐怖も感じ、やり直す覚悟を決めた。
今後2度と彼女を傷つけない自信がなかったから覚悟がなかなかできなかった。今年2023年の1月、再スタートをした。
次回予告
上手く伝えられているかわからないが、とりあえず、暴れ始めから暴れ終わり、そして地獄の2022年を書いた。
次回から遂に、精神科医を受診した話が始まる。これまで私は何百回も彼女を病院に誘ったが、彼女は拒み続けていた。今年の話なので、すぐに完結とは行かないが、書き切ったらそこからはリアルタイムで観察日記を始めようと思う。
このnoteの存在は彼女は知っているから了承済みである。アカウントも聞かれていないし読んではいないようだ。
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