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やめる時間術

こんにちは、今週子供が生まれましたdomoです。
ホントにこういう時、男は無力ですね。何はともあれ頑張ってくれた子供と妻に感謝です。

さて、今日は子供の話かと思いきやブックレビューを書きます。ビジネス書はブックレビューを書いて初めて読んだ事にしてて、読んだけど読んでないことになってる本がめっちゃあるので・・

サマリー

書名:やめる時間術(2021)
著者:尾石晴(ワーママはる)
要約:一日の時間は全てのものに平等に与えられる。
それにも関わらず、家事・育児などやらないといけないことに忙殺されて一日を過ごす人と、それらをこなしながら自分の時間を確保できる人がいる。著者はビジネスパーソンとしてのスキルを活かし、時間と有効活用するため以下の手法を提案している。
①何にどれだけ時間を使っているのかを見える化する
②ルーチン作業の仕組み化、選択の回数を減らす、生産性を上げるためのスケジューリング実施
③優先順位を付けて順位の低いものを「引く」
④やりたいことをリストアップして「足す」

個人的評価:★★☆

著者紹介

ワーママはるさんは会社員として働きながらブログ、note、Twitter、Voicyなどでワーキングマザーとしてどのように家事や育児に取り組んでいるかを発信されていました。現在は昨年10年以上勤められた会社を退職し、サバティカルタイムと題してオンラインヨガ教室など今まで会社員時代に出来なかった様々なことに挑戦されています。

はるさんの活動の主戦場はVoicyと言うメディアで毎日欠かさず2年近く発信されており、フォロワーランキングではキングコングの西野亮廣さんなど多くの有名人と並んで上位にランクインされています。

ちなみに著者名の「尾石晴」は本名では無いとご自身のVoicyのチャンネルでお話をされていました。

所感(感想)

何を隠そう私はほぼ毎日はるさんのVoicyを拝聴しているヘビーリスナーなのですが、そんな私でも本書の内容は学びあるものでした。
というのも普段発信されている内容は子供に対する接し方であったり、職場での人間関係、夫婦の性生活についてなど、人とのコミュニケーションの取り方についてが多いためです。

私たちは、起きている時間の半分以上を仕事に捧げているため、どうしても仕事中心の生活になりがちで、残りの私生活でどんなことにどれだけの時間を使っているかを改めて考えた事がある人は少数でしょう。

著者のはるさん自身、仕事を続けながら2人の子供の面倒を見ていた時は、やらないといけない事に忙殺され、平日家事育児が出来ない旦那さんとの関係も悪くなった結果、離婚の言葉を切り出されたこともあったと綴られています。

そんなはるさんですが、今では著者紹介で書いたように会社員は辞められてますが、子育てをしながら多方面で活躍されています。

本書内で紹介されている時間の使い方の見直しは、問題解決型QCストーリーのアプローチに似ているなと感じました。具体的ステップは以下7つに分類されます。

ステップ1.テーマの選定(改善対象を明確にする)
ステップ2.現状の把握(選定した問題について、事実を把握する)
ステップ3.目標の設定(何をどのくらい良くするのか目標値を設定)
ステップ4.原因分析(問題の発生原因を明らかにする)
ステップ5.対策立案/実施(改善案を立案し、実施)
ステップ6.効果の確認(効果を測定して、PDCAを回す)
ステップ7.歯止め/標準化(定着させる仕組みをつくる)

問題解決型QCストーリーについては本書内では述べられていませんでしたので、別の所から着想されてるのかもしれませんが、いずれにしてもビシネスのフレームワークやスキルを使って私生活を改善する手法は今まであまり一般的ではなかったと思うので面白いアプローチだと感じました。

本書を読んだ全ての読者それぞれの人生がより良いものになればいいなと思います。

最後に著者が先輩ワーママから言われたとても素敵な言葉を紹介して結びとさせてもらいます。

「できますよ。あなたに無いのは覚悟だけ」


読んでいただきありがとうございました。また書きますので興味ある方は「フォロー」よろしくお願いします。ではまた。

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