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境界性パーソナリティ障害かもしれない…と感じているあなたへ

こんにちは、今日もご覧いただきありがとうございます。

今日は初めてパーソナリティー障害について書きます。
このテーマについては長くなるので細かく分けて書いていこうと思っています。
また日にちも飛んで少しずつ書いていきますので、ご了承ください。

境界性パーソナリティ障害かも…と気づいたときの辛さ

あなたは今精神的にかなり辛い状況なのではないでしょうか。
そして目の前の辛い状況は確かなんだけど、
「なんか私ってずっとそうだったな…」とも感じていて、
それがここ最近、何かをきっかけに分かりやすくキツくなってきたところなのではないでしょうか。
そしてこの辛さが永遠に感じるのではないでしょうか。

私の場合

私が「境界性パーソナリティ障害(以下BDP)かもしれない」と自分で感じたとき、確かにとてもとても追い込まれた状況でした。
環境にも、周りの人にも。
そして自分自身でも追い込んでいました。
こころも身体もボロボロでした。
心療内科でもらっていた抗うつ剤や睡眠薬を飲むことで、より病の闇に自分から向かっていっている、そんな感覚でした。
当時の診断名は鬱や適応障害でした。
判断力もなくなっていて、記憶喪失では決してないけれど、自分が何なのか、何のためにここにいるのか、もう何も分からなくなっていました。
それでもやらなきゃいけないと思っていたことは山のようにあって。
動かない身体にまた情けなく、絶望を感じていました。

病院に通いはじめてから3~4か月後、初めて入院しました。
入院中、「この辛さの原因が鬱や適応障害では説明しきれない」と感じ、
自分の症状や思考のキーワードをいくつか入れて検索をしたことで、
このBDPという障害を知ることになります。

BDPと診断されるのはここからもう少し後のことです。
これ以降のことはまた別の記事で書いていきますね。

ネット上の「境界性パーソナリティ障害の末路」に自分もなるという思い込み

検索結果を見れば見るほど、衝撃的なエピソードを含む様々な特徴例が出てきました。
すんなり当てはまることもあれば、ちょっと大げさに言えば当てはまること、こういうことは自分はないな、ということがありました。
それなのに、BDPかもしれないと感じた私は、ネットの情報の最悪のケースを読み、自分もそうなるんだと思い込みました。

冷静に考えたら、どんな病気も原因、よくある症状、予後等情報がありますが、
人によって出る症状も重さも効く薬も予後も…
すべてが一人ひとり異なる。
そんな当たり前のことなのに、自分はBDPの最悪のケースを辿ることになると思い込みました。
この障害に寛解なんて存在しないと。
それだけ視野が狭くなり、冷静になれなかったのだと思います。

自分が境界性パーソナリティ障害かもしれない…と思っているあなたへ

今、とても辛い状況なのだと思います。
誰かに相談したくてもできない状況なのではないでしょうか。
こころも身体も疲労困憊、眠ることもできず、
絶望しかない、そんな風に感じていませんか?

BDPという障害を見つけ、今までの自分の言葉にならなかった辛さが文字で説明されていて、原因が分かってホッとする反面、不安も増え、何とも言えない気持ちだと思います。

急がないでほしい

BDPかどうか診断されるにはどちらにしても少し時間がかかると思います。
仮に診断がついても、ご自身がどう受け止めるのかをご自身の中で整理するにも時間が必要です。
これからあなたがBDPと診断されたとしても、
ネットに書いてあるBDPの特徴全てに当てはまるわけではありません。
BDPの最悪のケースを辿るわけではありません。
むしろ今気づけたのだから、そうならないようにすることができます。
今のあなたの身体の不調が全てBDPや心の影響かどうかはわかりません。
他の疾患と掛け合わさってる可能性もあるのです。
実際に私も精神的なもの以外の原因が複数見つかりました。

だから絶望しないでください。
自分から最悪のケースに向かわないでください。
お薬を飲んでいる方の場合、ネットの情報とお薬の力によって、もしかしたら良くない行動をあと押ししてしまうかもしれません。
お薬の管理をご自身でされている方はできればご家族に預けて、その日に飲む分だけもらうようにしてください。

人に話すべきかどうか

「BDPかもしれない」それを無理に誰かにそれを伝えなくても大丈夫です。
もし聞いてほしい人がいたら最初から今までのことを一度に何時間も続けて話すのではなく、何回かに分けて少しずつ、話を聞いてもらってください。

最後に

いっぱい書いてしまいました。
私はBDPと診断されています。
一時期それで頭がいっぱいになっていました。
でも今は自覚は半分あり、半分ないくらいです。
生きていくにはそれくらいでいいと思っています。

とにかく今はあなたに検索をやめて身体を休めていただきたい、好きなものを食べてほしいです。
BDPの可能性については後からゆっくり話せれば良いので、まず今困っていることを医療や行政で相談してください。



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