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【本紹介】企業の本質とは?

おはようございます。
カナリアコミュニケーションズです。

本日は新賀太蔵さんの著書、『逆風の向こうに』をご紹介いたします。

1.感想

本書を読み始めてから、展開の激しいストーリにのめり込んでしまい、1度で最後まで読み終えてしまいました。

私自身ソフトウェア開発系の仕事をしていることもあり、物語の中で発生するハプニング全てがとても身近なものに感じられ、感情移入が止まりませんでした。

本書の冒頭で65歳の主人公が妻から、「しかし、よくあきらめずに頑張ったわねえ」と言われているシーンがとても印象的でした。

私も今の人生を全力で突き進み、歳をとった際に振り返ったとき、この主人公と同じような気持ちを持てるように頑張っていこうと思いました。

2.おすすめポイント

本書のおすすめポイントとしては、小説のような形でフィクションの物語の構成となっている点です。

基本的には筆者自身の人生を描いた物語になっているのだと思うのですが、それを筆者自身が語る本ではなく、物語として作り上げることによって、より具体的なストーリーとして、描写をイメージしながら読み進めることができました。

会社を立ち上げてから、章ごとに大きな問題が発生してそれを乗り越えていく主人ん香の勇敢さに勇気をもらえる構成になっていると思います。

3.概要

目次
夜明け前
やりがい探し
自立
挫折
佐伯
奮闘
すべて私の師
想いの実現
念願
断念
IT業界を魅力的に
絶体絶命
眺望
ハーフタイム

本書は、新潟県燕市の「平山プレス製作所」の四兄弟の長男として生まれた平山健太朗という主人公の65歳までの人生のストーリとなっております。

また、本作品は実話に基づくフィクションであり、登場人物や団体名等は全て架空のものです。

貧しい下請け会社の製作所を営む父親のもとで育てられた主人公は、高校生まで自分は将来父の跡を継ぐのだろうとぼんやりとした日々を過ごしていました。

そんなある日、父親から「これからの時代に合った仕事を自分で探してやってみろ」と突然言われてしまいました。

高校卒業後の進路を実家の跡継ぎ以外全く考えていなかった主人公は、ただただ目の前が真っ白になり、しばらく魂の抜けたような生活が続きました。

そんな主人公は当時先端をいく職種と言われていたシステムエンジニアを目指し、専門学校に通うことから、人生が再スタートしました。

そこからソフトウェアエンジニアとしてソフトウェア会社に勤務し始めてから自分の会社を立ち上げ、様々な困難を乗り越えていく物語となっております。

感想でも述べた通り、ソフトウェア開発経験のある方にとってはとても感情移入してしまう作品となっていると思います。

ぜひ、ご一読ください。

それでは。


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