【本紹介】成長企業に戦略を学ぶ
おはようございます。
カナリアコミュニケーションズです。
本日は、ジーアップキャリアセンターとブレインワークスの編著 『戦略成長企業』をご紹介いたします。
1.感想
本書を読んで、企業を経営するような方に共通する点として、社員をとても大切にしていることに感銘を受けました。
第1章で登場する京セラの理念には「物心両面の幸せの追求」があり、それの影響を受けた株式会社成田デンタルの石川社長は以下のように話していました。
これについては、企業の一社員として働く私にとっても共感できる言葉でした。
経営陣が社員を大切にしているかどうかを社員は気付きます。そしてそれによって社員にとって仕事というものが、ただのお金を稼ぐための労働なのか、誰かの役に立つための労働なのか、心の持ちようが変わってくると思うのです。
世の中で成功している経営者の方々は、ただのお金儲けをしているわけではなく、企業の代表として、従業員のことを誰よりも考えて経営しているんだなということがわかりました。
2.おすすめポイント
本書のおすすめポイントは、約50社の経営者方々の考えを知ることができる点です。
本書でも出てくる京セラの稲盛さんのような著名な方が書いた本を読んでも、それは1人の経営者の方の価値観や考えにしか触れることができません。
そうすると、どうしても著者の方の考えによってしまい、価値観や考え方には正解はないはずなのにも関わらず、多様性を認められないような考え方になってしまう方もいたりします。
それに対して本書では、約50人の経営者の方の多様な価値観や経験に触れることができるため、全体を通して企業経営者に共通する価値観もあれば、それぞれが異なる多様な価値観もあったり、客観的に各人の考えを捉えることができます。
3.概要
本書は、企業のトップである経営者の思考から確かめられる、経営理念の由来や、人材の抜擢・活用方法、将来的な『戦略』、『成長』する理由など、企業を深く知るための企業研究シリーズの第1弾となっております。
混沌とした日本経済において、成長を続ける企業の過程にはそれぞれの特徴があります。
なぜ成長を続けられるのか?その成長の秘訣は?といった疑問を、経営者の方々にお答えいただき、企業を深く知るために、本書は経営者の方々から見る、これから社会にでる新社会人と、企業のあるべき『カタチ』が紹介されています。
成長する企業にはどのような特徴があるのか、企業の経営者はどのようなことを考えながら日々成長しているのか、普通に生活していても出会えないような方々の赤裸々なお話を読むことができる大変貴重な一冊になっております。
ぜひ、ご一読ください!
それでは。