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【大阪→門司港・下関・小倉観光】3日目 名門大洋フェリーふくおか乗船

行き帰りフェリーで行く北九州観光2日目夜〜3日目。
名門大洋フェリーふくおかに乗って大阪に帰ります。

2日目①②はこちら。

19:41 乗船

11月19日土曜日、半日かけて北九州+下関観光を楽しんだ私たち親子。
最後は19:00門司駅発の送迎バスに乗って名門大洋フェリーの乗り場、新門司港へと向かいます。

お腹もいっぱいでうとうとしつつ、30分ほどで到着し乗船手続きへ。
行きの阪九フェリーでは乗船手続きが混んでいたのでどうかな〜と思っていましたが、特に並ぶこともなく19:41、乗船。
どうやら阪九フェリーでは全国旅行支援の払い戻しを窓口で行なっていたので手続きに時間がかかっていた様子。
名門大洋フェリーは現場での払い戻しは無く、旅行支援の40%が割り引かれた値段がクレジットカードから引き落とされるそうです。

それではいざ乗船!

乗り込むとすぐに若い搭乗員さんが声をかけてくださって、このお部屋はあっちの方ですね〜と教えてくれました。有難い。
船内は阪九フェリーに比べるとややシンプルな印象。
いやいや、これでも十分豪華なんですけどね。

各施設の営業時間と橋の通過時間はこんな感じ。

新門司港19:50発→大阪南港8:30着という丁度良い時間帯だからか、行きの便よりも観光客らしき人が多かったです。

部屋(ツーリスト)

今回のお部屋はツーリスト(レディース)。
阪九フェリーのスタンダード洋室に相当するグレードです。
お値段は1人9,050円、2人で18,100円。
ですが現在WEB予約限定で「ツーリストにノリーナ割引プラス」というキャンペーンをやっており、30%割引され12,680円に。
そこから全国旅行支援で40%割引かれたので最終的に……7,608円?え、ほんとに?
正規料金のおおよそ4割ほどの値段になってしまいました。

ベッドは阪九フェリーと同じくらいの大きさで、160cmの私が優に寝転べるサイズ。
座ってもギリギリ頭は打ちません。

枕元にランプとコンセント。それから阪九フェリーには無かった小さな鏡が1つ。
そしてこれまた阪九フェリーには無かったですが、ベッドの足元の方に荷物を置ける棚がありました。個人的にこれめちゃくちゃ嬉しかったです。
ただ反対に貴重品ロッカーは無く、ハンガーも写真の通りロングコートはかけられそうにないですね。
(船内にロッカーはあるので本当に貴重な物はそちらに入れられます。)

部屋を出たら隣に女性用トイレとパウダールーム&授乳室が並んでいます。
トイレとパウダールームが分かれているのも名門大洋フェリーの特徴。
阪九フェリーと名門大洋フェリー、同じ大阪⇔新門司を繋ぐフェリーなだけに比べられることも多いですが、名門大洋フェリーは女性へ配慮されている印象でした。

19:50 出港&大浴場

引き続き体調不良の母、お風呂に入るのは翌日にしてもう横になるというので私は1人寂しく大浴場に向かいます。
大洋名門フェリーは風呂の入り口に現在何人が入っているかが表示される仕様。
定員は16人だったかな。こちらも感染症対策で使えるロッカーの数が絞られていました。

備え付けは温泉でお馴染み馬油シリーズ。ボディソープとシャンプーとトリートメントがありました。
シャンプーとトリートメントが別なのは単純に嬉しいですね。
風呂内にはゴミ箱が1つあったので、使い切り系のゴミはそちらに捨てられます。

そんなこんなでシャワーを浴びているうちに、気付けば船は出港済み。
ゆっくりと動く海辺のライトを眺めながらお湯に浸かります。
個人的に旅行の中であえてわずらわしいものを挙げるとしたら、夜遅くに帰宅してからのお風呂なんですが……。
それが船の中で移動しながらできてしまうフェリー泊。最高すぎませんか?

そして名門大洋フェリーの良いところの1つ。ツーリストでもレディースタイプのお部屋にはバスタオルが付いてくるんです。
え、そこ?と思われるかもしれませんが、バスタオルが×2から×1になるだけでどれだけ荷物が減ることか。
それに湿ったバスタオルをどこで乾かそうかと考える必要もありません。
使ったバスタオルはお部屋の回収ボックスに入れるだけでOK。
快適な入浴を終え、ベッドでしばしくつろぎます。

22:00 就寝→5:00起床

ベッドで横になっていると眠くなってきたので船内探検は明日にまわし、22:00、就寝。
名門大洋フェリーはベッドの仕切りが普通のカーテンではなくロールスクリーンカーテンなので、下までぴったりと閉めると本当に真っ暗になります。
好みは分かれるでしょうが、私は完全な暗闇の方が寝られるタイプなのでこれも嬉しかったポイントの1つ。
旅の疲れもあってか、翌朝まで一切目覚めることなく熟睡できました。

朝はいつもの習慣で5:00に起床。
1時間ほどダラダラしてから、大浴場に行く母を見送り私も身支度を始めます。

余談ですが、朝起きてから1時間の間はベッドのところまで電波が来ていたので、母とLINEのチャットで会話していました。(まだ寝ている方の迷惑にならないように。)
その後少し電波が悪くなりLINEもできなくなってしまったので、タイミングの問題なんですかね。
阪九フェリーでは部屋の中までは電波がきたことがなかったのでびっくりでした。

6:26、日の出を見に甲板へ

母もひと晩寝てすっかり体調が戻ったとのことなので、風呂を上がるを待って昨日行けなかった船内探検に行くことに。
せっかくだから甲板で日の出を見ようと思います。

しかし扉を開けた瞬間……さっむ!風つよ!
忘れていました。甲板の上は死ぬほど風が強いんでした。
飛ばされないように必死に踏ん張りながら船尾の方へと向かいます。
さて、肝心の日の出は……。

めちゃめちゃ曇っとる。

ご覧の通り、お日様は雲の向こう。
かろうじて雲間から小さな三日月だけが見えます。(写真上方、真ん中よりやや左の辺り。)
日の出が見れなかったのは残念ですが、これはこれできれいな写真が撮れたのでヨシとしましょう。

本当に真っ直ぐ進んでるんだなあ。
風の強さを感じられる1枚。

15分ほどたっぷりはしゃいでから一旦船内に戻ります。

7:11 明石海峡大橋通過

展望ラウンジで小休憩を取った後、7:05、明石海峡大橋を見るために再び甲板へ。
そうそう、展望ラウンジに居て気付いたんですが、窓は船内との気温差で水滴がついて曇ってしまっているんですよね。
体力に余裕がある方は断然甲板から景色を楽しむことをおすすめします。

ということで、一昨日は真っ暗な中で通過した明石海峡大橋。

今日は太陽の元(と言っても曇り空ですが)、通過の瞬間を見届けたいと思います。

甲板に出ると、カメラを構えている人、人、人の数々。
行きのフェリーより観光客が多そう、という印象は間違ってなかったみたいです。
なんとか人が写り込まない画角をキープして……7:06、明石海峡大橋が見えてきました。

7:11、明石海峡大橋通過!
朝なのでスマホのカメラでも綺麗に撮ることができました。
夜と朝、同じ橋を違う時間にくぐるというのは中々面白い体験ですね。
またくぐる機会があればその時はぜひ快晴で望みたいところです。

あっという間に遠くに。

7:30 朝食バイキング

明石海峡を見送った後は、船内レストランで朝食をいただきます。

名門大洋フェリーはバイキング方式。
全品食べ放題で、朝食のお値段は750円……ですが全国旅行支援のクーポン1,000円を1人ずついただいていたので、それを使って無料に。わーい。

朝からいっぱい食べる母。元気になってよかったです。

母は昨日の夜何も食べていなかったので特にお腹が空いていたようです。
パクパクっと凄い勢いで完食してしまい、ゆっくりと食後のコーヒー(私はオレンジジュース)を楽しみます。

おそらく皆さん気になっているお味の方は、まあ、バイキングってこんなやよな〜って感じです。
いやもちろん決して不味くはありませんし、船の上であることを鑑みれば十分だと思います。
ですが食事の質を求めるなら圧倒的に阪九フェリーに軍配が上がるでしょう。
やはりそこはお値段の違いということで。

ただ、値段を気にせず食べたいものを食べたいだけ選べるバイキング方式は、旅で疲れた朝には丁度良かったかもしれません。

8:40 下船

朝食後、部屋で荷物をまとめていたらすぐに到着の時間がやってまいりました。
港に着いたことを知らせるアナウンスを聞きながらロビーへ向かいます。

さらばフェリーふくおか。

8:40、下船。大阪南港に到着しました。

長かったようで短かったこの3日間。
初めてのフェリー泊(母は数十年ぶり)ということで楽しみ半分不安半分でしたが、蓋を開けてみればフェリー最高!と思う場面ばかりでした。
特に朝早くから観光地を回れて、存分に楽しんだ後お風呂に入り寝ていれば地元に着くこの感覚はフェリー泊ならではじゃないでしょうか。
それに今日は日曜日。帰ったら思う存分寝て、月曜日からの仕事に備えられます。

フェリー、めちゃくちゃ良かったな……と反芻しながら歩いていると、なんと降りた向かいに違う船が。

「おれんじ えひめ 大阪・神戸⇔新居浜・東予」の表記。

おれんじえひめ!?え!愛媛にもフェリー出てるん!?
にわかにざわつく親子2人。
愛媛かあ……愛媛も良いなあ……と、すっかり次もフェリーに乗る気満々で帰路に着くのでした。

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