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街は今カルピスの中朝霧に

マチハイマ・カルピスノナカ・アサギリニ

目覚めた時、今年初の霧模様でした。「霧」は秋の季語です。

★★★ ★★★ ★★★

この「日めくり俳句」、忙しい日々の中で季節に感謝する気持ちを忘れないようにと自分自身のために続けてきましたが、春まで休むつもりです。もし、更新を楽しみにしてくださっている方がいらしたら、しばらくの間、さみしい想いをさせてしまうことになり、誠に申し訳ございません。

仕事の都合です。味気ない理由ですみません。繁忙期こそ、季節をめでる余裕が必要であるとわかってはいるのですが(だからこそこれまで続けてきたのですが)、これからの半年は、本当にもう、物理的に俳句というパズルを楽しむ余裕がなさそうなのです。

もう少し、きちんと言い訳を書きます。私は税理士事務所の職員をしながら個人事業で社労士をしています。ですので、秋から春にかけて、年末調整や確定申告でバタバタするのは毎度のことなのですが、今年はコロナの影響で、各種助成金の申請書類作成業務が多く、かつ、10月からは職業訓練校の講師もすることになりました。

通常業務と助成金だけであれば「日めくり俳句」を楽しむギリギリの時間があったのですが、そのギリギリの時間をこれからしばらくの間は、講義の構成を考えて台本を作ったり、講義の練習をしたりすることに充てねばなりません。

「~ねばならない」と書くと、やらされている感が出てしまうのでよくないですね。自ら、新しいことに挑戦する機会を活かしてみたいと思っているのです。50歳になる時に、30年ぶりのライブに挑戦したような、そんなワクワクした気持ちでおります。

本当は、できることなら楽しいことは全部やりたい。それは俳句だけでなく、小説だって音楽だって。でも1日は24時間しかなく、かつ、もう53歳なので6時間は寝ないと死んでしまいます。死ななくてもコロナにかかりやすくなるでしょう。長生きしたいなら、必然的に何かをお休みしなければならないのです。

こういう場面で、仕事ではなく俳句を休んでしまうので、私は芸術家にはなれないのだと思います。

ここnoteにはプロアマ問わず芸術家マインドの方が多いようですから、こんな私は「根性なし」「裏切り者」と思われてしまうかもしれませんね。実際、そうなのかもしれません。でも、春にはずうずうしく戻ってきますよ。そういう面の皮の厚さはあるのです。

休む半年が取り返しのつかない半年になるかもしれない、そのことは充分承知しているつもりです。私にも皆様にもnoteというSNSにも、いろんな変化があることでしょう。でも、それぞれの場面で全力を出していれば、よりよく変化してまたお会いできると信じて、しばらくはさようならです。

お元気で。