見出し画像

あっちゃんの闘病記⑫ 『退院、しかしがんロコモ』

遅ればせながら、いよいよ退院!

以前にも少し書きましたが、ドレーンの排液の量がなかなか減らず、2週間の入院の予定が結局、20日間になってしまいました。
(【あっちゃんの闘病記⑨】術後経過参照)

家に着くと、風船やらティッシュで作った花が部屋中に飾られていました。

『ママ!お帰り〜』

と迎えられ、娘がピアノ、息子がピアニカ、パパが歌で中島みゆきさんの「糸」を合唱してくれました。こういう演出はこっぱずかしいけど…(笑)
みんな、たくさん音を外して、笑えて感動しました。
そして、歌が終わり、『退院おめでとう』の合図とともに

ダイソンの掃除機が、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

私がいない時に、みんなで家事を分担して、協力してできるようになった!
そこにダイソンの掃除機の吸引力が加われば百人力だ!
『入院も悪くないな…』と思いました( ̄ー ̄)ニヤリ

画像1

肩の動きが悪い…

そうやって今まで通りの入院前と変わらない日常の戻っていくのですが、1つだけ入院前と違うことが…
それは、左腕が肩の高さまでしか上がらない、後ろに手が回らないという問題は残ったままという事。
『がん細胞は取れたし、腕が上がらないことは大した問題ではないのかもしれない』
と思うようにしていましたが、すごく不便で、何をするのも時間がかかり、この腕はちゃんと元通りに上がるのか不安で、イライラモヤモヤしてました。

このような疾患を、『がんロコモ』と言い、がん自体あるいはがんの治療によって骨や関節、筋肉といった運動器の障害が起きて、移動機能が低下した状態を指します。

画像2

その当時は、まだ『がんロコモ』という言葉もなく、しかも私の『がんロコモ』のタイプはがん自体による運動器の障害でない為、病院のリハビリも最初は取り合ってくれませんでした。
(今であれば、どのように対処するのかよくわかるのですが…)

また、ルネサンス運動支援センターで働くようになって、いかにこの『がんロコモ』でお困りの方が多く、「機能改善」や「動けること」を求めてるがんサバイバーが多いことも知りました。

今なら分かります!!!
その方の『がんロコモ』のタイプを見極めて、その方に合った対処が必要だということが…

あの当時に戻って、
『あんた、違うで!こうやって動かした方がいいよ!』って伝えてあげたい!と何度も思っている今日この頃です。

ルネサンス運動支援センターHPはコチラ↓↓↓ 是非のぞいてください♪

運動支援センター 公式アカウント
定期的に情報発信をしています。
私達の取り組みがお役に立てるかも知れません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?