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FR社員の一日① ピークシーズン編

キャンサースキャンでは全国の自治体で事業を展開しており、各自治体とキャンサースキャンをつなぐ窓口となっているのがFR(フロント)のメンバーです。

FRの業務内容や仕事を通じて得られる経験について、フロントチーム西エリアに所属する稲生さんに尋ねました。(本記事の続きは後編にて)

稲生大輔
周辺機器メーカーの事業企画に携わった後、2021年7月キャンサースキャン入社。フロントチーム西エリアに所属し、高知県、大阪府などの約20自治体を担当。前職での企画営業の経験を生かし、特定健診の受診率に関するデータ分析や施策提案を行っている。

キャンサースキャンのFRは、お客様である自治体との窓口に立って事業を進めていく、プロジェクトの責任者です。営業担当が獲得してきた案件を引き継ぎ、自治体の担当者と連絡を取り合って通年でプロジェクトの推進を管理します。

私は、特定健診の受診率向上のための企画・提案を行っています。健診受診を勧めるハガキを送付する、SMSを配信するなどの施策を組み合わせて、自治体ごとに効果的な実施計画を立て、計画が採択された後は進捗管理も担当。本年度の事業実施と並行して、次年度に向けた提案も行っています。

1年のピークは、期中の報告会が重なる9~10月と、期末の報告会の多い2~3月。この時期は、1日に2~3の自治体を回って報告会を行います。今回は、そんなピーク時の1日の流れを紹介します。

とある1日の流れ

8:00 起床、支度
頭の中では今日の報告会で話すことをまとめています。

9:00~11:00 報告会①
市役所や保健センターに出向いて期末の報告会をします。先方は2~6名程度。期中の振り返りを中心に受診率向上施策の結果について話します。オンライン実施の場合は自宅から参加することも。

13:00~15:00 報告会②
別の自治体に移動して、報告会を実施。

15:00~16:00 社内MTG
社内MTG(オンライン実施)に参加。同じエリアを担当するチームメンバー同士で情報共有や進捗報告をします。

18:00~19:00 社内MTG
ホテルに移動した後、もうひと頑張り。社内MTGがあれば参加します。

19:00~21:00
企画提案のための資料作りを進めます。国の指針に沿いながら、自治体ごとに最適なプランとなるよう施策を考えます。業務が終わり次第食事をとり、翌日に備えます。


FRの役割は、自治体の思う「こうあったらいいのに」を実現させること

FRの仕事の長期的なゴールは、自治体における特定健診の受診率向上です。主な施策としては受診勧奨ハガキの送付がありますが、そういった通知物送付だけでは十分な取り組みができているとは言えません。自治体の担当者ご自身が新たなアクションを起こすことをサポートするつもりで、さまざまな提案をしています。

また、特定健診の実施状況や勧奨の進め方は自治体によって異なるため、できることの範囲も異なります。弊社がパッケージとして準備している施策を実行していただく際には、自治体ごとに細かいヒアリングやすり合わせが必要です。報告会で実施計画や成果をご説明する以外にも、一年を通じてコミュニケーションを取り、細かな要望を拾うようにしています。

報告会では自治体担当者とディスカッションもすることも

報告の主題は「特定健診の受診率が上がったかどうか」。順調に上がっている場合はその理由を振り返り、さらなる向上に向けた策を提案します。解像度が高い課題に関しては、データを基にして考えた解決策を提示します。もし解像度が低い課題があれば、仮説を立てその仮説をもとに先方にヒアリングを行って課題を具体的にし、その対策を考えます。

自治体から得た情報をもとに仮説を立て、課題解決の方法を考える

報告会で得られた情報や、受診率に関するデータを分析し、それをもとにして施策を企画します。数値データから得られる情報はたくさんありますが、分析の進め方としては、課題やあるべき姿から逆算する考え方も大切にしています。

お客様がどんな情報を必要としているのか各社員が判断してアウトプットをしており、各々が強みを生かした仕事の進め方をしていています。そのあたりは比較的自由だなと感じます。

▼「オフピークシーズン」の1日は、データ分析や企画、社内MTGに時間を割いています。

(話し手:稲生大輔 取材/執筆:山田晴香)


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