見出し画像

Covid-19のPCR検査を受けて来た

リンパ節に転移した食道がんの手術の前にCovid-19のPCR検査を受けて来ました。夏の手術の時には無かったのですが、9月から術前検査が必須になったようです。

手術は全身麻酔で行うので人工呼吸器を着けます。その着脱の際に飛沫が飛ぶため手術スタッフへの感染予防のために手術の1週間前に検査をすることにしたそうです。

陽性だったら手術は延期になります。がんに限らず進行の早い病気で一刻を争うような時はどうするのですかね? 一人の患者の命を救うのか、数名のスタッフの健康を優先するのか?

この「トロッコ問題」は、社会全体でも「命か経済か」で自称識者や野党のセンセイ方が政府の政策を批判していて、それにネット住民が付和雷同し日本社会は極めて危険な状態になっていると思います。

それはともかくとして、僕の受けたPCR検査はインフルエンザ検査と同じように行われました。上のイラストのようなイメージですけど、若干インフルの時とは異なります。

まず、飛沫を避けるために検査する医師(だと思う)は被験者とは相対しません。医師と被験者の間はビニール幕で遮断され、更に被験者(僕)は、90度横を向いて椅子に座り、イラストのように綿棒を鼻に入れて鼻汁(粘液)を取ります。

検査は直ぐに終わりましたが、若干気になる点がありました。

検査前に注意事項が書かれた用紙が配られて、そこには「検査後は院内を通らずに外を通ってお帰り下さい」とあったのですが、検査室から直接外に出る導線がなく院内を通って帰りました。

また、検査後に用紙に検査をした旨のサインをするのですが、それに使用するボールペンが「使用前」「使用後」に分けられているのは良いのですが、被験者の中にはサイン後に「使用前」のホルダーに戻す方がいて、それを看護師がチェックしていませんでした。

一日に何人検査するのか知りませんが、中には事前スクリーニングで罹患が疑われる人もいるでしょう。同じ部屋で同じ椅子に座って検査を受けることにより罹患するリスクは高いように思うのですが、それに対するリスク管理が不十分のように感じました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?