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胸に手を当てて考えてみて欲しい

今日は久しぶりに会社でランチを。

会社でのランチタイムはいつもテレビが流れてる。チャンネルはフジテレビ。映像は見ないが、久しぶりにテレビから流れてくる音声を聞いているとあらためて今の情報番組?とか呼ばれている番組の面白さに気付かされる。

お茶の間のみなさんの意見に合わせてやってるつもりだろうけど、自分たちの発言や言動の影響力を理解していない芸能人たち。しかも半数は芸人。この人たちが「今の政治家はダメですよ」「今の政府はダメですよ」と茶の間の意見を代弁しているように言うが、本当にこれって「茶の間の意見」だろうか?

あなた達が言う事によって「茶の間の意見になっちゃってる」だけじゃないだろうか?

このお昼の12時にテレビ番組が見れる人は限られているとはいえ、見ていた人が「テレビで〇〇さんが言っていたよ、あの人の言う通りだよ」という話はよく聞く。そりゃー〇〇さんの言う通りだよ、〇〇さんの意見が正当化される情報ばかりを切り取って放送しているのだから(笑)逆の意見を言う人はその番組に出ていないもの(笑)

テレビを見ている人は、色々な情報を見せられている気がしているかもしれないが、出てくる情報は限られていて、見ている人の感情や思い込みを操作できるのがテレビです。

映像である男性が「お前なんか殺してやる!絶対許さない!」

という発言を聞くと「過激だな」「怒ってるな」「ヒドイ」とか感じますけど実は

「お前なんか殺してやる!絶対許さない!って言われて驚いてしまったので慌てて逃げたんです。周りの人が心配して助けに来てくれたのですが、無我夢中でその人たちに見向きもせずに逃げてしまったんです」

というのがコメントの全文だったとしたら、どう考えますか?

「コメントしてた人が被害者」ですよね。

これくらい「切り取り」というのは印象を操作できるんですよね。

よく政治家や批判を浴びせたい人に関してテレビがやるテクニックですね。

「本当あの人はヒドイ人だ」「あの人のやっている事は良くない事だ」と印象を操作するためです。

ですから、お昼の番組でも政府や政治家は国民の事を何も考えていない。あの人たちは自分勝手に政治を動かしていると思わせるための情報ばかりを並べて、影響力のあるコメンテーターが「ホントひどいよね、こんなの国民をバカにしてる」と言えば見ている人のほとんどもそう思ってしまう。

ここでちょっと考えて欲しいんですよね。

新型コロナウィルスに対する政府や行政の対応だって、彼らも人生で初めての体験ですよ。日本政府としても過去に例が無いかもしれない、それでも現在は色々な国の情報や科学の進歩でデータ解析もできるから、頑張って施策を展開しているわけですよ。それなりには一生懸命にやってくれていると思いますよ。それを「政府は」「政治家は」みたいに言われたら、あんなこと言われるなら政治家になんてなりたいと思う人が居なくなっちゃいますよ。政治家になりたい人が少ないとどうなりますか?ろくな立候補者が出ないわけですよ。それでも議席数は決まっているから誰かが議員にならなくてはいけないんですよ。ろくな立候補者が居ないない中から選ばれた議員は当然「ろくな議員じゃない」です(笑)

日ごろから思ってるんですけど、政府や政治に文句があるなら政治家になりたい人を増やせ!ですよ。

政治家になった時に良い部分、美味しい部分、を妬みや嫉み、やっかみじゃなく。こんなに待遇が良いならなりたい、こんな美味しい部分があるならなりたい、と思うようにみんなで伝えるべきだと思うんです。

そうすればひとつの議席に対して優秀な人材が争って、その中で当選した人なら政治を任せられる人となりますよね。「ろくでもない立候補者しかいないから、ろくでもな政治家しかできない、その結果は官僚に操作されたろくでもない政治が行われる」ということですね。日本の癌は官僚、役人ですから。良い政治家がたくさん現れれば変えられます。

前段が長くなっちゃいましたがこの記事は、ここからが本題

このコロナ過で不遇な思いをしているのは飲食店業界とそこに商品を卸している業界ですよね。

「お前らは休め、お前らが営業すると感染者が増える」

「お金あげるから休んで、感染者が増えるから休んで」

こんな感じで、飲食店は時間短縮や休業を要請されています。コロナ過になって1年以上経ちますし、どのような状況を避ければ感染リスクが減るかもだいぶわかってきているのに、まだ休業要請ですよ。その間はただただ税金を飲食店にばらまく。日本は2020年の税収が過去最高でしたが、国家予算から見ると大赤字、それなのに申請すればもらえる協力金を税金でばらまく。

はぁーっ!?

ですよ。

なんでお店やったらいけないの?どうしてお酒を提供してはいけないの?カラオケスナックなのにカラオケ禁止?

飲食業界はかわいそう。って他人事の人がもしこの記事を読んでいたら。飲食業界を苦しめているのは誰だかわかりますか?

この飲食業界を苦しい状況にしているのは政府でも行政でもなく国民ですよ。

よく考えてみてください。お店がやっていたって行くか行かないか決めるのは私たちです。混んでいたり、あきらかに感染リスクが高そうなお店に行くか行かないか決めるのも私たちです。私たちがしっかりと判断してお店を利用すれば、お店は通常の営業時間、通常の営業形態でやっていて良いのです。それなのに、私たち側の判断が甘いから政府や行政はお店を閉めてもらうしかないのです。これは東京と大阪の感染拡大を見れば一目瞭然ですよね。気が緩めばコロナ以前のような飲み方をする、2週間後くらいに数字がドーン!数字が増えたからおとなしくなる、2週間後数字が下がる。この繰り返しですよ。1年半もこの繰り返しです。何が「新しい生活様式」「ニューノーマル」ですか。新しい生活様式やニューノーマルになっている人が同じような失敗を繰り返すわけが無いじゃないですか。新しい生活様式にもニューノーマルにもなっている人なんてまだまだ一部なんです。

だって、みんな変化が怖いんだもの。毎日毎日繰り返し、毎月毎月繰り返し、それが安定、お金も安定、生活も安定が今までの生活の基本だったからできれば新しい生活様式なんてしたくない。

あー、またルーティン変わるのかよ、せっかく今のルーティン好きだったのに。

新しい暮らし方するにはまたお金かかっちゃうね。ウチお金無いのに。

若い人が揶揄されることが何かと多いですが、私の考え方としては、30代以上がもっと真剣にコロナを考えて地域ぐるみで行動すべきですよ。我が家だけが良ければ良いがひどすぎる、無縁社会という言葉もありますが、コロナウィルスのようなウィルスは無縁社会が天国なのかもしれません。人と人はコミュニケーションは取らなくなってきてはいるが、接触や接近しない事は無い、密集も好き。

ウチの会社もコロナウィルスの影響があります!経済状況が落ち着きを取り戻さないとまだまだ事業者が事業を辞めなくてはいけなくなります。そうすると国は税収が減り、みなさんの生活にも大きく影響が出るんです。

もう一度言います。

「我が家が良ければ良い」ではコロナウィルスには勝てないのです。我が家以外の他人を1人でも2人でも関わってあげてください。

人って自らの責任にするのは辛いのもわかります、誰かのせいにしたい、言い訳したい、責任逃れしたい。だけど、今のコロナ過がなかなか落ち着かないのは政府でも行政のせいでもなく国民のせいなのです。

もう一度胸に手を当てて考えてみてください。

国民一人一人が「誰かの責任に」している限りコロナウィルスは笑顔で日本国内でまん延しますよ。

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