【本紹介】ベトナムビジネスの成長
おはようございます。
カナリアコミュニケーションズです。
本日は、ベトナム現地法人「ロータス証券投資ファンド運用管理会社:Lotus IMC」の投資諮問委員会・委員長の上田義朗さん、株式会社ブレインワークスの著書、『ベトナムビジネスがいま熱い』をご紹介いたします。
1.感想
本書を読んで、ベトナムの経済だけでなく、ベトナム人にも興味を持つことができました。
本書の第2章では、中国と比較する形で、ベトナムが日本と相性の良い点について説明されています。
よく日本人は外人と比べて、Yes/Noをはっきり言わないだとか、気配りができるだとか、お年寄りに親切だと言われますが、ベトナム人もどちらかというと日本人に近い正確なのだそうです。
それだけでなく、勤勉だという点もとても興味深く、日本が高度経済成長期に大きく発展したのは勤勉すぎるくらいの国民性があったからこそだと思っていまして、ベトナム人にもその素質があるということが、今後の経済成長が大いに期待できるなと個人的には思えました。
2.おすすめポイント
本書のおすすめポイントは、ベトナムで躍進する日本の進出企業が紹介されている点です。
本書を読めば、ベトナム人がどれだけ勤勉で親切で、ベトナムという国がどれだけの可能性を秘めているのかは理解することができます。
ではいざ、ベトナムに投資してみようとか、ベトナムに事業を進出してみようとなるとなかなかハードルが高くなってしまうのが実際だと思います。
そんな時に、本書で紹介されている企業の具体例を参考にすれば、よりイメージを膨らますことができますし、真剣に検討しているのであれば、直接コンタクトを取ってしまうこともできるのではと思います。
本気で、ベトナム進出を検討している方にとっては、とてもよいケーススタディになっていると思います。
3.概要
第1章では、ベトナムにおける経済やビジネスをいくつかの事例を交えて紹介されています。
第2章では、ベトナム人が特別に日本人と相性が良く、ベトナムビジネスの優位性についても多数存在しているという筆者の見解について説明されます。
第3章では、ベトナムのWTO加盟に関わる諸問題について、そもそもWTOとは何か、から説明されます。
第4章では、今熱いと言われているベトナム株式投資の現状と展望について触れられます。
第5章では、実際にどのように投資を進めていったら良いのか、具体的な取り組み方のほか、ベトナム人を使用するときの留意点、ベトナム企業との付き合い方などが紹介されます。
最後に、実際にベトナムに進出している日本企業の現地法人のほか、ベトナム企業と取引実績の高い日本企業、ベトナム進出をサポートする企業が8つ紹介されています。
アジアで中国とともに急成長を遂げているベトナムについて、投資の観点を軸に詳しく説明してくれています。
これからベトナムへの投資、進出を考えている方には、何よりも情報武装が不可欠です!
ぜひご一読ください!
それでは。
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