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昭和大学リカレントカレッジ ~CancerX~報告

CancerXは、昨年、昭和大学リカレントカレッジ2022秋期プログラムで、
講座を一つ開設しました。

昨年の講座案内から

講座の目的は「がんと言われても動揺しない、よりよい社会を目指すための心得や必要知識、組織論を取得する。」というものです。

講師の 上野直人 扇屋りん 半澤絵里奈 

講師はCancerXメンバーの上野直人 扇屋りん 半澤絵里奈の3人でした。

講座の案内文は以下の通りです。


毎年新たに100万人が、がんになる時代。その数は、生まれてくる子どもより多い。「がん」経験者、家族や友人、職場の同僚。立場は違えども、すべての人が、「がん」の当事者と言えるでしょう。

Cancer Xは、Collaborate/Change/Cross Outを軸に、情報や経験を共有し、アイデアをぶつけ合い、イノベーションの糧にしていくことを目指しています。関わり合うことは勇気がいるけれど 関わることでしかたどり着けない未来があると私たちは信じています。

この講座では、がんと言われても動揺しない、よりよい社会をめざすための基本的なスキルを提供し、新しい社会活動の糧にしていただける場になることを目指しています。


講座の対象者はがんに関する社会活動に興味がある方々(がんとの関わりは必要ありません)とし、開講時間は20:00~21:30@オンライン、受講料は15,000円(全5回)でした。

全5回の講義のタイトルと概要を紹介します。
講義といっても、双方向性のディスカッションとなるように努めました。

昨年秋講座募集資料から

第1回 2022年10月14日(金)
「CancerXのコンセプトCancer Agendaの理解」

第2回 2022年11月11日(金)
「科学的根拠に基づく社会活動とは」
医療に関する科学的根拠の確からしさはグラデーションになっていることを理解した上で、正しい情報を適切に伝えることが大切であることを共有しました。

第3回 2022年12月2日(金)
「CancerXが学んだコレクティブ・インパクトから考える『社会課題解決に向けたチーム』の在り方」
CancerXは多様性を重視し、レジリエンスが高くなるような組織にしている。それは何故か。疑似体験を通じて、多様性について理解を深めました。

第4回 2023年1月6日(金)
「コレクティブ・インパクトをあたえるプロジェクトの作り方」
心理的安全性を保てるような組織風土づくり、ゴールの共有、具体的なプロセスについて紹介しました。

第5回 2023年2月17日(金)
「発表会&ディスカッション 」
過去4回の講義を踏まえ、受講者が取り組みたいがんに関する社会課題について、具体的なプロセス、人集め、予算についてレポートを作成してもらい、発表してもらいました。発表時には、受講者毎に講師からフィードバックをしました。

レポートを提出した受講者には、講座修了証がリカレントカレッジ事務局から発行されました。

修了証(一部画像を加工しています)

受講者の終了後アンケートでは次のような声をいただきました。


「ディスカッション多めの形式だったので、より講師の先生方や参加者のリアルな思考、行動、計画など具体的に知れて、深く自身へフィードバックすることが出来ました。」

「自己課題を細分化したことで、行うべき事柄が明確になり、今後の活動に繋がる一歩を踏み出せました。」


CancerXはこうした声に励まされ、2023年度も開講することにしました。
これからも多くの人に社会活動の進め方を学んでいただくことで、各地で活動が始まり、がんと言われても動揺しない社会に近づくことを期待しています。

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