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チップ文化は果たして定着するのだろうか?

どうも姫路のhideです。
主にこんな活動をしています

1.お金に縛られない飲食店
スナックキャンディ姫路店
完全予約制パスタバルkitchen 11 店主
2.悲しいを削減するオンラインシェルター(サロン)「offside flat」オーナー
3.バンド ザ・ヒメジエンズのドラム

毎日noteを書いて、サロン記事を書いて 誰よりも何よりも自分の為に頑張ってる 漫画と音楽とゲーム好きです。 よろしくお願いします🤲

昨日のnoteにも動画を貼ったんだけど、鴨頭さんっていう方がチップ文化を日本に定着させたい!ってのをやってて実店舗が最近オープンしたんですね。

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で、なんでチップ文化定着させたいの?っていうとサービス業で働く人を笑顔にしたいから!ってのがあるんです。
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地位の低いサービス業

もう耳タコですが、サービス業、、僕は飲食しかあまり知らないんで、飲食業の話になりますが、とにかく社会的地位が低いわけです。

この社会的地位って何かっていうとお金っすよね(笑)

あ!今の飲食業に満足してて俺はやれるよ!私はやれるよ!何いってんの?って人はもうこの先を読まないでください(^^)
最高です!素敵です!そのままご活躍をお祈りさせていただきます!!

で、社会的地位が低い話ですね。

端的にいうと「絶対に儲からない」んです。
もっと正確にいうと、儲かるのは経営者だけ。それも一握りです。

でも現場でそのお店を実際にめちゃくちゃええ感じにしてる実働者ってアルバイトなんすよ。

本質的な話を掘り下げすぎると話が全然進まないんですけど、まぁ、、アルバイトやフリーターの人はめちゃくちゃお金儲けしたい!とかそういうのがないのかもしれないのですが、、まぁまぁ、さておき身入りは少ないんすね。

キャパを単価と時間で売ってるので天井がある。

後はやらしい話、お客さんに認められるより、上司に気に入られた方が給与があがるという話もあったり。

頑張ってもわかりやすいリターンがないよね!っていう話なわけですよ。(金だよ!金w)

それでもいい!僕は私はお客さんの笑顔が何より嬉しい!!って人もマジで結構いたりするんで、そんなこんなで成り立ってたりします。

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これって物凄い価値なんだけど、価値の割には認められてなくね?というところをチップ文化の導入でカバーしようじゃないか!というわけです。

大前提として僕もサービス業の地位向上には大賛成です。マジで終わってんなと思ってますから。

ただこのチップ文化、成功するにしてもとてつもない痛みを伴うなと感じました。
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人は合理と損得だけで動ききらない

僕も似たようなテイストで「お金に縛られない飲食店」というのを自分一人がスケールするような形で動かしてます。

まだまだ道半ばです。

ザックリ言うと価格自由の飲食店を作りたい!って事です。

様々な理由で面白くないのは全てお金に原因があるのでそこを取っ払えたらなぁという考え方ですね。

会員費で運営をまかない、商品の数字で売上をまかなわない。という事でロジック的には穴がないと今でも思ってます。

でもうまくいききってない。
それはわかりやすい僕の力不足や努力不足もあるんだけど、他人より自分が高く払ってるかもしれないのが嫌!でも少ない金額を払うのも嫌!とかマジでワケのわからん事を言われたりします。

今でもどうゆう事!?と頭を抱えるんですが、そんなもんなんです。

人は人と比較して生きてる。
幸せも不幸も豊かさも貧しさも、隣の誰かと比べて悦に浸ったり落ち込んだりする。

チップ文化ってのは僕は言い換えると評価制度の可視化だと思うのですね。

つまり
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格差が深刻になる

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できるやつがよりできて
できないやつがよりできない

こいつを加速させかねないなと危惧もしています。

や、わかります!
そんな下ばかり見てたらいつまでも上に行けない!その通り。頑張る人が評価されるのは当然の権利であり必須の仕組みだと思う!

でも僕はそこで産み出される闇からも目が離せないんです。それはもう僕の体質です。
気にせず先に行ってくださいな(^^)

まずはチップをあげる側の観点

支援疲れって言葉に聞き覚えはありませんか?まぁ原理としてはアレに近い感じで、チップをあげられない自分に負い目を感じる現象。チップを弾まない人は無力であるという自己否定。

チップをあげることで得られる自己肯定。
力を持つ人の優位性の加速。

そしてもらう側の観点

サービスのキャバクラ化

キャバクラって言葉をわかりやすく引用しましたが、要は気に入られる事をチップ目的でやるようになるっていう。
それは全くもって道理だし、この道は避けられないし、そもそもサービス業の頂点が僕はホストやホステスさんだと思ってるので間違いではないのですが、、どうにも一抹の不安が拭えない。

僕は水商売の真ん中にもいたので、決してそこが必ずしもユートピアではない事を体験しています。

一般的な飲食業と水商売の間のチップ産業みたいな位置付けで落ち着きそうだなと思います。

結論から言うとチップ文化だけで劇的に世界が変わる事はない。

でもこの一石からさらにトライ&エラーで最高の世界に近づく事は間違いありません。

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僕ならどうするか

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スタッフの育成

というか既に当たり前にされてると思いますがチームビルディングですね。
認め合い尊重し合うチーム作り。
「できないやつをつくらない」です。

水商売の世界は蹴落とし合いとかになりがちなのですが、そうではなくてイマイチチップが貰えてないスタッフがいたらその子を重点的に盛り上げる。その子がもらえるようにステージを作っていく。

圧倒的なスターは生まれないかもしれませんが、死ぬ人を作らないやり方です。優しいお店にしたい。甘っちょろい!面白くない!そう言われようと僕ならそうします。

お客さんの育成

接客業やサービス業ってそもそもめちゃくちゃ面白いんです。
良い感じのお客さんばかりなら←

そんなわけがないのでめちゃくちゃキツいのですが、じゃあそういう風にしちゃえばいいじゃん!!

ってなわけで、そもそも元々会員制のお店とかって古くからあるのですがそういう閉じたサービスにします。

スタッフ側に評価制度があるならお客さん側にも評価制度を設けるという発想です。

できれば有料でやらずにシンプルな会員登録でやれるのが良いのですが難しいかなぁ。
お金という概念はチップにだけ重きを置きたいため。

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(僕は自分が神という事での神対応をしています、そんな当たり前はいらない! でも素敵だな、勝てないなって思う。)

評価の非可視化

支援の可視化はここ数年ええ感じに流行りました。いわゆるスポンサーですよね。
ここに支援したよ!の可視化
ここに応援してもらってるよ!の可視化

僕はもうこのノリは"ゆりかごが傾いてる"と感じていて、逆に可視化されない気楽さや美学が再び見直されてるような空気を感じます。

ケースバイケースであり人によるとしか言えないのでとても難しいのですが、少し前に友達の画家の応援を自分のサロンで募ったときに支援を可視化しなかったんです。

誰が応援してくれた、、
この人がこれだけしてくれた、、
じゃあこの人にいつか返さないと、、

そんなんじゃない応援ってのもあると思うんです。なので使い分けが必要となってきてるなと。

もちろん支援のしがいがない!
ってなる恐れもあります。

ただなんというか、チップランキング!みたいなのを店内に張り出すような事は僕は愚行だなと思います。可視化はやるにしても上品に!ですね。

僕はこの非可視化チップって最高にあったかいなと思うのですがどうでしょうかね、、

理想はお店にチップが払われて、その日の営業終わりに開示して、今日のみんなの頑張りがこれだけ認められたぞー!って。
チームみんなで高め合うのがおもろいなと思いますね。

で、チップも無料チップがあると良いかも。
チップあげたいけど、、どうしても厳しい。
でも気持ちを伝えたい!!そんな人でもチップが払える。

で、その無料チップも溜まればボーナスとなって会社から何か支払われる?みたいな。

そしてチップの値段ではなく数そのものは可視化して、これだけのチップをいただきました!ってのは熱いと思う。

まぁいろんな方法がありそうです(^^)
サービス業、飲食業をもっと気持ちよく面白くする。全くもって気持ちは同じなので色んな方向から実現したいですね!!

僕も現状国内屈指の使い勝手の悪いクソみたいな店をやり続けます(笑)

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最高なんよなぁ、、
自分で行きたいもん。
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