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未来の働き方を考えよう

こんにちは、妻が買ったSurfaceを使って我が物顔でnote書いてるdomoです。だって使ってないんだもん。

今日はブックレビュー書きます。以前ブックレビューを書いた「働き方2.0vs4.0」に続き、働き方について考えさせられる本です。
リンク貼っておくので興味ある方はそちらもご参照ください。

サマリー

タイトル:未来の働き方を考えよう(2013)
著者:ちきりん
要約:世界が目まぐるしく変化している現代社会において、同じの場所で同じ職業を定年まで継続することは現実的ではない。半世紀もすれば、必要とされる職業・スキルは時と共に変化し、また個人の能力・体力・思考も変化するからである。
人によっては仕事よりも優先したい事象が訪れることもある。介護、子育て、海外旅行などなど。つまり現代社会においては入社した会社に定年まで勤めあげることだけが正解ではなく、各々置かれた状況に応じて働き方やあるいは生き方を考えることが大切である。
その方法として筆者は最終学歴の卒業後から定年までを2つまたは4つに分けて考え、2回目以降の仕事選びでは1回目に出来なかった自分のやりたいことを実現したり、またそれぞれの自由な間に自分の好きなことをしていくことを提案している。
個人的評価:★★★★★

著者紹介

ちきりんさんは国立大学法学部卒業後に大手証券会社に入社されましたが数年で退社し、アメリカでMBA(経営学修士)を取得。その後、外資系企業に勤められる傍らブロガーとしての活動を開始され、2011年に退社されています。現在はブロガー、著作家、としてブログはもちろんTwitterやVoicyなど様々なメディアで活躍されています。

構成

本書は以下で構成されています。
序章から第二章までは本書が書かれた2013年時点の日本で何が起こっているか、日本が2013年以降どうなっていくかについて書かれています。
そして第三章以降では現代社会における働くことの意味合いや、一所懸命で定年まで働くのではなく、区切りをつけて、区切り以降やりたいことをやることを提案されています。

序章:”働き方本”ブームが示すモノ
第一章:現状維持の先にある未来
第二章:世界を変える3つの改革的変化
第三章:新しい働き方を模索する若者たち
第四章:「ふたつの人生を生きる」
第五章:求められる発想の転換
終章:オリジナル人生を設計するために

所感(感想)

知り合いに勧められてこの本を手に取った私は、著者のことはブロガーだという以外何も知りませんでした。そんな私が本書を読んで最初に思ったことは2点、①この人、なにもの?②この本、2013年に書かれたとは思えない!でした。

恥ずかしながらブロガーというと主婦の方がなられるというイメージがあったため、端々に現れる知的な表現や深い現代社会への理解にまず驚きました。完読後、著者のことを調べて納得しましたが、非常に輝かしいキャリアをお持ちで、おそらくそこで得た知識やスキルが執筆においても生かされていると感じます。

本書が2013年に書かれているにも関わらず「新しい」と感じてしまったのは、残念ながらまだまだ私含めて日本全体が著者の考えに追い付いていないということだと思います。

2020年現在、日本はコロナという大きな危機を迎え、大企業を始め多くの企業でテレワークを余儀なくされました。これを機に今まで通例でやってきたことが出来なくなり、IT技術を活用した生産性改善に着手した会社も多くあると思います。これは徐々に地盤の移動が進み、ある時突如発生する地震と同じく、恐ろしいほどの速度で進化するテクノロジーも使う人間が変わらなければ大きな変化は起きないという良い例になったと思います。

そんな2020年現代だからこそ、本書に改めて目を向ける必要があると思います。コロナを経験し、多くの企業では出社しなくても業務を実施出来ることが分かりテレワークを始めとするIT技術が本格的に導入され、かつ消費が冷え込んだことで多くの企業の業績は落ち込み、特に若手の社員は会社という存在は未来永劫安定した場所ではないのだと気づかされたと思います。
そんな今、本書は今後の働き方や生き方を考えるいいきっかけを与えてくれます。本書の内容は現代もなおすべての社会人が理解し、一考すべき内容が多々含まれています。私自身も本書を読む前から現在の働き方には疑問があったため、内容については賛同できることが多かったです。

現在の働き方について何の疑問もない方、疑問を持っている方どちらにもお勧めできる本でした。興味ある方はぜひ読まれてみてください。

読んでいただきありがとうございました。また書きますので興味ある方は「フォロー」よろしくお願いします。ではまた。

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