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【本紹介】理想の「食」とは

おはようございます。
カナリアコミュニケーションズです。

本日はNPO法人 食の未来研究所所長 若山祥夫さんの著書、『若返る食べかた 40歳からの「食」革命』をご紹介します。

1.感想

本書を読む前は、身体を健康に保つための、栄養素が豊富に含まれている食材を紹介するような、よくある本なのかなと予想していましたが、読んでみるといい意味で予想を裏切られました。

本書では、「食」について筆者の理論が語られるのですが、それは食材に限らず、人間が身体に入れるもの全て、そして食事を取るという行動やその時間まで含めて語られていました。

また、一般的に良いとされている健康食品に対する否定的な見解や、喫煙や飲酒に対して一方的に否定しない姿勢についても、偏見なしに「食」について考えていらっしゃるのだなと感じられました。

さらには、「食」とは関係ないじゃないの!?というような内容まで語られていて、私はこの本を健康に生きるための生活習慣が語られている本だという認識を持ちましたね。

例えば、入浴について以下のように語られています。

軽度のアルツハイマー型認知症の患者さんを対象にした研究では、1日1回20〜30分入浴してもらい、毎秒1.5〜2メートルの水流をかけると、脳波に示されたアルツハイマーの傾向が改善すると言う結果が得られています。
このことから、ごく軽い認知症では入浴と流水刺激が良い効果をもたらすことが考えられます。

本書は主に「食」について、時々それ以外の生活習慣について、様々な視点から健康に生きていくために参考になる理論が大量に詰まっている本だと言えます。

なによりも食事は楽しむことが大事。それを再認識させてもらえた一冊でした。

2.おすすめポイント

本書のおすすめポイントは最終章で健康になる食べかたの極意がまとめられている点です。

本書の内容を全て読む時間の取れない人でも、最悪ここを読むだけでも、十分にためになると思います。

極意が全部で7つ紹介されているのですが、そうですね、、4つだけご紹介します。

極意1 丸ごと食べて栄養を丸ごといただく
極意2 食べすぎないこと
極意3 よく噛んで食べる
極意4 就寝前は食べない

最終章ではこれに加えて3つの極意が紹介され、それぞれについての説明が書かれています。

この極意、心に刻んでおこうと思います。

3.概要

目次
第1章 「食」の力を体に活かそう
第2章 老いのスピードを減速させる
第3章 体が喜ぶことをしよう
第4章 健康は「食」のバランスで決まる
第5章 栄養素の寄せ集めは体が喜ばない
第6章 食べて体の中から若返る健康食品
第7章 健康になる食べかた - 七つの極意

「食」という非常に大きなテーマに対し、本書では1章ごとに異なる観点で著者の考えが紹介されています。

第1章では、豊かな「食」が読者の未来を変える力になりうること。
第2章では、「食」とともにある心豊かな暮らしが若さを保つ秘訣であること。
第3章では、免疫力をアップさせる食べ方。
第4章では、「食」の三要素のバランスの大切さ。
第5章では、一般的に健康食品と言われているものの問題点。
第6章では、著者らが開発した常温酵素発酵技術がなぜ「食」の技術革新と呼べるのか。
が語られています。

最後の第7章は、本書のまとめとして、健康になる食べ方の「七つの極意」が紹介されています。

私たちの体は私たちが食べたものからできています。

「食」は私たちが一生関わっていくものであり、私たちの健康や幸せに直結するものだと考えています。

ここら辺で一度、「食」について深く考えてみてはいかがでしょうか。

ぜひ、ご一読ください!

それでは。


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