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【本紹介】ふと食べたくなる小学校の給食

おはようございます。カナリアコミュニケーションズです。

本日は、兵庫県芦屋市教育委員会著 「芦屋の給食 オシャレな街のおいしい献立」をご紹介します。

1. 感想

私は現在28歳の社会人なので、小学校の給食を食べていたのは20年くらい前になってしまいますが、あの頃の給食をもう一度食べたくなるような気分になりました。

揚げパンや牛乳、美味しいおかずのおかわりをじゃんけんで取り合ったり。。

とても懐かしく思ったのと同時に、あの頃は毎日栄養がよく考えられた、いろんな食材を食べられていたなと、今の食生活を見直そうかと思うきっかけにもなりました。

そんな子供の頃の給食を懐かしく思う気持ちにさせてくれる本書では、「自校式給食」が実施されている兵庫県芦屋市の給食への取り組みについて紹介されています。

自校式給食とは、各学校に給食室を設け、毎日調理を行なって子どもたちに給食を提供する給食システムです。

私が子供の頃は、田舎の小学校だったこともあってか、小学校の中に給食室があり、毎日そこで給食が調理されていたのですが、時代の流れとともに給食センター式に変わりつつあるようなのです。

この流れに負けず、自校式給食を続け、さらには各校オリジナルの独立メニューを展開しているのが芦屋市の小中学校らしいのです。

本書を読んで、すごい!と感銘を受けたポイントをご紹介しますと、

・カレーライスをルーから手作りしている
・調理師全員の名前を子どもたちが覚えている
・味覚の体験授業を実施し、豊かな食経験を与える授業を考えている

などです。

調理師との距離が近いというのは、料理を作ってくれている人をイメージしながら給食を食べることにつながるので、嫌いな食べ物でも食べてみようという感情になったり、作ってくれる人に対する感謝の気持ちが芽生えたりすることにつながるのかなと、とても大切で良いことだと思いました。

少なくとも、私が小学生の頃は調理師さんの顔や名前を覚えてはいませんでした。。

さらに本書では食事のマナーや、好き嫌いが多い子どもにどうやっていろんな食材を食べてもらうようにしていくのかなど、自分が子供を持った時にどう子育てしていくべきかの参考になるような記事がたくさんあり、この本とともに子育てして行っても良いくらいに感じました。

2. 概要

目次
「芦屋の給食」おいしい秘密
最高においしい!給食レシピを大公開
心を育む食育レッスン
栄養士が解説!子供を育む食育Q&A

本書では、兵庫県芦屋市の栄養士や調理師たちが大切にしている食への思いや、体と心を育む給食レシピ、学校で実践している食育など子どもたちの成長を助けるさまざまなアイデアをご家庭でも実践していただけるよう、分かりやすく紹介しています。

各ページにある余白や巻末のメモ欄には、ぜひご自身でアレンジされたレシピや子どもたちの感想、成長記録などを書き込んでみてください。

子どもたちの「おいしい!」の笑顔と健康のために、一緒に職を大切にしていきたい!そう思える一冊です。

(本書 はじめに より一部引用)

ぜひご一読ください。

それでは。


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