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【本紹介】交渉力を身に付ける

おはようございます。
カナリアコミュニケーションズです。

本日は武蔵野大学講師 谷川須佐雄さんの著書 『願望を実現する交渉力』をご紹介いたします。

1.感想

本書は読む前からとても興味を持っていました。

私自身社会人として5年目が終わりかけているのですが、仕事で一番重要なのはコミュニケーションであると私は思っております。

企業で働く上で、一人で仕事を進めることなどほとんどありませんので、常に「交渉」がつきまといます。

この交渉をうまく行える人材こそが、いわゆる仕事ができる人と言っても良いのではと思っています。

本書では、理論として一般化されている原理原則から、筆者の経験をもとにした交渉術、さらには具体的な事例に原則を当てはめて検証するという内容も含まれており、とても有意義な内容になっていると感じました。

これからの社会人人生、定期的に本書を読み返しながら交渉力を磨いていきたいなと思います。

2.おすすめポイント

本書のおすすめポイントは、著者の経験だけではなく、ハーバード・ビジネス・スクールで教えられている交渉学の理論や、ソフトバンクの孫正義さんの事例を挙げながら交渉力の原理原則が紹介されている点です。

学問として研究された結果についても紹介されていることで、本書の内容の信頼性が上がり、より頭に内容が入ってくるなと感じました。

客観的な理論を、時には図に示して構造的に説明しながら、具体的な事例に当てはめて検証するということも本書では展開されているので、とてもわかりやすい流れで描かれているなと思いました。

ここでは、ハーバード・ビジネス・スクールで教えられている4つの原理原則をご紹介しますので、より詳細を知りたいという方はぜひ本書を読んでみてください。

1.”こう言ったらこう返す”作戦を練っておく
2.最低でも自分は、何を勝ち取りたいのか
3.相手との関係をどのようにしておくことが良いのか
4.もっと相手を喜ばせてあげたら、どんなことになるか?

3.概要

目次
第1章 どんなときでも「人との関係」は交渉で決まる!
第2章 すぐわかる交渉の原理原則
第3章 必ず結果を出す「交渉作戦」のつくり方
第4章 とっさの難題にも「交渉脳」で切り抜ける
第5章 相手に合わせた「頭のいい交渉術」
第6章 人生のあらゆる場面に交渉力を

本書の第1章と第2章では、ハーバードビジネススクールにおける最新の研究などをもとに、「交渉力とは何か」に継いて広い意味から探っています。

第3章と第4章では、技術的な部分にも触れ、第5章と第6章では事例をもとに考えていく流れとなっております。

「交渉力」とは、基本的に自分の願望をなんでも実現させる能力のことです。磨き上げておくことになんの損もなく、得しかありません。

それを理解した上で、本書を読み進めていただければと思います。そうすれば、営業に直結する技術もアップできるし、人生のあらゆる問題を解決する手引きにもなると言えます。

ぜひ、ご一読ください!

それでは。


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