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【妊婦日記inイギリス】その⑥胃腸炎になった話

超絶順調な妊娠初期が終わり、さらに中期を終えるころ。
タイトル通り、胃腸炎になってしまいます。。


体調の違和感

この日は主人の休みの日で体調もよく、お出かけ。
主人とまったく同じものを食べていたし、怪しいものは口にしていなかったはずなのに…

夕方頃からなんとなくの違和感。

夜になってくると、遂に戻すようになってしまい、そこから15分おきにトイレにかけ込む。

Maternity Triage(妊婦救急)へ

病院へ電話し、Matenity Triageという妊婦用の救急へ。
待合室は妊婦しか入れず、主人をはじめ他のパートナー達も廊下で待機。

私はソファに座るのも辛すぎて、床に這いつくばりソファに突っ伏すがやっと。
1人でふーふー息遣い荒くいると、ミッドワイフから

「あなた!そんなところに座ってたら他の患者に迷惑でしょうが!ソファにちゃんと座りなさい!」

と怒られる。
いや、ごもっともですよ。でもそうできるなら最初からそうしてますがな!

近くの妊婦さんにごめんね。。と謝ると、私は大丈夫よ!と優しいお返事が。ごめんね。

なんとかソファによじ登り、まだマシな体勢を見つけて待つことに。

待合室には私以外に3名くらい。
おそらく胎動が弱いなどの理由で来ている感じで、妊婦自身が具合悪そうなのはどうみても私ぐらい。

人数も少ないし、そんなにかからないかなーなんて思ってたのが甘かった。
結局、待合室で4時間ぐらい待ちました。。

ようやく診察エリアへ

待合室の妊婦さんたちがみんな居なくなり、最後に診察エリアへ。
4時間ぐらい経ったのでほんの少しだけ吐き気は弱まったものの、まだまだ辛い。。

診察エリアには、ベッドが1台とリクライニングできる1人用ソファが1台。
そこに案内されるまでの椅子が1脚。

まずは椅子に通され、待ちます。

遂にドクター登場

尿検査、血液検査などをして、また待ちに待って、、
リクライニング1人用ソファに移動し、やっとドクター登場です。

心音を測って、お腹の子は無事のようで一安心!

私自身はどうやらケトン体の数値が高く、血液検査の数値も悪いと。
症状などを話して、初期の頃からつわりはなかったし、何度も胃腸炎の経験があるけど恐らく胃腸炎かと思うと話したら…

「そうね、あなたの言う通り胃腸炎だと思うわ。」

え、私が言ったからそうなったのか?笑
もちろんそうではなくプロの目からもそうなんだとは思うけど。

ともあれ、ようやく胃腸炎判定をされて抗生物質の点滴を入れてもらえました。
病院に到着してから、かれこれ5,6時間経ってでしょうか。

ちなみに、隣のベッドは空いていて、身体も辛かったので

「ベッドで点滴させてもらえませんか?」

と頼んだものの、

「いざという妊婦さんが来た時のために空けておかないといけないから、あなたはこっちよ。リクライニングでもして、リラックスして。」

ふむ、胃腸炎のわしはいざという妊婦さんではないのね。

そして後から来た、胎動が少ないと思うの。。という妊婦さんはベッドで診察してもらってて、少しもやったのは正直な気持ち。。
ま、点滴の私は時間かかって、その妊婦さんはすぐに診察終わったからしょうがないけども。

胃腸炎への治療法の違い

点滴1本では数値が完全には戻らなかったので、もう1本打ってもらい、この時点でもう朝の7時過ぎ。

「何か、ご飯食べられそう?」

と日本では絶対聞かれないであろうまさかの胃腸炎患者に対しての質問が。

えー、食べたくない。。食べるとしたら、重湯みたいなどろっどろのおかゆか何かだけど…

「うーん、、」

と困っていると、

「とりあえず、紅茶とトーストか何かを持ってくるから!」

と言ってどこかへ。
戻ってくると、紅茶とビスケット3枚。
トーストじゃなくて、まだよかった。

無理矢理、紅茶半分とビスケット1枚を口にして、これで勘弁してもらおうかなと思っていたら、

「全部完食しないと、家に帰れないわよ!」

えええ

しょうがないので、なんとか無理矢理完食完飲しました。

その後しばらくして、最後にドクターに診てもらってようやく帰れることに。
ドクターからも最後ダメ押しで、

「家に帰ってからも、なるべく食べるのよ!」

とのこと。
とにかく胃腸炎の時は食べろ食べろの、ここイギリスの治療法。
結構びっくりでした。
ですが、意外とその後の回復は早かったのでもしかしたらそれもいいのかもしれません。

ようやく帰宅

となりましたが、病院を出たのが9時すぎ。
滞在時間は10時間近く。
そのうちの半分くらいは待ち時間。
過去最長の闘いでした。。

長時間、夜通しで廊下で待っててくれた主人に感謝。
そして、びっくりさせてしまったであろうお腹の子には申し訳ない気持ち。。


そんなこんなで、またイギリスでそして妊婦の体で珍しい経験を積んでしまいました。

が、まだまだ波乱な後期編の序章にすぎなかったので、続きはまた。

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