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【ライブレポート】「上坂すみれの PROPAGANDA CITY 2021 」が2度の延期を経てついに開催! 〜同志とすみぺの関係はコロナ如きで変わらない!〜


 上坂すみれさん(すみぺ)が2020年に実施予定だったライブツアー「 PROPAGANDA  CITY 」はコロナ禍の影響で2回にわたって延期されていたが、10月30〜31日に舞浜アンフィシアターにて装いを新たに「 上坂すみれの PROPAGANDA CITY 2021 」として開催され、3回の公演は同志たちの熱狂の中大成功で幕を閉じた。

 31日の千秋楽公演ではライブが終わった喪失感を埋めるように2022年のライブツアー開催(下記ツイート参照)が発表され、来る12月のFCイベントに続き当分の間同志たちは充実した日々を送る事ができそうだ。

 本記事では1日目公演を中心に2日目でのセットリスト変更、MCなどを追記した形でレポートを作成している。(©️きゃんでー(@candymisasa))

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【開始前の会場と同志たち】

 今回の会場は舞浜アンフィシアター。「夢の国」のお膝元であるが、夕方の舞浜駅を見渡しても同志らしき姿は全く見当たらない。それは舞浜駅からイクスピアリを抜けても全く変わらず、本当にライブがあるのか?と不安になるほど。ところが会場前に来ると様子は一変する。一般人を装っていた同志が着替えたり、グッズを身に付け始め、「すみぺイベント」らしくなってくるのである。

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 この感覚は恐らく2020年2月の「NEO PROPAGANDA」発売記念のイベント「ガリガリ大学入学試験」以来かもしれない。周りを見渡すと見知った同志も多く、非常に懐かしい。「声は出せない」ライブだが、それ以外の部分では遂に同志たちに日常が戻ってきたようだ。尚今回の客席は緊急事態宣言こそ解除されたものの、キングレコードのライブ方針で全て1席飛ばし。ここは元々ひな壇型の見やすいホールなのだがそれをさらに上回る快適な環境になっている。会場内は中央にステージ、それをぐるっと取り囲むような客席構造になっている。ステージは前回ライブ「ノーフューチャーダイアリー(NFD)」と同様にタイトルロゴが上部に飾られ、地面には各ブロマークの大きな模型、そしてアルバム「NEO PROPAGANDA」ジャケットの背景にあった「街並み」オブジェが鎮座している。その周辺に左からキーボード、ギター、ベース、ドラムと配置。少し気になるのはステージに並べられた半透明の三角コーン。「街並みを工事している」雰囲気があり「PROPAGANDA CITY」は未だ拡張中らしい。今回はFC「すみぺれんぽう」会員が圧倒的に多いからか特に厳しい注意事項もなく18時の開演時間を迎える。

01.「予感(Extra Stage)」

 最初に書いた通り2回も延期された「PROPAGANDA CITY」。それでもやはり始まりは過去のすみぺライブと同様に最新アルバム「NEO PROPAGANDA」のオープニングテーマからだった。NFDは映像からだったがこちらは新たに制作されたイントロ「SUMIRE be back」から始まり、ステージ中央のせり上がってくる巨大なターンテーブルから4人の女性ダンサーが登場。同志たちはこれに合わせて赤色のペンライトを点灯させ、まさに「上坂すみれらしい」ライブが戻ってきた感覚を受ける。ダンサーは曲に合わせてバキバキに踊る。元のライブが中止になる前からすみぺがしばしばラジオ等で言及していた「ダンサーさん」のようやくのお披露目である。(ダンサーさんの衣装は下記Mayumiさんのツイート右上の写真を参照)

 曲の中盤、一度先程のターンテーブルは下がり、「イオナズン」連呼のサビに近づいた頃、今度はすみぺが乗ったターンテーブルがせり上がる。スポットライトが当たり、曲の最後の台詞「いー感じですぅー!」を叫び、ついにライブが始まった。久々に生で見るすみぺはひとまわり逞しくなったような印象を受ける。なお、衣装はスタイリストの佐野夏水さんのこだわりにより衣装は3公演の全着替えで少しずつ異なるが、各公演の着替えタイミングごとの基本的なデザインは一緒である。最初の衣装は猫耳とハートが特徴的なまさに「毛深い」もの。以下の記事の写真や、佐野さんのツイートを参照頂きたい。 

02.「EASY LOVE」

 1曲目はアップテンポなロックのイメージが強い「長瀞さん」主題歌のこの曲から。ここで一旦ダンサーは退場。同志は声こそ出せないものの準備運動として最適なこの曲で今回発売された「ウォッカ型」(下記ツイート参照)をはじめとする個性的なペンライトを振り、感覚を取り戻すかのように光の動きを揃えていく。先般の「シブヤノオト」でも感じた事だが、最初からすみぺの歌声に全く不安定感がなく「自信を持って」歌っているのがはっきりとわかる。今回はギターメンバーが変更になったすみぺチームだが、この曲の魅せどころであるエレキギターの音色も非常に美しい。そして先ほど気になった三角コーンはまるでペンライトのようにさまざまな色に光るオブジェで、この手のセンスは実にすみぺや諏訪さん(すみぺの担当プロデューサー)らしいと感じた。

03.「よっぱらっぴ」

 続いてすみぺが「今夜は楽しくなっちゃうぞ!」と叫ぶ。アップテンポな「いじらぶ」に続いてテンションMAXの「よっぱらっぴ」が来たか!という驚きが広がると共にさらに会場は熱狂する。もちろんNFDの時のようにすみぺが客席を練り歩いたりはできないが、ステージを隅から隅まで動きながら「S!A!K!E!SAKE!」を連呼されて同志が盛り上がらないはずがない。約2年半ぶりのライブにやってきた「声を出せない」同志の準備運動としてこの二曲はまさに最適な配置であると感じた※。
※但し、声出し有りのライブであれば我々の体力がもたない印象もあった。

MC ①

【1日目】
 最初のMCはすみぺからの挨拶がメイン。まずは当然「Здравствуйте !」から。久々に復活という事もあってやや真面目なイメージで話が進み、前回の「すみぺつってるんだろうが!」みたいなやり取りはない(できない)。声は出せなくともいつもの同志らしさを感じたのか、すみぺも安心した模様。また、「面白ければ静かに笑ったりするのは大丈夫なので笑ってください」と、今回の声に関するルールも説明していた。

【2日目(昼)】 
 同じく挨拶メインではあったが、昼の部は夜の部までの間合い時間確保や撮影が入ることによりMC時間が厳密、かつ短く(2分半との本人説明)設定されているのでかなりの急ぎ足。とは言え早速給水のお茶をこぼしたり、同志がルール通りコールを全くせずに拍手で対応してくれている事についてに「従順で助かります。」「非常に扱いやすいですね〜。」と褒めたりする余裕はある模様。そして「私の曲はコールばっかなのに声出すなって何言うん?」と同志の事を気遣いつつ、前日と同じく「笑うのは大丈夫」と説明していた。

【2日目(夜)】 
 MCに入った瞬間トラブルが発生。すみぺの靴のヒールが分解し、一旦修理のため舞台裏に戻ったのだ。このため1分間ほど会場が暗転したままになったが、ざわめきが起こる事もなく同志が静かに待ち続けたことは流石、と賞賛されても良いのでは無いだろうか。修理を終えて出てきたすみぺはトラブルに慣れているとは言え「こんな事ある?」と驚いていた。MC時間は昼より有るようだがやっぱり少ないと文句を言いつつ、「最後はいつものライブ感覚を取り戻してきたのか「口から声を出すのはだめですが血は吐いて良いです」などと言える余裕があった。

そして、すみぺから次の曲のアナウンスがあり会場は再び暗転。

04.「女神と死神」

 ここからは作詞「上坂すみれ」による作品が続く。まずは90年代前半のWinkなどでよく聴いたシンセテイストの強いこの曲から。ここからダンサーさんが5曲目まで再登場。ダンスもTRFやスーパーモンキーズをオマージュしたような形式である。すみぺらしい遠回しの愛を歌う曲で、位置的には次の曲への問いかけになっている模様。こちらの曲はややクールなテーマだからか青い色をメインとしたライティングとなっており、次の曲との雰囲気の違いがわかりやすくなっている。

05.「眠れない魔物」

 続いては前曲より時代が遡り、80年代のDX7やJUNOのシンセサウンドのイメージと、80年代前半のアイドルが海で遊ぶようなラテン調のイメージが強いこの曲。ライティングが砂を意識させる「黄色」と、海を意識させる「水色」で海岸をイメージしているような雰囲気で、全曲との印象差がよりはっきりしていた。ダンスも同じくラテン系。「神の後に魔物を持ってくる並べ方」は非常に面白く、「魔物は神や天使に近づきたい」わけなのでこれは「女神と死神」に対比させる構成になっているのかもしれないと感じる。

06.「テトリアシトリ」(1日目)

 前回NFDでは間奏曲となっていたが久々に歌唱曲として復活。ライティングは以前と同じくほぼ赤。初期の曲ながら歌もダンスも難しい曲だが、「あれ?すみぺってこんなに上手かったっけ」と素直に感じた。8年の時を経て初期の曲もアップデートされているイメージである。

06-2.「夢見るメイドガール」(2日目昼)

 6曲目はセットリストの差し替え指定となっているようで、31日昼の部ではすみぺ作詞の曲が3連続となった。この曲はロボットメイドの曲なので、神や魔物から一気にロボットメイドにぶっ飛ぶ為先ほどの二曲と役割が違うのだとわかりやすい。歌詞の連続性より「すみぺ作曲でまとめて見た」選曲イメージだと感じた。

06-3.「ヒミツのトモダチ♡」(2日目夜)

 こちらはPENICILLIN的な曲調で作られていると共に、激しい歌声がボイスキットの大先輩である椎名へきるさんをイメージしてしまう個性の強いロック曲。実際にライブで聴いてもやはり椎名へきるさんの歌うロックと歌声を含めて親近感を感じた。そしてヘドバンしたくなるのも同じ(もちろんやってはいけないが)。前の曲からの流れで考えると歌詞が神や魔物から不純な妄想に変わる流れは独特で面白い。

曲が終わると一旦すみぺは退場。舞台は暗転、スクリーンが降りてくる。

幕間映像①

 今回の幕間映像は劣等生の集まりである「私立ネオプロ高校」から最難関(そしてかつて同志が受験した)「ガリガリ大学」への合格を目指すド○ゴン桜的な、「ドラゴン菫」が開始(ちなみに脚本はすみぺ)。だが、例によって内容はほとんどない。先生役のすみぺは授業もせずウマやキノコの山やうまい棒タワーにうつつを抜かしている。…しかしここでギャル女子高生役として鈴木愛奈さん(あいにゃ)が登場すると言う豪華な内容で同志は盛り上がる。先生役のすみぺは教室にやってきたあいにゃに粗茶を出して「大学ならどこでも良い」と言っているあいにゃをガリガリ大学進学コースに来るように勧誘するが、太刀を振り回したりしながら、(実質)無理やり監禁して「勉強は形からだ!」と叫ぶ。そして雑談をした後に「勉強は形から入るんじゃない!ご褒美だ!」と言う事が支離滅裂になって前言撤回し高級プリンを食べると言う流れは3公演とも共通。ちなみに劇中に赤本が登場するが、東大、早稲田等が並ぶ中「ガリ大」は流石に小道具として作られなかった模様。そして雑談の中身が3公演で結構異なっている。尚あいにゃさんのギャル姿は下記ツイート参照。非常に可愛らしい。

【1日目】
 あいにゃにテーマ「学校生活」はどうだったか聞く。すみぺは出身地である北海道にちなんで「道の学校はどう?」と聞いたり様子がおかしい以外の何者でもない。尚、顔芸はどちらも秀逸。次々支離滅裂な要求をするすみぺに「違うんかーい」とツッコミをしていく姿は普通に芸人かな?と感じるほどである。

【2日目(昼)】
 テーマは「好きな教科」。あいにゃが好きだったのはある意味なんでもありの学活や総合の時間だったらしい。さわやか3組が好きだったとの事(10年くらい違っても作者も普通にわかる所がこの番組の長寿さを表してますね)。ちなみにすみぺはその手の授業が少なかったようで(私立だから)ちょっと不満足げな様子。

【2日目(夜)】
 地味に冒頭の上坂先生登場シーンでのウマパロネタが増えていっている。
トークテーマは「学生生活」。あいにゃの本名はそのまま「愛奈」とのこと。学生時代は大人しい性格だったのが、社会人になってはっちゃけた結果※(※筆者注 上坂さんとのラジオも影響)、こうなったとのこと。学校が面白くないのはすみぺあいにゃ共共通。話題は得意科目へ。すみぺから「あいにゃは歌唱力が凄いんだから合唱でソプラノ専任だったのでは?」と言う質問が出るが「なんでもやってた」との事。ちなみにすみぺはいつものごとくぼっちを拗らせてしまって「合唱は口パク」で生活していたとの事だった。

  そしてバンドメンバーが戻ってきてスクリーンが上昇。すみぺが戻ってくる。衣装はお着替えで二種類目に。チェックを基調とした衣装で公演ごとに色が違う。佐野さんのこだわりを感じる内容である。(詳細は下記ツイート参照)

07.「パララックス・ビュー」

 ご存知すみぺ曲で最高難度と名高い大槻ケンヂ作品。ライブで歌うのは国技館以来であろうか。驚いたのは、CDの録音ですらかなり厳しそうだった曲をきっちりと歌っている。この曲の特徴であるとにかく早いリズムにも乗っている。最後まで声量も衰えなくて素晴らしい。もう一つ注目すべきはドラム。この曲で歌より遥かに難しいと言われるドラムは毎度安定の一ノ瀬久(一Qさん)さんの見事な演奏に純粋に驚愕した。総じて歌もドラムも非常に高い完成度を見せつけてすみぺの「成長」をより一層感じる事になった。また、例のスーファミのようなMVはもちろんないのだが、「音楽だけで十分その世界観を見せつけている」、と感じた。

08.「POP TEAM EPIC」 

 「何故か」また今放送されている「ポプテピピック」主題歌として2018年に一世を風靡したEDMの曲。前回NFDの時と同じく、バンドマスター&キーボードの山下洋介さんが打ち込み+実機でこの曲を演奏しつつ、生楽器のギターとベースでロックっぽく仕上げてくるところは圧巻の一言。もちろんすみぺの歌唱もさらに上手くなっている上に、先程「パララックス・ビュー」を歌ったにも関わらず息は切れておらず、実機演奏とフィルターをかけたボーカルの親和感が半端ない。全体的に機械的な曲だが、ボーカルが力強くなると聴こえ方がさらに格好良さが上がってくることが実感できる。またこの曲は原作アニメの影響で「赤」と「青」のペンライトを半々で点灯させるので、今後ライブに来る同志がいれば覚えておいた方が良いと思われる。

09.「罪と罰 -Sweet Inferno-」(1日目)

 9曲目もセットリストの差し替え指定となっているようで、初日は「罪と罰」。筆者がすみぺを知った時からの一推し曲。とはいえ激しい曲でなかなかライブでは難しいと感じていた曲でもあるのだが、今回の歌唱を聴いて驚いた。音程だけではなく、体力が続かないと最後まで歌いきれないイメージがある曲にも関わらず、全くパワーダウンせず最後まで走り切ってしまった。これほど勢いのある「罪と罰」はCD含めて今まで聴いたことがない。元々ライブではすみぺが「お通夜ソング」と呼び、ビジュアル側に寄っていたこの曲。今回「パララックス・ビュー」と「POP TEAM EPIC」と言う激しい曲の後に放り込まれてもものともせずに歌い上げた事は、特に古参同志に驚きだったのではないかと思う。

09-2.「ドロップス」(2日目昼)

 今回のニューシングル3曲目にしてすみぺ作詞&バンドマスターの山下洋介さん作曲の「すみぺライブにピッタリ」な曲が2日目に満を辞して登場。この曲は「おまねる」で白いサイリウムを指定していたこともあり、すみぺのライブとしては非常に珍しく「白一色」に会場が染まる。スポットライト自体も白っぽいものが使われていることもある上に、一気に優しいイメージの曲になるギャップからかなり不思議な印象を受ける曲であった。

09-3.「Message」(2日目夜)

 同志でもついつい名前を忘れ「西高島平」とか「味噌田楽」とかで表現してしまうこの曲。実は「group_inouが4年ぶりとなる楽曲制作を担当 」することで話題になったエレクトロヒップホップ系の不思議歌詞、メロディの非常に挑戦的な曲でもし聴いたことが無い方がいればぜひ聴いて欲しい。この曲の生演奏はかなりベースとクリーンギターの音色が心地よく、すみぺの「にゃん!」をはじめとした優しい歌唱もありリラックスできる感じで、全体的に激しいセットリストの中での清涼剤のようにも感じた。

MC ②


【1日目】
 アンフィシアターの思い出について、アイマスの話を中心に少しだけトーク。久々に観客弄りもやりたくなったのか何とライブ前に届いてしまった「麺屋うえさか亭のシフトバリバリ店員エプロンをしている人」に「あなたが店長です」と声をかけたりいつものすみぺらしさが出てきている。麺屋うえさか亭グッズは下記ツイートを参照)。

 ここで少し真面目な話に。前回ライブが中止になった時にはいい加減スタッフ側と「無観客」も考えたらしい。それでもやはりすみぺは「同志がニコニコしていないと面白くない」と言う事であくまで客を入れての公演にこだわったとのこと。同志にとっては本当に嬉しい話である。そしてふと今回ライブの目玉商品?である「光るウォッカびん」を見ていて「ウォッカびんは暗いし振るのに体力が必要だからもう一本キンブレを持って振っている」と言う欠点に気づいてしまった模様※。さて、すみぺとしてはさらに伸び伸びと、昔のようにグッズを投げ散らかしたりするパフォーマンスがしたかったそうであるが、「解雇」をちらつかされて止められたらしくかなり不満げな様子。そして水を飲むべく同志とともに久々に「乾杯」を行う。会場からは拍手が起こり「同志は従順」と喜ぶすみぺ。
※ボタン電池使用のペンライトで、反射板がないので実は結構暗い。(下記当方のツイート参照)

【2日目昼】
 「ドロップス」でサイリウムが白に変わったことについてすみぺからは「みんなよく覚えてたね〜。あんな生きる上で何も意味がない番組見て」とお褒めの毒舌あり。また「POP TEAM EPIC」については「何故か」新リミックス版が11/1より配信されるとの発表あり。EDM色の強いこの曲をさらにテクノリミックスを行ったと言うことでかなり印象的な曲になったとのこと。
(筆者感想:実際配信後に視聴してみたがかなりテクノ寄りの楽曲にイメージが変わっていて、この曲の可能性の広さに改めて驚いた。)

 そしてMC時間が長いと指示が入り「もうMC締めろ?」と不満そうなすみぺ。水を補給するがペットボトルカバーを落としたりするところも「らしい」なあと懐かしさすら感じた。
 時間はないとのことだが衣装の説明も。先程の佐野さんツイート写真の通りここでは黄色系のチェック衣装。見て確認して欲しいが衣装のチェック部分が公演ごとに違うという佐野さんのこだわりはさすがとしか言いようが無い。そして本当に時間がなくなったのか「押したら殺される」と言いながら次に進む。

【2日目夜】
 「MCが4分しかないんですよ〜」と言いつつも、いよいよ前列の古参同志を弄る余裕が出てきたすみぺ。「今回のグッズはオシャレなものが多くて付けていても違和感ないけど、ガチ勢ツナギとかやっぱり古のオタクのグッズは癖がありますね〜。」と笑いを誘う。ただ「私はこう言う変なグッズを見慣れているから全然気にしませんよ」とフォローもしっかりしていた。すみぺが水を飲む際、こちらにも水を飲むように指示、そしてすみぺから「お水おいしー?(キモオタ声)」と聞く客が声を出せないために通常と逆の現象が起こったりしていた。

MC後は「次はこの曲です、SPY!」と言い再度ステージが暗くなる。

10.「SPY」

 こちらはNEO PROPAGANDAに収録されていて、先日Twitterで愛を呟いた結さん(下記ツイート参照)をはじめ芸能界でのファンも多いおなじみ大槻ケンヂ曲。「ロシアのスパイ」をイメージしたのかロシアっぽい航空機のパーサーのような服装に身を包んだダンサーさんが再登場。(下記Sakiさんのインスタ参照)かなり妖艶なダンスを見せる中、同じように踊り妖艶に歌い上げるすみぺがなんとも美しい。これも難しい曲だがやはり安定している。CDでもそうだが、ギターとBASSのテクニックと音のキレが非常に印象的で「生バンド」でないとこの雰囲気は出ないと感じた。

11.「アウターモスト −超自然恋愛−」

 制作に「TECHNOBOYS」が携わったことで話題になった不思議な雰囲気の曲。この曲を実際に歌うとどうなるのか、と言う疑問があったが不思議な雰囲気そのままの柔らかいボーカルとシンセサウンドで思った以上にライブ映えする曲だと実感。これを自然に歌ってしまうところにもすみぺのスキルアップを感じる。合わせてボイスエフェクトをリアルタイムでかけているはずだが、これをやってのける音響スタッフも凄いと感じた。
 さて1日目、特に指定はされていなかったのだが「超自然」「スーパーナチュラル」と言う単語に反応した同志がペンライトに緑を点灯。「腑に落ちる」表現だったためか徐々に緑のペンライトが増加していき、最終的には3割くらいが緑を点灯していたと感じる。今後のライブでどうなるか興味は尽きない。

12.「ものどもの宴」

 ここで一旦ダンサーは下がる。続いて「上坂すみれのおまえがねるまで(おまねる)」のイントロが流れる。これは「おまねる」テーマとしてイントロだけが先に発表され後から曲と歌詞がついた異色の曲「ものどもの宴」である(レコーディング風景は下記YouTube参照)。前番組「はーとをつければかわいかろう」の主題歌と同じく電波ソングではあるのだが、今回のアレンジはややロックっぽくなされており、CDよりもかなり力強く感じる。そして1日目のみではあるが、ヒートアップした最中に下記声グラの写真で写っている長袖の上着を脱ぎブラウス姿へ!軽々とした姿で電波っぽさを増した本来の歌い方に変化してサビへ続く。なおこの曲はすみぺから「好きなペンライトの色にせよ」と言う要望が出ていた事により、まるで一般のライブのような様々な色のペンライトが光っており、赤メインの世界を見慣れた中で非常に新鮮なイメージを感じた。さらにとにかくすみぺがペンライトを振ることを促すために腕を振り、それに合わせてどんどん同志の動作も早く、激しくなっていき会場のテンションは最高潮に近い状態となった


幕間映像②

【1日目】
 前の曲で疲れた同志を癒すように舞台が暗転しスクリーンが降下。引き続きすみぺとあいにゃの学校コント。あいにゃが問題を出されるとき何故か自分から「デデン」と言っているのが個人的に面白い。ミッションは難関科目「声優A」をクリアすること。なぜか減点法らしい。まるで「クイズ!ミリオ○ラ」のような形式でかなり妙な問題がすみぺからあいにゃに出される。「ファイナルアンサー?」とか「正解までの時間の溜め」とか「み○さんのようなすみぺの顔芸」で観客から思わず漏れる笑い。問題は最初こそ「山形県の形を答える」と言うまともなものだったがエピソードで「すみぺにありがちなあいにゃのLINEアカウントを聞き忘れた話」などの訳のわからない問題に変わる。何とかあいにゃは全問正解し、めでたしめでたし…?と思いきや矢の刺さった兵士が教室にいきなり入ってきて危機を伝える不穏な事態。そしてこれに対して「逃げよう」とすみぺが言い出して逃げるのだが映像はそこで終わり。伏線は一切回収されず終わってしまった。(一応次が呂布の戦いに関する歌だが日本の鎧を着ているのでなんとも言えない)

【2日目昼】
 基本的には1日目と同じ進行だが、問題が全て差し替えられている。さらにこの問題、あいにゃなら絶対正解できる「どうやって東京に来たか?」とか「どれを選んでも正解になる」問題とか完全におふざけモードに入っている。極め付けはバンドメンバーのドラマー一ノ瀬久さん(通称一Qさん)の顔を当てるクイズ変顔や、よく被るタイガーマスクなど面白おかしい写真が連発し、しかも全部正解。さすがの同志も、そしてあいにゃも笑うしかなかった※。 尚終わり方は1回目と全く同じパターンで、伏線はこれまた回収されなかった。
※一ノ瀬久さんはあいにゃのバンドメンバーも務めており顔馴染みです。

【3日目夜】
 「まーたあいにゃを弄るんだろ」と言うしたり顔の同志(筆者)を裏切るかのごとくあいにゃの「替え玉」と称していきなり登場した女子高生姿の徳井青空さん(そらまる)が全てを持っていくと言う爆笑の展開(下記ツイート参照)。問題も、まずはそらまるのやったバーチャルアバターを当てるものから話が展開し、すみぺが「いくらくらいですか?」と聞いたりするところから始まる。2問目はそらまるがハマっている「とうもろこし土偶」の問題になり、訝しがる中そのネタが「ムー」のコア読者であるすみぺすら見ていない部分を読み込んで知識を得たと言う話で同志は驚愕と笑いしか反応できていない。「宇宙のパワーが詰まっている」そうである…。そして締めは「私たちはとうもろこし人間なんだよ」で終わる意味不明さ。
 筆者はこれと逆の状況をCFで製作した「ひもてはうす10.5話」のPPP(ピンクパジャマパーティー)ですみぺが洲崎西&あけこ&木野日菜さんを瞬時に叩き潰したシーンで見たことがある気がする。まさかそれを上回ることをそらまるがやるとは…と言う感じである。
 続いて「すみぺの好きなところ15秒」クイズでは「文化放送に飾ってある2021年すみぺカレンダー」が好きで仕方がないと発言。このカレンダー、下記ツイートを参照して頂ければわかる通り非常に凝っていて良いものなのだが、すみぺから「あのカレンダー凝りすぎて赤字だったんですよ」と衝撃の発言。尚、このカレンダーは2021年途中始まりのためまだしばらく使える。下記mono Stand 及びすみぺれんぽうで「11月17日まで」購入可能なので、これを見て「素晴らしい」と思った方はぜひ購入頂きたい。(同志の一人としてどうか宜しくお願い致します。)

 さて幕間に戻るが、もちろんそらまるとの絡みの面白さは「声優と夜あそび」でわかっていたつもりだ。しかし声優界の変人と変人がコラボするととんでもないカオスが発生し、さっきまであいにゃが登場していた事や、このライブの記憶を全て上書きしてしまいかねない、爆弾のような内容であった。まさにそらまるの有効な無駄遣い(最高な使い方)。恐らくここはアニマックスで放送されるので、まずは見てみて欲しい。尚、1〜2日目の伏線は「一切」回収されなかった。

(独り言:ちなみに筆者は10月、本ライブ、ゾンビランドサガライブ、明坂聡美の共和国電波局と、ひたすら濃いそらまるを全てのライブと配信の画面で見せ続けられていて意図していないのに一番見た声優さんになりました。凄いです)

3回それぞれであまりに衝撃的な幕間が終了し、次の曲へ。

13.「すーぱー呂布呂布ぱらだいす!」

 OPと同じくすみぺはダンサーさんとターンテーブルからせり上がって登場。中華風の特徴的なイントロから「すーぱー呂布呂布パラダイス」であるとわかる。スモークが炊かれ衣装もチェンジされどことなく中華を感じる服に(下記佐野さんツイート参照)。

 そして登場時はダンサーさんの中央ですみぺが合掌というのが何とも言えず面白い。呂布の戦い関連が含まれているから幕間の最後(負傷兵の登場)があったのか?と思いつつもあれは日本の鎧だったため真相は謎。ここからは歌もダンスも激しい電波曲が続くが、こちらも難なく歌ってしまい、改めてすみぺの歌唱力と体力の凄さを同志に感じさせる。曲が終わるとステージは暗転。

MC③

【1日目】
 「MCだよー!」で話が始まる。着替え2回目の衣装について説明あり。何と今回の衣装は3回の公演で少しずつ違うらしい。(後程佐野さんからもその旨ツイート、そして現地で確認) すみぺが言うには「今回のライブはここまでお行儀の良いセットリスト」らしい。確かに1日目はここまであまり危険な発言をしていない気がする。幕間についても少し説明。ドラゴン桜を目指したらしいがやっぱりすみぺによくある「実は内容をよく知らない」事により偏見だらけの先生が出来上がったらしい。そしてこの幕間は「あいにゃにギャルの制服を着せたかっただけ」らしく、結果として「いい感じに勉強しなさそうな腰の低いギャル」が見られてすみぺとしては大満足だった模様。

【2日目昼】
 「MCだぞい!」で話が始まる。「すーぱー呂布呂布ぱらだいす」のせりあがり演出は「丸いところから上がって来たかったからこうした」らしい。曲によく合っているなあと感じた同志は多いと思う。幕間の説明では衝撃の「脚本:上坂すみれ」が明かされる。とにかく」鈴木あいにゃ(本人発言まま)のギャルを召喚する事に執着し、それが成就したことが嬉しいとのこと。ちなみに昨日ついにLINEを交換したらしい※。「返信不要です」とメッセージにあり、この言葉を送ってくる人は無条件に」いい人だと考えているすみぺは「あいにゃは本当にいい人だ」と改めて気付かされた模様。
※あいにゃは恐らく土曜に観覧に来ていたようなので、その時の交換ではないかと推定。(下記ツイート参照)

【 2日目夜】
 まずはすみぺから今回のライブの参戦回数を元に「どれくらい洗脳されているか確認する」意味での質問を投げかける。まず「今日1回目の人?」に約1割弱の同志がペンライトを振る。「今日2回目の人?」には2割強の同志。そして…「今日3回目の人?」の問いには案の定だが全体の約7割(!)の同志が一斉にペンライトを振っていた(注:筆者も…)。やはり同志のほとんどは完全にすみぺに洗脳されているようである。そんな洗脳された同志ばかりの中、告知があるとの事。
 まず1つ目の告知はアニマックスでの「本ライブの放送」である!(下記ツイート参照)どうやら収容人数が少なかったこともあってグッズだけでなく放映権を売ることも黒字化に向けた一つの目標であったようだが、無事それが叶った事になる。会場では光の効果を高めるためにかなりのスモークが焚かれていたが、すみぺ曰く「アニマックスの放映権料でスモークの予算を確保する」事ができた模様。ただし放送時間は2時間。すみぺのライブは短くても2時間20分ほど(今回の昼の部など)。どうやらカットされるのはMCの部分らしくすみぺはご不満な様子。そして佐野さんも「すみれちゃんと言ったら無駄話なのにねぇ〜。」とご不満だったらしい。これには声を出せない同志も思わず吹き出し、大きな拍手が起こる。

 2つ目は12月22日に行われる予定のVR配信の追加情報。こちらで期間限定で販売されていた「ネオ東京唱歌のPVで人々がつけてた怪しいスカウター型のVRゴーグル」の再販である。すみぺが「これ買った人?」と言う質問に数割しか手が上がらないところからもまだまだ売りたいのだろう。詳細は下記ツイートを参照いただきたい(FC会員は1000円割引なので是非)。

14.「夜勤の戦士のテーマ」

 次は事前に「振り練習」が紹介されていたこの曲である(下記ツイート参照)。

 動画を見ただけでは「結構難しいな」と言うイメージがあったのだが、すみぺ主導でダンサーさん方と一緒に振りを練習。練習に当たってすみぺはダンサーさんを「声優業界にいないタイプの美人」と評し、見つめると恥ずかしいと白状する。何となくわかる気がする。練習してみると動画の時「出来ないかな?」と思っていても意外にできるのでご安心を。初日は3回くらい練習しつつも徐々に少なくなり、最後は練習1回で曲が開始。ユーロビートなこの曲。もともと動きが激しく盛り上がる曲だと思うが、振りに思った以上に会場の一体感があり、赤のペンライトが振られ→回され→動き→流れる動きが非常に美しい。合わせてすみぺも歌声とダンスも安定している。夜勤が多い同志を応援するこの曲は大いに盛り上がった。

15.「快走!ラスプーチン」

 そして引き続きハードロックのこの曲へ。こちらは「すーぱー呂布呂布ぱらだいす」と同系統の電波曲だが、どうにも歌詞がひどい(筆者の感想です)。スポットライトの点滅も激しくロックであることを強調しているのはやっぱり「歌詞を忘れさせる」ためだろうか(筆者の感想です)。またダンサーさんもバキバキに動き、すみぺも完璧に歌うので、「歌詞さえ聴かなければ」本当に格好いい曲に聴こえてしまうのが恐ろしいところである。やはりメロディーは非常に重要に感じた。

16.「ウエサカダイナミック」

 続いては「ゆーるーしてー、あーげませんー!」のシャウト!おなじみビートまりおさんの「Neo Propaganda」と「Propaganda city 」をテーマにした電波曲。年代紹介でのダンサーさんの動きが一人一人違って非常に個性的。本来は右坂と左坂は声援で戦うはずだったのだが、今回はやむなく左と右にすみぺとダンサーさんが移動して同志にペンライトを振らせて「倒せ!倒せ!○坂!」と応援するようにする形がとられた。大いに盛り上がった場面であるが、もちろん完全な形ではないのでこれに関してはコロナ禍の終わりを望むしかない。なお、実はこの曲終了と共にライブにおけるすみれ帝国は完成している。

【メンバー紹介】

おなじみバンドメンバーの紹介コーナー。もちろん変化球弄りばかりである。

ドラム:一ノ瀬久(一Q)さん
 すみぺのライブではおなじみのちょいエロな「スーパードラマー」である。(参加作品はリンク参照)

その実力は素晴らしいのですがちょいちょいすみぺにはイジられてしまう傾向あり。
1日目は「一番バズったツイートは?」と言う質問。最近の「田中邦衛のモノマネ」との事だが…。2日目は間違って「バンドマスター」と言ってしまいさらにイジられる結果に。3日目に至ってはすみぺからの「あいにゃさんのどこがいい?」と言う質問に「よくわからない」と言うまさかの回答(注:一ノ瀬さんはあいにゃさんチームのドラマーでもあります)。いつも楽しいTwitterは下記参照。

ギター:渡辺裕太(ユータマン)さん
 渡辺さんは今回からすみぺチームに合流。素晴らしいギター捌きで見事にギターの存在感を見せ付けていた。1日目、すみぺからは「今までのセットリストで、一番ノリノリな曲は?」と言う質問。翌日のフリにもなるのだが、渡辺さんはハイテンション。「全部!!」と答えた事により大きな笑いと拍手が起こる。一方のすみぺはなんか面白くなさげな様子。2日目昼はなんか声が出ない様子。ハイテンションを期待して少し肩透かしを食らった感じである。そして2日目夜が本番。すみぺの「こんばんは」に対して「Good Evening!」と返す。「うざいって言われません?」と毒を吐くすみぺに「ウザいとは、僕のこと!」と宣言。会場は大拍手。今回の新ギタリスト、パフォーマンスも凄いがトークも面白そうである。Twitterは下記を参照。

ベース:山田裕之(HIRO)さん
 山田さんもNFDより今回すみぺチーム続投。1日目、すみぺからは「ヒロ「くん」の名前は趣味か?」と質問。これに対して「趣味です」と返すのは流石。同志も拍手を送っていた。すみぺはなんとなく納得した様子。2日目昼は「チャームポイント」を聞く。答え「ヒゲ」とのこと。確かにかっこいい。3日目は「一番傷ついた一言は?」と言う質問に「冷たい」と言う返し。HIROさん、これは辛い。SNSはお持ちでないようだ。

キーボード&バンドマスター:山下洋介さん
 こちらもすみぺのライブではおなじみ、筆者も尊敬する演奏も作曲も天才的、名曲がとても多いスーパーマンである。
 さて、一日目のすみぺの質問は「ゾンビランドサガのメンバーで誰が好きですか?」と突拍子もないような質問。実はこれが個人的には最高の質問だったと感じる。「?」と思った同志が多かったかもしれないが実は山下さん、#ゾンビランドサガ のメイン作曲家として主要な曲「佐賀事変」「光へ」「夢を手に、戻れる場所もない日々を」他多くを作曲されていて、先日の幕張ライブでも「50と4つの忘れ物」で河瀬茉希さんの横でギターを演奏されていた(下記Youtubeで1:17頃にそっと出てくるので必見)。この無茶振りに、「宮野真守さん」とキングのアーティストを答えるあたりは流石。(しかも宮野さんの歌う「NEVER Ending SAGA」も山下さん作曲である)

 二日目昼は先述の通り、一ノ瀬さんがバンドマスターになってしまったためそれ自体がネタになってしまうと言う不思議な事になってしまう。二日目夜の質問は、「コスプレするなら何をする?」と言うもの。答えは「ドラえもん」…。そこは宮野真守さんとか言って欲しかった気もする。ちなみに山下さんのインスタは下記の通り。フランシュシュメンバーとの写真が隣にあるのがやっぱり面白い。

ダンサー:Mayumiさん
 1日目はすみぺからは「回って〜」のお願い。優雅に回るMayumiさんに限界オタク化しているような様子を受けた。2日目昼はチャームポイントを質問。「目の形」とのこと(注:実はここ不完全です)。2日目夜はすみぺが回らせて「かわいー」と限界オタク化していた。

ダンサー:Sakiさん
 1日目のすみぺからは「今日終わったら、何が食べたい?」と質問。対して「カップラーメンとか味が濃いもの」との回答にオタクは拍手し、すみぺも「わかる〜」と返す。2日目昼はチャームポイントを質問。「肩幅が広い」と答えたところすみぺが「私もー!」と同調する。2日目夜はMayumiさんと同じ。

ダンサー:HANAさん
 1日目は自撮りのコツを聞くが、Sakiさんの方が上手いとのことなので後で聞く事になってしまった。2日目昼はチャームポイントを質問。「右だけエクボ」と答えたところすみぺが「かわいー!」と叫ぶ。3日目、「楽しかったことは?」で「ローアングルでひたすら眺めることができる夢を見た」とのことですみぺと共に一部同志は大喜びしていた。

ダンサー:RINAさん
 1日目は一番困ったDMについて質問。「グラビア的な…」と言う答えに察してそれ以上は聞かないすみぺ。流石!2日目昼はチャームポイントを質問。「髪の色」とのこと。2日目夜は「私がどう言う人間か?」と質問「大好き!」との回答に同志もすみぺも大拍手。

Vocal:上坂すみれさん
 
いつも通りの「そしてボーカルはこの私、上坂すみれでございます〜」と言う挨拶。久々に聞くとやはりライブが帰ってきたと感じ感慨深いものを感じる。すみぺへの質問は、1日目はHIROさんから「我慢していること」と言う質問。案の定ではあるが答えは「酒」である。檸檬堂350ml 1缶で我慢した事をいかに大変だったか語るすみぺに笑いが起こる。2日目昼は一ノ瀬さんから「裏チャームポイントはなんですか?」という質問。すみぺの答えは「あんなところにホクロが!」という回答。一体どこなんだろう…という謎は残る。2日目夜は山下さんから「ライブどうでした?」という質問。「1日2回回しは初なのですが、それでもなんとかなることがわかった」とのこと。(一応本当にそうなのか前方のオタクに確認していた。)※
※個人的には「ひもてハウスイベント」の1日2回回しはライブあり、大喜利あり、メンバー強烈という凄まじいイベントだった為、あれよりはマシな気もしている。

17.「踊れ!きゅーきょく哲学」(BAND Inst)

 何とここで前回NFDのトップナンバーが登場。こちらは次の「ネオ東京唱歌」準備曲の扱いでインストのみ。ここで同志は旗とUOを準備する。

18.「ネオ東京唱歌」

  ついにアルバムのリード曲。そして今回アンコール前ラストの曲である。そしてすみぺがかつて「UOが使いたい」と言っていた曲であり「旗を振らなければならない」と言うたくさんの役割がある曲である。…が何ぶん同志すら結構忘れてしまっていたのでUOは通してあまり使われなかった。この曲をライブで聴くとはやはり「旗を振る」事が重要だと感じた。ちなみに旗はすみぺが「前回のグッズとして発売された旗」(下記ツイート参照、筆者はこっちを使った)を振り、ダンサーさんは今回グッズの黄色と青の旗を振っていた。旗の振り方はなかなか難しいので今後の(同志の)課題かもしれない。


 最後のロシア民謡的アレンジの部分は揃ってコサックダンス調の踊り。これがなかなかかわいらしい。そしてターンテーブルが回り、旗を振りながらすみぺとダンサーさんが沈んでいき、アンコール前の最後の一曲は終了。エンディングへ。

エンディング

 再度スクリーンが下がってきてエンディング映像開始。「7つの海よりキミの海」が流れる中スタッフロールとライブ練習や幕間映像作成時のNGシーン、爆笑シーン等を切り取った映像になっている。
 最後にすみぺから各回ごとに異なるお礼メッセージが流れてアンコールへ。

en1.「地獄でホットケーキ」

 アンコール一曲目に一体何がくるかと思っているとライブで非常に熱くなる「鬼灯」曲である。この曲も正直非常に難しい曲で、NFDの時はかなり苦労していたイメージがあったが、全く苦としていない様子ですみぺの成長が改めて凄いと感じざるを得なかった。

MC④&告知

【1日目】
 「アンコールですよー」、との事でまずは衣装のネタバレ説明。1日目最後の衣装はダンサーさんと共に以下のインスタを参照頂きたい。今回、着替えを各回3回行うが、それぞれ少しずつ違ってくるという最初に書いてしまったがの佐野さんの愛のこだわりだけによる衣装チェンジが行われるとのこと。続いて今回のグッズに言及。「今回のグッズは非常にスマートなものが多く、古の同志が着ているようなおかしなものがあまりない。」「なので、すみぺはサブカル畑から逃げたのではないか!サブカル畑に引き戻せ!あいつは裏切り者だ!って思った人いる?」と質問するがもちろん誰一人賛同しない。(そりゃそうだ)「古のつなぎを着た同志も皆同じである」とのありがたいお言葉。その後は客弄り。浴衣を着た女子や、扇いでくれる同志、白髪が増えた同志を弄っていく。曰く「私は酔っ払ったら人の髪を抜くので髪が少ない人は近づくな」との事。そして会場についても言及。よく見えるので嬉しいと、会場を回りながら同志に手を振っていく。こちらもペンライトやうちわ、旗を振り返す。続いてはすみぺらしい「舞浜のリア充とバトルしなかったか?」という質問。笑いと拍手が起こるが、最初に書いた通り同志は擬態していて夢の国では非常にわかりにくいのでその心配はないのである。
 そんなこんなで時間が経ってしまい、スタッフから巻きの指示が。「うるっせえなあ!」とすみぺらしく毒づいていた。

【2日目昼】
 昨日や千秋楽と違って白いTシャツをベースとした衣装で登場。佐野さんのイメージはミイラとの事だがとてもじゃないがミイラとは気づかない毛深さであった。まずは「水を飲んでね」と言いながら即始まったアンコールに「どっちなんだよ!」と同志を気遣いつつ突っ込む。それは確かにその通りである。また話は美容院へ。すみぺは既に5ヶ月行っていないらしい。(実質スタイリストさんが整えてくれるはずだが)。そこから羅生門の話に飛び、昔の文豪はこんなすごい作品を書いていたんだとすごい作品を描いていたんだと改めて感心している。一方で「あ、文豪の曲をやるんじゃ無いですよ。文豪はこの3回で金輪際やりません!」と「文豪でGo!」ファンを落胆させる発言(多分極々少数派なので問題ない)が出ていた。

【3日目夜】
 実はハロウィンということもあってキョンシーのコスプレで登場。(下記佐野さんのツイートを参照)

 トーク初っ端から「アンコールって廃止した方が良くない?」と熱弁。確かに今の声が出せない状況ならわかる気もする。続いてスクリーンが降ってきて告知が始まる。まずは最初に書いたライブツアーの告知である。東名阪を縦断するツアーに同志は歓喜。そして「今度こそ」の思いが強くなる。ちなみにすみぺは舞浜が千葉なのを気にして、「ネオ東京唱歌」の「こ〜こは〜東京〜」という歌詞にいつも心の中で「東京じゃなくて千葉なんだけどな」と突っ込んでいたようだ。

 続いてはFCイベント『れんぽうのメリークリスマス ~すみぺ三十路大爆発city~』の告知。コロナ禍が縮小してきた事もあってか、チケットがどうやら追加販売される模様。ここでこのなんともエキセントリックなイベント名称についてすみぺより説明あり。「色々忙しく、疲れ切ってクララもジョーも立てなくなってしまった状態の時に、半分おかしくなりながらこのイベント名を思いついた」らしい。そして大爆発ですみぺは死に現在は56代目※のすみぺらしい(※多分もう忘れている)。

 そんないつものすみぺ節を見せつけながら、大半の同志はもちろん行く12月25日の参加を迷ってる人に手を挙げさせるすみぺ。見つけた人があまりよくなかった席だったからか「まさか一般販売の方?」と聞いたりしている。(筆者感想:今回一般入り口でれんぽうのチケット以外を全く目撃しなかったので、ほぼ0に近いのではないかと思うが…。尚関係者用はあいにゃさんのチケットを見てわかる通りe+だったと思われる。)
 イベント告知の後は少し雑談へ。いつも通り久々に会った同志の健康を心配してくれるところはやはり優しさ故か。またウルトラマンの実写出演というタイムリーな話も出てきた。日光が苦手なすみぺにとっては自然光を使う円谷プロの撮影はなかなか大変だったとの裏話が出てきたりした。そしてやはり、年が明けると次のツアーの準備が始まることが楽しみらしい。さらに最近ハマり気味の某プロレス漫画等の話を続けていたところ規定の8分が経過。「もうダメだ」と言う意外にうまいギャグから上手く次の曲につなげていく。

いよいよ、ラストの二曲が始まった。

en2.「生活こんきゅーダメディネロ」

 ついに来たテンポ200以上のヒャダインソング。すみぺ曰く「ヒャダインさんは歌いやすさも考えてくれている」とのことではあるが、やはり途轍もないテンポの曲である。それでもすみぺは「シブヤノオト」出演時と全く変わらない素晴らしいリズム感と音程でこの歌唱をこなしていく。このテンポにサイリウムを動かす同志ももちろん大変な状況ではあるのだが、なんとかほぼ全員がテンポに合わせて振っており、赤の乱舞と言いたくなるような光景が広げられる。

en3.「げんし、女子は、たいようだった。」

 ダメディネロからそのまま「ラスト!」の掛け声と共にイントロのストリングスが流れこの曲へ。本曲が本当のラストに使われるのは初だと思われる(アンコール前最後の曲の定番ではあるが)とにかくメロディも歌詞も美しい桃井はるこさんのこの曲。見せ場はサビのコールだが、今回はペンライトのみでそれを再現。やはり何度見てもこの光景は美しい。そしてすみぺのここまで成長した「げんし」に思わず感動で涙が出そうになる。それでも周りの熱量の方が大きく、全力でペンライトを振ってラストまで応援する。最後は会場全員でジャンプ!最高のライブにピリオドが打たれた。

スローガン唱和&解散

 最後に同志の健康を祈りつつ「生産!団結!反抑圧!」を声なしで唱和。1日目こそ時間があり、ステージ右手、中央、左手で一回ずつ唱和できたが、2日目は時間の関係で一回のみ。そして「解散!」の掛け声と共にまるでドリフのごとくキャストが駆け足で退場しライブは終了。規制退場で順に同志たちは退場していった。

 今回のライブを経て、いよいよ「上坂すみれ」のライブ活動が本格的に再開となった。声優だけではなく歌手として非常に尖った、いわゆる「音楽好きに響く曲」を歌う彼女の更なる活躍を同志の1人として引き続き応援したい。(了)

【イベントデータ】

上坂すみれライブツアー「PROPAGANDA CITY 2021」
開催日程 :2021年10月30/31日 3公演
(30日18:00〜 31日昼13:30〜 31日夜18:00〜)
会場:幕張アンフィシアター
出演者:
 Vocal:上坂すみれ
 Live Master & Keyboard :山下洋介
 Drum:一ノ瀬久
 Bass:山田裕之
 Guitar:渡辺裕太
 Dancer:Mayumi RINA HANA Saki

セットリスト

 01.「予感(Extra Stage)」
 02.「EASY LOVE」
 03.「よっぱらっぴ」

  MC ①

 04.「女神と死神」
 05.「眠れない魔物」
 06.「テトリアシトリ」(1日目)
  06-2.「夢見るメイドガール」(2日目昼)
  06-3.「ヒミツのトモダチ♡」(2日目夜)

  幕間映像①

 07.「パララックス・ビュー」
 08.「POP TEAM EPIC」
 09.「罪と罰 -Sweet Inferno-」(1日目)
  09-2.「ドロップス」(2日目昼)
  09-3.「Message」(2日目夜)

  MC ②

 10.「SPY」
 11.「アウターモスト −超自然恋愛−」
 12.「ものどもの宴」

  幕間映像②

 13.「すーぱー呂布呂布ぱらだいす!」

   MC③

 14.「夜勤の戦士のテーマ」
 15.「快走!ラスプーチン」
 16.「ウエサカダイナミック」

  【メンバー紹介】

 17.「踊れ!きゅーきょく哲学」(BAND Inst)
 18.「ネオ東京唱歌」

  エンディング

 en1.「地獄でホットケーキ」


  MC④

 en2.「生活こんきゅーダメディネロ」
 en3.「げんし、女子は、たいようだった。」

    「スローガン斉唱、解散」

 

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