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食道がん闘病記

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水腎症になりました

水腎症になりました

食道がんの手術から早いもので1年が経過しました。

術後直ぐにリンパ節への転移が見つかって昨年12月にリンパ節郭清を行い、年明けから3剤を使っての抗がん剤治療を2回行い、3月から在宅でTS-1を服用が始まりました。

最初は1日120mgでしたが、働きながらの服用は副作用が辛くて100mg、80mgと減量して摂取しています。

5月までの定期検査では何事もなかったのですが、5月頃から量を減らしてい

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コロナワクチン1回目の接種しました

コロナワクチン1回目の接種しました

一応、医療関連施設の従業員で且つ基礎疾患有り(食道がん)なので他の同年代の方々よりは早くワクチン接種を受けられます。

ただ、抗がん剤の服薬スケジュールを調整する必要がありました。接種日は決まっているので、主治医と相談してスケジュールを調整して先週に1回目を打ちました。抗がん剤の服薬は2週間止めました。

ちなみに、ワクチンはファイザーのものです。僕のように、抗がん剤を服用している人や治療を受けた

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意外と怖い「TS-1」

意外と怖い「TS-1」

5月に撮った造影剤CTでは、再発は見つかりませんでした。ただ、黄疸の指標であるT-Bil(総ビリルビン)の数値が春先から徐々に上がっていました。

3月18日:0.9mg/dL
4月 8日:1.3mg/dL
5月27日:2.1mg/dL

T-Bilは、赤血球内のヘモグロビンから作られる色素で、肝・胆道系の疾患で高値となるそうです。基準値が0.4-1.5mg/dLで、2.0mg/dLを超えるとTS

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今月から職場復帰しました

今月から職場復帰しました

しばらく更新をサボっていました。治療の経過報告です。

3月からTS-1に切り替えて在宅での抗がん剤治療を行っています。当初は120mg/日でしたが、副反応が辛かったので4月から100mg/日に減量しました。

2週間飲んで1週間休みを繰り返しています。GW期間は病院のお休みの関係で2週間お休みしたので、体調は今年一番のコンディションでしたが、期間が開いたからか飲み始めの数日は副反応が少々きつかっ

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抗がん剤がTS-1に切り替わりました

抗がん剤がTS-1に切り替わりました

2020年12月に転移したリンパ節郭清を行い、2021年1月、2月に術後の化学療法を行った効果判定のためのCT画像診断の結果、画像で判断できる転移は認められませんでした。ひとまず、ほっとしました。

ただ、2020年7月の手術後3カ月でリンパ節に転移していたので、主治医はここで何もしないのは不安という意見でした。選択肢としては、

①後2回入院しての化学療法
②経口摂取の抗がん剤(TS-1)投与

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術後2回目の化学療法が終わった

術後2回目の化学療法が終わった

術後2回目の化学療法も無事に終わり、本日退院しました。

前回、副作用が強く出たため使用する抗がん剤の量を75%に減らして行ったところ、副作用は穏やかでかなり楽でした。

白血球の量も測定した最低値が1700個/μLで、これまでのように3桁台にならずに済みました。前回は500個/μLまで下がってしまいましたから、随分違います。また、熱発も最高で37.5度でしたから、微熱で済みました。

なによりも

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白血球数復活 抗がん剤2クール目へ

白血球数復活 抗がん剤2クール目へ

先週の木曜日に2600/μLだった白血球数ですが、今日の検査で4800/μLまで復活していました。これで、術後の抗がん剤治療の2クール目に入れます。

ただ、副作用が強く出たため今後の治療方針が変わりました。当初は2クールで効果判定をして、入院ではなく在宅でTS-1による経口摂取の抗がん剤治療に切り替える予定でした。

それが、2クール目は抗がん剤の量を75%に減らして後4回入院による抗がん剤治療

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抗がん剤の副作用 白血球数が戻らない

抗がん剤の副作用 白血球数が戻らない

術後1クール目の抗がん剤治療を終え1月30日に退院し、2月4日に外来に行き血液検査を行ったところ、白血球数が2600/μLでした。

国立がん研究センター中央病院臨床検査部の検査基準値によると、3300~8600/μLが正常値とされています。人間ドック学会によると3000/μL以下は「要医療」らしいです。

僕の場合、今回の抗がん剤治療前は5400/μLでしたから、本来なら同程度まで戻っていて良い

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術前・術後での抗がん剤の副作用

術前・術後での抗がん剤の副作用

前回記事で、術後の抗がん剤の副作用が思いのほか強く出たことを書きました。これまで、抗がん剤治療は術前に2クール行っていて、その経験値の範囲だろうという予測は、全く外れました。

治療前に主治医に術前と術後で副作用の出方に違いがあるか聞いたのですが、「個人差が大きいので何とも言えない」という定型文で返されました。まぁ、そうでしょう。

で、院内薬剤師が来た時にも同じ質問をしたのですが、「論文をあたっ

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今回は、副作用に心が折れました。

今回は、副作用に心が折れました。

1月14日に入院し、翌15日から術後の抗がん剤治療が始まりました。術前と同じく3剤併用で、こんなスケジュールです。

で、二回経験済なので副作用は、経験値内に収まるであろうと高を括っておりました。

甘かった。

2日目からズ~~~ンと言う感じで身体が重だるい。今回は、早く来たなと感じました。術前2回目も1回目より早く来たのですが、流石に始めた早々来るとは想定外。

術前2回目は、早めに来たけど1

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やっぱり、リンパ節に転移していた

やっぱり、リンパ節に転移していた

今更ですが、

新年あけましておめでとうございます。

昨年4月に「食道がんステージⅢ」を宣告されて、術前抗がん剤治療、二度の手術などを行っていたら、あれよあれよという間に年が明けて2021年になりました。これまでの経緯の細かい事は過去記事を見て頂くとして、ざっと振り返ると。

4月:食道がん見つかる
5月:術前「抗がん剤治療」1クール目
6月:術前「抗がん剤治療」2クール目
7月:胸腔鏡下「食道

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がん闘病中に嬉しいことがありました

がん闘病中に嬉しいことがありました

二回目の術後2週間経ち、経過は順調で食事量も増えて来ました。けっこう食べられます。食べ過ぎて苦しくなることもありますが、食べられないよりは、はるかに良いと思います。

年明け早々に抗がん剤治療を控えているので、体重も増やして体力をつけておこうと日々、食べています。

食道がんの体験とは少し外れるのですが、嬉しい出来事があり、更にがん治療に力を与えてくれたので書いておきたいと思いました。

マリー・

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二回目の食道がん手術(リンパ節郭清)

二回目の食道がん手術(リンパ節郭清)

PET検査の結果、リンパ節の腫瘍は「がん転移」と診断されたため、二回目の手術(リンパ節郭清)を受けることにしました。

他臓器への転移は認められていなかったので、「放射線治療+化学療法」(いわゆる「ケモラジ」)を選択することも出来ました。

手術とケモラジ、どちらにもメリット、デメリットはあります。

手術の場合、メリットは腫瘍が7mmくらいと小さく、場所が特定できているので取り切れる可能性が高い

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Covid-19のPCR検査を受けて来た

Covid-19のPCR検査を受けて来た

リンパ節に転移した食道がんの手術の前にCovid-19のPCR検査を受けて来ました。夏の手術の時には無かったのですが、9月から術前検査が必須になったようです。

手術は全身麻酔で行うので人工呼吸器を着けます。その着脱の際に飛沫が飛ぶため手術スタッフへの感染予防のために手術の1週間前に検査をすることにしたそうです。

陽性だったら手術は延期になります。がんに限らず進行の早い病気で一刻を争うような時は

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